ワークライフバランス

>こうした日常が戻ってきたのも、皆さんのおかげです
無事に平和を掴み取った腕は
さらなる未来へと伸ばされる
さらなる未来へと伸ばされる
レアリティ:☆☆☆
効果詳細
効果発動テンションフェーズ0
効果対象:条件を満たしたキャラクターのみ
効果対象:条件を満たしたキャラクターのみ
Lv.1、増幅段階(凸)1時点
シールドが消失したとき、10秒間、与える回復効果を7.2%増加する。
シールドが消失したとき、10秒間、与える回復効果を7.2%増加する。
Lv.50、増幅段階(凸)5時点
シールドが消失したとき、10秒間、与える回復効果を40%増加する。
シールドが消失したとき、10秒間、与える回復効果を40%増加する。
ストーリー
ビジネスパーソンの嗜み
クビキリの恐怖から開放され、平和を取り戻したシナガワシティでは、徐々に日常が戻り始めていた。
かつて通っていたフィットネスジムも営業を再開したことから、大井はツキとミウを誘って訪れていた。
かつて通っていたフィットネスジムも営業を再開したことから、大井はツキとミウを誘って訪れていた。
「うぎぎぎ…あ、脚が曲がんないよ…! どうやったらそんなポーズができるの…!?」
ツキはお手本のポーズを取る大井の真似をしようと必死だが、慣れない動きに四苦八苦。ミウは飲み込みが早く、苦労しつつもポーズを再現していた。
「意外だったわ。大井はあまり体を動かさないイメージがあるけど…」
「どうしてもデスクワークが多いですからね。少しでも体を動かそうと始めたんです」
「どうしてもデスクワークが多いですからね。少しでも体を動かそうと始めたんです」
フィットネスに通ったきっかけは、デスクワークにありがちな運動不足を解消するため。だが汗をかくのが気持ちよく、暇ができたら通うほどハマってしまった。おかげでビジネスパーソンのイメージとは裏腹に、大井の身体は引き締まり、健康的だ。
統治ルールが敷かれていた間は、通常の営業が困難になってジムは休業し、大井もフィットネスからすっかり遠ざかっていた。
しかし大井はまったくブランクを感じさせず、どんなポーズも難なくこなしてみせる。
統治ルールが敷かれていた間は、通常の営業が困難になってジムは休業し、大井もフィットネスからすっかり遠ざかっていた。
しかし大井はまったくブランクを感じさせず、どんなポーズも難なくこなしてみせる。
「では立ってください。次は股を大きく開き、片腕を太ももに付けたまま、もう片方の腕を天に向けます」
見本のポーズを見せながら、ツキとミウを促す。
「こんな感じかしら?」
コツを掴んだミウが無事にポージングしてみせる。だがツキは、
「せ、背中が反りすぎるよぉ。キ、キープできなーい…」
全身運動を強いられる難しさに転びそうになっている。
全身運動を強いられる難しさに転びそうになっている。
「頑張ってください。彩葉さんならできるはずです!」
大井の言葉に力がこもった。これはヨガの一種『平和な戦士のポーズ』というもので、シナガワの平和はまさにツキの頑張りで取り戻せたと言える。ツキにはぜひともこのポーズを習得して欲しかったのだ。
「天に腕を向けて、顔を高く上げて」
「んぎぎ…こ、こう?」
「もっと高くいけるはずです!」
「んぎぎ…こ、こう?」
「もっと高くいけるはずです!」
天に向かって腕を突き出すツキ。その腕がこれから何を掴むのかはわからない。だが間違いなく正しい未来を掴めるはずだと、必死に挑戦するツキを見ながら大井は確信するのだった。
添付ファイル