赤い影封印から8年。外世界への希望を掴んだ人類は大きな躍進を遂げていた。
世界を救った少年は成人し、激動の3ヵ月を生き抜いた仲間達はそれぞれの道を歩んだ。
さて、それぞれの道は とある出来事を機に最後の交点を紡ごうとしていた。
これは、彼らの最後のお話であり、新しい世代の始まりの物語。
The Scarlet World -赤より紅く、太陽より鮮烈に- After Story 「時代は流れていくもの」
思い出は色褪せるもの。しかし、どれだけ色褪せようと、その思い出は本物である。
レギュレーション
CL:12 (SL34枠分)
常備化点:3000en分
最新レギュ採用(《援護防御》自身使用不可など含む)
斬刺殴炎氷雷無 属性以外は使用しません。
ハンドアウト
PC1
特徴「薬品管理者」:マイナーアクションでアイテムを使用する場合でも、マイナーアクションのスキルを使用できる。
クエスト「アン・フリダーシアに生きる希望を与える。」
あなたはGEG研究科に所属する研究員である。研究科の責任者である焔日アカリ(24)の部下であり、アン・フリダーシアに関する実験を担当している。とはいえ、人体実験などはしておらず、彼女が見えるようになる特殊なメガネを使用して、彼女の経過観察を行うのみである。アンは5年以上外出しておらず、アカリからも外出させてあげたいという声を度々聞いているあなたは、観察がてらアンと話をしてみるが、中々糸口を掴めずにいる日々を送っていた。
そんなある日、アトランティス内で一部の人間が狂気化して暴走するという事件が発生した。捕獲した暴走人間をアカリが調べたところ、未知の物質「ヴィジドニウム」が検出されたらしい。「ヴィジドニウム」の性質を応用すれば、アンを可視化させられる可能性があると話すアカリだったが、アンは自身が可視化されることを拒んでいるようだ。
あなたは、アカリの「ヴィジドニウム」の研究のため暴走人間を捕縛しつつ、アンを説得することにした。
PC2
ボーナス装備「試製エアシューズ」:(防具:足 行動値+10 【回避値】+2 【精神力】+3 隊列移動にマイナーアクションを消費しない。)
クエスト「焔日アカリの悩みを解決する。」
あなたはPC1同様に、焔日アカリの研究科に所属する研究員である。あなたはPC1と異なり研究に関する知識など全くない(多少の戦闘の心得はある)が、何故か研究科に採用され現在に至っている。あなたの仕事の大半は、アカリからのGEG他科への連絡や薬品の買出し等であり、未だにアカリの研究が何なのか理解できていない。その代わりにアカリの作成した新兵器やら新装備やらのテスターをすることはあるが・・
ただ、そんなあなたでもわかることがある。それはアカリが最近何かしらの悩みを抱えているということである。研究熱心なのは相変わらずだが、どこか憂鬱に近い感情を見せることがあるとあなたは感じている。あなたは、アカリの性格上鬱陶しがられることは覚悟で悩みについて訊いてみることにした。
PC3
特徴「シードアミュレット」:あなたはセッション開始時にシードカウンターを5個所持している。あなたはシードカウンターを1つ消費して以下の効果から1つを発動できる。(あなたはバッドステータスを受けているとき、この効果は使用できない。)
- 自身の判定前に使用。その判定の達成値に+2する。
- あなたと同列の対象1体(自身可) がダメージを受ける直前に使用。その受けるダメージを-3D6する。
- マイナーアクションを消費して使用。あなたの【TP】を2D6点回復する。
クエスト「暴走人間による事件を解決して、コートニーに認めてもらう。」
あなたはGEG治安維持科のエースであるコートニー・プリスベルン(26)のサポートとして、半年前から配属された新米オフィシャルである。コートニーから様々なことを学ぶようにと、直属の部下に配属されたあなただったが、コートニーの辣腕振りに圧されて何もできないでいる日々が続いている(コートニー自身が優しいので、それを悪く言わないことが尚更劣等感を与えている。)。
そんなある日、アンダーアトランティス西地区を中心に、不特定多数の人間が暴走するという赤い影封印以来の大事件が発生した。コートニーが住民の避難に追われている最中、アカリから「事件を解決して、暴走人間の研究のサンプルを送ってほしい」という(コートニー宛ての)連絡が来る。
コートニーが忙しい今、自分が研究科の人々(PC1と
PC2)と共に事件解決ができれば、きっと認めてくれるに違いない。あなたは独自に事件解決へと奔走することにした。
PC4
13~17歳制限
ボーナス装備「氷雪六花」:(種別:白兵(剣・刀・砲剣・突剣) [片手] 射程:至近 【命中値】+1 【回避値】+1 氷+25 防御修正5/5/5/2/18/0)
クエスト「三日月花梨の代わりにルティアーノ孤児院を守る。」
あなたは三日月花梨(30)が保母を勤めるルティアーノ孤児院で暮らしている少年(少女)である。7年前にGEGを辞め、保母に専念している三日月は孤児達から強い信頼を受けている。あなたは4,5年前から三日月の武術訓練を受けており、ゆくゆくはかつての三日月のように「イージス・クロウ」のリーダーのような役職について、孤児院を守りたいと考えている。
ある日、ゲートの先から帝國ギャングの集団がルティアーノ孤児院の土地の買収計画を持ちかけてきた。どうやら孤児院は赤字であり、本来の土地所有者が帝國ギャングに属していたようである。ギャングが去った翌日、三日月が回答に窮していた矢先にゲートの向こうから暴走した人間が現れはじめた。
一戦を退いてから7年も経つ三日月先生に戦わせるわけにはいかないと考えたあなたは、孤児院を守るため、三日月が愛した銘刀「氷雪六花」を手に取り、暴走人間に立ち向かうのだった。
PC5
特徴「選ばれし者」:「クラス:オパルスナイト」を選択可能。(選択した場合は、サブクラス取得が不可能になる。)
(オパルスナイトを選択しなかった場合に、オパルスナイトのスキルをサブクラスで取得することはできない。)
ボーナス装備「宝石剣ファレーリア」:(種別:白兵(剣・刀・突剣・宝石剣) [片手] 射程:至近 【術式値】+2 斬+22 術式攻撃によるダメージに+12 防御修正:3/3/3/0/0/0 通常攻撃の命中判定を【術式値】で判定してもよい。この場合,
術式攻撃ではなく物理攻撃として扱う。)
クエスト「暴走事件の原因と事件の顛末を調査する。」
あなたは鴻巣家の人間であり、UATVの取材部でもある。幼い頃に両親が赤い影によって亡くなっており、5年前に祖父である鴻巣壇蔵が膵臓ガンにより死去(享年69)したため、5年前から当主となっている。所有物や蔵書の整理をしていた際に、あなたは蔵からファレーリアという宝石剣を発見する。祖父が生前に遺した書物によると、アトランティス建造前から存在する伝説の名剣ということである。
あなたは、アンダーアトランティス西地区を中心に人が暴走しているという報告を、上司の榊原ワット(41)から受ける。久しぶりの重大事件であり重大スクープだが、これは危険な仕事でもある。せっかくだから家宝の宝石剣を手にとって事件の究明と解決を目指してみようか。
最終更新:2018年02月25日 00:09