覇業の礎

>新たなチヨダトライブの仲間と共に、私は戦う
共に戦い抜く覚悟と思いを
ひとつに束ね並び立つ
ひとつに束ね並び立つ
レアリティ:☆☆☆
効果詳細
効果発動テンションフェーズ1
効果対象:特殊条件
効果対象:特殊条件
Lv.1、増幅段階(凸)1時点
カード発動時、すべてのエネミーの【注目】を【覇道】に置き換える。
クリティカル率を1.2%増加する。
【覇道】を付与されているエネミーの数に応じて、さらにクリティカル率を0.6%増加する。
この効果で増加するクリティカル率は30%が上限となる。
カード発動時、すべてのエネミーの【注目】を【覇道】に置き換える。
クリティカル率を1.2%増加する。
【覇道】を付与されているエネミーの数に応じて、さらにクリティカル率を0.6%増加する。
この効果で増加するクリティカル率は30%が上限となる。
Lv.50、増幅段階(凸)5時点
カード発動時、すべてのエネミーの【注目】を【覇道】に置き換える。
クリティカル率を10%増加する。
【覇道】を付与されているエネミーの数に応じて、さらにクリティカル率を5%増加する。
この効果で増加するクリティカル率は30%が上限となる。
カード発動時、すべてのエネミーの【注目】を【覇道】に置き換える。
クリティカル率を10%増加する。
【覇道】を付与されているエネミーの数に応じて、さらにクリティカル率を5%増加する。
この効果で増加するクリティカル率は30%が上限となる。
【注目】
付与されたエネミーは、注目を付与したキャラクターを優先的に狙うようになる。
付与されたエネミーは、注目を付与したキャラクターを優先的に狙うようになる。
【覇道】
特定のキャラクターを永続的にターゲットする。
この効果は上書きすることができず、【注目】よりも優先される。
【覇道】状態のエネミーが、ターゲットしているキャラクターを攻撃するとき、ダメージを5%軽減する。
【覇道】はターゲットとなるキャラクターがノックアウトされると失われる。
特定のキャラクターを永続的にターゲットする。
この効果は上書きすることができず、【注目】よりも優先される。
【覇道】状態のエネミーが、ターゲットしているキャラクターを攻撃するとき、ダメージを5%軽減する。
【覇道】はターゲットとなるキャラクターがノックアウトされると失われる。
ストーリー
チヨダリユニオン
深夜の見廻りを終え、秋葉家の屋敷に帰って来た市之助は、居間に明かりがついているのに気付いた。
襖を開けると、そこではひなぎくが針仕事に集中している。
襖を開けると、そこではひなぎくが針仕事に集中している。
「あまり夜更かしをしては、体に障るぞ」
「兄様…」
「兄様…」
時刻は街もすっかり寝静まる丑三つ時。鍛えている忍びの身であっても、眠らなければ消耗するばかりだ。
「最近ずっと何かを作っているが、無理は禁物でござる。口には出さぬが、才蔵も心配しているだろう」
「でも、眠れないんです」
「でも、眠れないんです」
ひなぎくは俯き、きゅっと拳を握りしめた。
「チヨダ城が落ちてから…王次郎様の行方はわからないままです。すっと不安で…」
「しかし、休めるときには休まねば」
「兄様だって、王次郎様を探しに出かけていたのでしょう?」
「しかし、休めるときには休まねば」
「兄様だって、王次郎様を探しに出かけていたのでしょう?」
図星を突かれた市之助は返事に困った。
ひなぎくは手元の布地を持ち直し、裁縫を再開する。
ひなぎくは手元の布地を持ち直し、裁縫を再開する。
「眠れないまま過ごしていると、嫌なことばかり考えるんです。だから、王次郎様が生きていると信じていられるよう…お戻りになられたときのために、新しい衣装をつくっているんです」
上質な黒い布地は、適度な伸縮性があり、手触りもよい。
帰還した主の新たな出発のため、そして秋葉忍軍としてその隣に並び立つため、ひなぎくは自身の知る限り最も上等な素材を選んだ。
帰還した主の新たな出発のため、そして秋葉忍軍としてその隣に並び立つため、ひなぎくは自身の知る限り最も上等な素材を選んだ。
「今度こそ、最後まで主と共に戦い抜くために…その覚悟を、形にしたいのです」
しばし、居間には沈黙が流れ、衣擦れのわずかな音だけが残った。
妹の願いと思いを受け止めた市之助は――
妹の願いと思いを受け止めた市之助は――
「何か必要なものはあるか?」
「兄様?」
「今度こそ主と共に…その思いは拙者も同じ。できることがあるなら助力するでござる。」
「ありがとうございます…!」
「礼には及ばぬ。主がお戻りになるまでに、必ず完成させよう」
「兄様?」
「今度こそ主と共に…その思いは拙者も同じ。できることがあるなら助力するでござる。」
「ありがとうございます…!」
「礼には及ばぬ。主がお戻りになるまでに、必ず完成させよう」
決意を新たに、頷き合うふたり。
いつの間にか、渦巻いていた不安のことも忘れていた。
いつの間にか、渦巻いていた不安のことも忘れていた。
「だが、王次郎様とバッテリーを組むのは拙者でござる」
「な…! 私がキャッチャーに決まっているでしょう!? 特別製のグローブだってあるんですから!」
「王次郎様の投球を受け止めるには、力だけではなく覚悟も必要でござる! 拙者より強い覚悟を持つ者などいるものか!」
「兄様は外野で十分ですっ!」
「な…! 私がキャッチャーに決まっているでしょう!? 特別製のグローブだってあるんですから!」
「王次郎様の投球を受け止めるには、力だけではなく覚悟も必要でござる! 拙者より強い覚悟を持つ者などいるものか!」
「兄様は外野で十分ですっ!」
すっかり元気が戻って言い合うふたりの喧嘩を止めたのは、半開きのままだった襖が勢いよく開かれる音だった。
「ふたりともうるさい! 今何時だと思ってんの!?」
寝間着姿の才蔵にこっぴどく叱りつけられたふたりは、しゅんとして寝床に戻る羽目になったのだった。
添付ファイル