リスクマネジメント - TRIBE NINE WIKI | トラナイウィキ

リスクマネジメント

＞このシナガワの夜に、我が社の未来の輝きを！

君がいるから私がある
揺るぎない永遠のパートナー

レアリティ：☆☆☆

効果詳細

効果発動テンションフェーズ2
効果対象：条件を満たしたキャラクターのみ

---

Lv.1、増幅段階（凸）1時点
操作キャラクターは、一定距離より離れたターゲットを攻撃したとき、ダメージボーナスを9%増加する。
一定距離より近いターゲットを攻撃したとき、ダメージボーナスを50%減少する。

---

Lv.50、増幅段階（凸）5時点
操作キャラクターは、一定距離より離れたターゲットを攻撃したとき、ダメージボーナスを50%増加する。
一定距離より近いターゲットを攻撃したとき、ダメージボーナスを50%減少する。

ストーリー

華麗なるベストショット

「五反田さんの魅力を存分に写し取った１枚を望んでおります」

大井がそう口を挟んだのは、Ｇ＆Ｏカンパニーの雑誌取材でのこと。
社長である五反田がデスクの向こうからカメラ目線をキメるという、お決まりの写真を撮ろうとした時だった。

「では、どんなものがいいのですか？」

カメラを向けていたスタッフを止めて、五反田が大井に問いかける。
その優しく落ち着いた眼差しは、彼女への全幅の信頼を意味している。
大井はしばらく考えると、

「おそらく背景を特別なものにすれば、五反田さんの魅力がより出せるはず…皆さん、ついてきてください」

自問自答の結果、何か思いついたのか、大井は皆を誘導するように歩き出す。

大井が案内したのは、隣のビルの屋上だった。
特に何もない開けたスペースなので、五反田は一瞬拍子抜けしたが…手すり越しに見える景色を目にして、思わず目を見張った。
Ｇ＆Ｏカンパニーのビルが、美しい夜景の中で電飾を輝かせている。
周囲を飛び交う偵察ドローンがそこに不思議なアクセントを加え、一目で絵になるとわかった。

「社長はいつか、このシティの顔となるお人だと信じています。だからこそ、シナガワの街を背負って立つ姿を写真にしてはいかがでしょう」
「…素晴らしいアイデアだ」

大井の言葉に嘆息すると、五反田は「撮影再開だ！」と叫んだ。と同時に、大井の手を引いて自分の横に立たせる。

「な、何を…？」
「我が社は君がいたからこそ、ここまで来られた。これからも、君にはずっと私の傍にいて貰いたい」

それは一介の秘書が社長と肩を並べるほど重要な存在であることを証明した瞬間であった。

恐縮する大井をよそに撮影が始まる。
大井が横にいるのが当たり前のように様々なポーズを決める五反田。
そんな彼の振る舞いに、固かった大井の顔もやがてほころんでいく。
シャッター音がまるで輪舞曲であるかのように、ふたりは自由に、優雅にカメラの前で踊る。
やがて最高の表情を引き出せた１枚に今、シャッターが切られた。