雪上加霜

>私もいつか、殿方に懸想する日が来るのでしょうか
無垢な乙女は夢想する
まだ知らぬいつかの恋物語に
まだ知らぬいつかの恋物語に
レアリティ:☆☆☆
効果詳細
効果発動テンションフェーズEx
効果対象:条件を満たしたキャラクターのみ
効果対象:条件を満たしたキャラクターのみ
Lv.1、増幅段階(凸)1時点
操作キャラクターは、同じターゲットに対して連続してダメージ、または回復効果を与えたとき、5秒間、その回数に応じて【言霊】のスタックを付与する。
【言霊】が最大スタックのとき、さらにサポート力を13.5増加する。
操作キャラクターは、同じターゲットに対して連続してダメージ、または回復効果を与えたとき、5秒間、その回数に応じて【言霊】のスタックを付与する。
【言霊】が最大スタックのとき、さらにサポート力を13.5増加する。
【言霊】
最大5スタック。スタック数に応じて、サポート力を2.7増加する。この効果が付与された後、5秒間は再度効果を付与することができなくなる。
最大5スタック。スタック数に応じて、サポート力を2.7増加する。この効果が付与された後、5秒間は再度効果を付与することができなくなる。
Lv.50、増幅段階(凸)5時点
操作キャラクターは、同じターゲットに対して連続してダメージ、または回復効果を与えたとき、5秒間、その回数に応じて【言霊】のスタックを付与する。
【言霊】が最大スタックのとき、さらにサポート力を75増加する。
操作キャラクターは、同じターゲットに対して連続してダメージ、または回復効果を与えたとき、5秒間、その回数に応じて【言霊】のスタックを付与する。
【言霊】が最大スタックのとき、さらにサポート力を75増加する。
【言霊】
最大5スタック。スタック数に応じて、サポート力を15増加する。この効果が付与された後、5秒間は再度効果を付与することができなくなる。
最大5スタック。スタック数に応じて、サポート力を15増加する。この効果が付与された後、5秒間は再度効果を付与することができなくなる。
サポート力
チェインスキル実行時、次に続くチェインスキルの威力を増加する。
チェインスキル実行時、次に続くチェインスキルの威力を増加する。
ストーリー
もしも私が恋したら
学問の街ブンキョウシティでは、知識を求める学生たちが勉学に励んでいた。
シティには巨大な図書館が存在し、毎日多くの学生が利用する。
ブンキョウシティにいた頃のつる子も、日々図書館に通い詰めていた。
シティには巨大な図書館が存在し、毎日多くの学生が利用する。
ブンキョウシティにいた頃のつる子も、日々図書館に通い詰めていた。
「あ、ありました…!」
その日つる子が探していた本は、勉強のための参考書ではなく、同世代の間で流行っている恋愛小説。
「無数に存在する恋愛小説の中で、なぜこれが特別に流行っているのでしょう…実際に読んで、理由を確かめなくては! そう…これは、検証のためです!」
自分に言い聞かせるようにひとりごちながら、シリーズの全巻を棚から借りていそいそと脇に積み上げる。
本心はただ、流行りの恋愛小説を読んでみたいだけなのだが、そこはプライドや建前が邪魔をするお年頃。
つる子は目を輝かせながら、『検証』のためにページをめくり始めた。
本心はただ、流行りの恋愛小説を読んでみたいだけなのだが、そこはプライドや建前が邪魔をするお年頃。
つる子は目を輝かせながら、『検証』のためにページをめくり始めた。
「な、なるほど、主人公はXBファンの女の子なんですね…」
主人公の少女がXBプレーヤーの少年と出会い、恋に落ちていく。
少年は普段主人公に意地悪なのだが、ふたりきりになると優しくなったり、時には独占欲を燃やしたり、なかなか乙女心をくすぐるシチュエーションが描かれている。
少年は普段主人公に意地悪なのだが、ふたりきりになると優しくなったり、時には独占欲を燃やしたり、なかなか乙女心をくすぐるシチュエーションが描かれている。
「私もいつか彼女のように、素敵な恋をするのでしょうか…」
彼女はまだ、恋愛を知らない。
しかし、年相応の憧れがどんどん妄想を膨らませていく。
しかし、年相応の憧れがどんどん妄想を膨らませていく。
「私なら…もっと…意地悪な殿方より、多くを語らすストイックで…XBではいつも華麗なプレーを見せてくれて…」
そして普段は落ち着いていて頭も良く、頼りがいのあるリーダー気質。
でもどこか放っておけない弟のような一面もあって、ふたりきりの時は──。
でもどこか放っておけない弟のような一面もあって、ふたりきりの時は──。
「ふふ…場所は夕日の差し込む図書館が良いですね。窓辺で寄り添いながら、一緒に1冊の本を読み…ページをめくる手が触れ合って…」
「あの…」
「そして、ふたりは…せ、接吻を…」
「あの、すみません!」
「ひゃいっ!?」
「あの…」
「そして、ふたりは…せ、接吻を…」
「あの、すみません!」
「ひゃいっ!?」
顔を上げると、いつの間にか目の前に図書館の司書が立っていた。
妄想の現場をしっかり見られたつる子は頬がかあっと熱くなるのを感じ、思わず手元の本で顔を隠す。
妄想の現場をしっかり見られたつる子は頬がかあっと熱くなるのを感じ、思わず手元の本で顔を隠す。
「そろそろ閉館の時間なのですが…」
「えっ!? あっ、す、すみませんっ…すぐに片付けます!」
「えっ!? あっ、す、すみませんっ…すぐに片付けます!」
すっかり時間を忘れていたようで、窓を見ると本当に夕日が差し込んでくる。
苦笑する司書を尻目に、つる子は慌てて帰り支度を始めるのだった。
苦笑する司書を尻目に、つる子は慌てて帰り支度を始めるのだった。
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