逆性治療

>絶対に助けて見せる。僕にならできるはずだ。
誰かと痛みを分かち合えたら
癒やすことだってできるんだ
癒やすことだってできるんだ
レアリティ:☆☆☆
効果詳細
効果発動テンションフェーズEx
効果対象:特殊条件
効果対象:特殊条件
Lv.1、増幅段階(凸)1時点
回復効果を反転させ、回復効果の54%をダメージとして与える。
ダメージ量は攻撃力の8000%を上限とする。
回復効果を反転させ、回復効果の54%をダメージとして与える。
ダメージ量は攻撃力の8000%を上限とする。
Lv.50、増幅段階(凸)5時点
回復効果を反転させ、回復効果の300%をダメージとして与える。
ダメージ量は攻撃力の8000%を上限とする。
回復効果を反転させ、回復効果の300%をダメージとして与える。
ダメージ量は攻撃力の8000%を上限とする。
ストーリー
心からの手当て
誰かの命を助けたくて、必死に医療を学んだ。
誰かの命を救いたくて、必死にシティを駆け回った。
でも何もできなくて、自分にできたのは、1匹の猫を助けることだけ――
誰かの命を救いたくて、必死にシティを駆け回った。
でも何もできなくて、自分にできたのは、1匹の猫を助けることだけ――
…猫? これって猫なのかな? 猫で合ってるよね?
すっかり元気になった猫のような生物に、小石は『ビースト』という名前を付けた。
ネコ科に所属するかはわからなかったが、肉を使った猫缶は喜んで食べたので、食肉目に属するのは間違いないだろう――学者畑出身の小石らしい、そんな判断に基づくものである。
ネコ科に所属するかはわからなかったが、肉を使った猫缶は喜んで食べたので、食肉目に属するのは間違いないだろう――学者畑出身の小石らしい、そんな判断に基づくものである。
ある日、小石はビーストを連れて別のシティに移動しようとした。
地上を移動することは不可能だが、地下通路を通ってなら…そう考えてのことだ。
ゼロの統治が始まって間もなかった当時、まだ地下鉄同士を繋ぐゲートにそれほど強固なセキュリティは施されておらず、その代わり、強力な警備ドローンが地下通路を使った移動を禁止していた。
地上を移動することは不可能だが、地下通路を通ってなら…そう考えてのことだ。
ゼロの統治が始まって間もなかった当時、まだ地下鉄同士を繋ぐゲートにそれほど強固なセキュリティは施されておらず、その代わり、強力な警備ドローンが地下通路を使った移動を禁止していた。
そして小石は、かばんの中でうなるビーストを鎮めようとして警備ドローンに見つかり――必死に逃げている最中、Qに助けられたのだった。
だが…単独で警備ドローンと戦ったダメージから、Qは地下通路を出るなり動けなくなってしまった。
意識を失う前、Qが話してくれた裏道を通り、なんとか小石は窮地を脱することができたが――
意識を失う前、Qが話してくれた裏道を通り、なんとか小石は窮地を脱することができたが――
「この傷…どうしたんですか…?」
「ずっと前についたものだ。君は気にしなくていいよ」
隠れ家のような薄暗い一室。
Qの仲間を名乗る細身の男は、小石にそう説明してくれた。
「ずっと前についたものだ。君は気にしなくていいよ」
隠れ家のような薄暗い一室。
Qの仲間を名乗る細身の男は、小石にそう説明してくれた。
「それより、Qを治療してくれてありがとう。医療用具まで持ち歩いてるだなんて驚いたよ」
「いえ…僕を助けるために、この人は…」
「君のせいじゃない。Qには自分の命を軽く見てしまうクセがあるんだ。まったく…心配させられるこっちの身にもなってほしいよ」
「いえ…僕を助けるために、この人は…」
「君のせいじゃない。Qには自分の命を軽く見てしまうクセがあるんだ。まったく…心配させられるこっちの身にもなってほしいよ」
「あなた達は…ゼロと戦うつもりなんですか?」
「そうだよ」
「どうしてそこまで…? ネオトーキョーの人々を救うために?」
「僕らがそんな善良な人間に見えたなら、君はよっぽど育ちが良いんだね」
「見えます」
「そうだよ」
「どうしてそこまで…? ネオトーキョーの人々を救うために?」
「僕らがそんな善良な人間に見えたなら、君はよっぽど育ちが良いんだね」
「見えます」
小石は断言した。
戦いには自信がない。でも、こと怪我や病気に対しては――
戦いには自信がない。でも、こと怪我や病気に対しては――
「Qさんの古傷は、背中に集中してる。これは誰かを守ったときにできる傷だ」
知識と経験に裏打ちされた、はっきりとした確信がある。
「そうだ…例えば、激しい落石とかから――」
知識と経験に裏打ちされた、はっきりとした確信がある。
「そうだ…例えば、激しい落石とかから――」
細身の男は、一瞬だけ笑みを浮かべたように見えた。
「君の名前、まだ聞いてなかったね」
「君の名前、まだ聞いてなかったね」
小石がトラッシュトライブに加入したのは、その翌朝のことだった。