▼トレーラー
歪み始めた時間の中で、確かな物は自身の記憶のみ。
正しさが自分の中にしかないとしたら、自分がやるしかないのだろう。
しかし、その正しさも不確かなもの。
神我狩キャンペーン・今この世界にお別れを
第1.5話:『罪の螺旋』
そうして、崩壊は始まる。
▼ハンドアウト
【PC1】
謎の地下施設突入前に1度再開した姉は、どこか別人に見えた。
はっきり姉だとわかる反面、何かが決定的に違う。
施設から拾ってきた写真に写る姉と君。
どちらかというと、その写真に似ているのだと君は気付いた。
そんなとき。
君の刀が淡い明滅を繰り返して半透明になってしまった!
※以降、特定条件を満たすまで武器として使用不可。
【
PC2】
侑生の顔は、よくよく見れば君に似てるし、明日羽にも似てる。
紛れもなく、君と明日羽の子供なのだろう。
しかし、この場合の明日羽とは誰なのか。
君は君なのか。
謎は霧の中を彷徨い続ける。
【
PC3】
円城寺が消えたらしい。
図書室に屯する生徒たちの誰もが、彼女のことを覚えていなかった。
ついでに奈備のことを覚えている生徒も1人もいなかった。
おそらく、このことを認識出来ているのはPC1〜5だけなのだろう。
【PC4】
地下迷宮から出て少ししたあと。
君の目の前で円城寺が消えた。
生徒会のメンバーも、一般生徒も、誰もそのことを認識出来なかった。いや、誰の記憶からも円城寺映奈などという人間が存在した事実全てが消えてしまっていたのだ。PC1〜5を除いて。
明石くんだけは生徒会に誰かがいた事をうっすら覚えてるようだった。
それはそうと地下迷宮の件でローマ法王に呼び出された。
彼は1つの聖櫃を持ち出し、君に語る。
「これは、あの施設が見つかった際に当時の法王が残されたものだ。"やむを得ぬ事情でそこを探索する者が現れたら開けよ"と伝え聞いている。どれ、一緒に中を確認せぬか?」
【PC5】
君は、親の記憶を少しずつ取り戻している。
明日羽に連れられて、あの施設を歩いた記憶。それに加えて、もう1人の親の記憶も。
芽衣はよく君と遊んでくれた。時に友人のように、時に親として。
懐かしさと同時に、彼女が自分の親であるという実感が少しだけ湧いてきた。
最終更新:2016年10月20日 17:16