繋ぐべきもの

>…正夢にしないとね
今は届かない夢でも
いつかは届く現実に──
いつかは届く現実に──
レアリティ:☆☆☆
効果詳細
効果発動テンションフェーズ0
効果対象:パーティ全員
効果対象:パーティ全員
Lv.1、増幅段階(凸)1時点
シールドを付与したとき、パーティメンバーに【静夜思】を付与するとともに、30秒間、クリティカル率を2.7%増加する。
シールドを付与したとき、パーティメンバーに【静夜思】を付与するとともに、30秒間、クリティカル率を2.7%増加する。
【静夜思】
最大3スタック。
1スタックごとにクリティカル率を1.8%増加する。
【静夜思】が付与されている状態で、追加攻撃をヒットさせると、スタックが増加する。
最大3スタック。
1スタックごとにクリティカル率を1.8%増加する。
【静夜思】が付与されている状態で、追加攻撃をヒットさせると、スタックが増加する。
Lv.50、増幅段階(凸)5時点
シールドを付与したとき、パーティメンバーに【静夜思】を付与するとともに、30秒間、クリティカル率を15%増加する。
シールドを付与したとき、パーティメンバーに【静夜思】を付与するとともに、30秒間、クリティカル率を15%増加する。
【静夜思】
最大3スタック。
1スタックごとにクリティカル率を10%増加する。
【静夜思】が付与されている状態で、追加攻撃をヒットさせると、スタックが増加する。
最大3スタック。
1スタックごとにクリティカル率を10%増加する。
【静夜思】が付与されている状態で、追加攻撃をヒットさせると、スタックが増加する。
ストーリー
まだ届かぬ夢
戦いに次ぐ戦い──しかしそんな中でも、カズキに休む暇はない。
ゼロが生み出した絶望的な状況に、どう立ち向かうべきか。
たとえ身体を休めているときでも、彼は常に考え続けている。
ゼロが生み出した絶望的な状況に、どう立ち向かうべきか。
たとえ身体を休めているときでも、彼は常に考え続けている。
「にゃ~ん」
「…ん? ねこまるか。どうしたの? おやつかな」
「…ん? ねこまるか。どうしたの? おやつかな」
カズキは寄ってきたねこまるを撫でる。
このときばかりはさすがに頭脳労働も中断するしかない。
まるで、ねこまるに少しは休めとでも言われているかのようだ。
彼は何か猫でも食べれるものはないかと、ポケットの中を漁る。
すると──
このときばかりはさすがに頭脳労働も中断するしかない。
まるで、ねこまるに少しは休めとでも言われているかのようだ。
彼は何か猫でも食べれるものはないかと、ポケットの中を漁る。
すると──
「これは…」
ポケットの中から出てきたのは、小さな金属のバッジ。
ミナトトライブの証であるバッジだ。
このバッジを見ていると、短いながらもミナトトライブの一員としてXBをプレーした昔を思い出す。
あの騒がしくも充実していた日々を──
ミナトトライブの証であるバッジだ。
このバッジを見ていると、短いながらもミナトトライブの一員としてXBをプレーした昔を思い出す。
あの騒がしくも充実していた日々を──
その時だった。
「おい、そんなとこで何やってんだよ、カズキ!」
ふと聞き覚えのある声がしたので振り向くと、そこにはタイガが立っていた。
いや、彼だけではない。
有栖川に、ハルや大門、三田…。
見知った顔が肩を並べている。
いや、彼だけではない。
有栖川に、ハルや大門、三田…。
見知った顔が肩を並べている。
「これからゲームが始まるってのに、何をボサッとしてるのよ!」
カズキが驚く間もなく、そう言ったのは有栖川。
「まさか今日の予定、忘れてたなんて言わねーよな?」
「ははは、カズキくんに限ってそれはないんじゃない? みっちゃんはよく忘れてるけどね」
「一言余計だっての!」
「ははは、カズキくんに限ってそれはないんじゃない? みっちゃんはよく忘れてるけどね」
「一言余計だっての!」
などと、三田と大門が仲良くコントを繰り広げる。
「さあ、今日も楽しくプレーしよう、カズキさん」
そう言って、ハルが誘うように手を差し出した。
違う。彼らが今、自分の目の前にいるはずがない。
そう頭ではわかっているのに…仲間の声に応えるように、カズキは自然と手を伸ばしていた。
そう頭ではわかっているのに…仲間の声に応えるように、カズキは自然と手を伸ばしていた。
「…うん、そうだね。今行くよ!」
その瞬間──
「…ん?」
彼はしばしの睡眠から目を覚ました。
「夢か…」
いつの間にか椅子に座ったまま眠っていたらしい。
思っていたよりも疲労が溜まっていたのだろうか。
思っていたよりも疲労が溜まっていたのだろうか。
「ははっ、夢にまで出てくるなんて、僕は彼らに呪われてるのかな?」
「にゃー…」
「にゃー…」
すぐ近くにはねこまるがいて、同じく眠っていたようだ。
それからふとポケットの中を漁ってみる。
そこには夢と同じように、ミナトトライブのバッジが入っていた。
そこには夢と同じように、ミナトトライブのバッジが入っていた。
「…正夢にしないとね」
決意とともに、カズキは強くバッジを握りしめた。
添付ファイル