▼トレーラー
日露戦争終結から2年。
まだ傷の癒えぬ日本は北の果て、北海道。
まことしやかに囁かれる噂があった。
曰く、アイヌは大量の金塊を隠し持っている。
曰く、大航海時代、流れついた海賊が隠した財宝がある。
曰く、アイヌとその末裔が築き上げた黄金郷が、北海道のどこかにある。
嘘か真か、しかし、噂は一人の男の逮捕によって真実味を帯びる。
隠された黄金郷を探す者たちが、北の大地に跋扈する。
冒険家、ギャング、陸軍、そして……
ガンドッグ・リヴァイスド キャンペーン
『Sundown & El Dorado』
北の大地の夜明けは遠い。
▼ハンドアウト
【PC1:アイヌの子ども】
<年齢:18歳以下>
<指定初期言語:アイヌ語(母語)+日本語>
<初期所持金:5円>
<初期装備:狩猟弓×1、トリカブトの毒矢×10、矢立×1、コンバットナイフ×1、防寒着×1、背嚢(中)、保存食×3>
<ボーナスアーツ:サバイバル判定に+20%(常時)>
君は北海道は小樽近郊に住むアイヌだ。
かつて北海道では大量の砂金が採れた。しかし砂金を採った川は濁り、魚は居なくなり、魚を餌とする鳥獣も消え去った。
採れた砂金はどこかの集落に移され、呪われた金塊として封印されたらしいのだが……
数年前、近隣の集落が何者かに襲撃された。その襲撃でたまたま居合わせた君の父も死んだと聞かされた。
犯人は金塊を持ち去ったのち、捕まったらしい。
ある日君は、金塊を探しているという人物に出会う。曰く、犯人は網走監獄に収監されており、金塊は見つかっておらず、死刑も執行されていないというのだ。金塊が見つかるまでは処刑もされないだろう。
ならば金塊を見つけることが、父の仇を討つことに繋がるのではないか……?
【
PC2:元兵士】
<年齢:24歳以上>
<初期言語:日本語(母語)+任意の言語1つ>
<初期所持金:5円>
<初期装備:三十式歩兵銃、弾倉(5発)×4、弾薬盒、銃剣(非着剣時はコンバットナイフ相当)、防寒着、背嚢(中)>
<ボーナスアーツ:戦闘技能判定+40%/シナリオ1回>
君は帝国陸軍第一師団の兵士だった。日露戦争後に退役した君は、砂金の噂を求めて北海道は小樽近郊に来ている。
君には難病に侵された大切な人がいる。治療には200円かかる。金に当てがなかった君は、単身北海道で砂金を探していた。
しかし砂金は全く取れず、困っていたある日。
君は、8萬円の金塊が北海道のどこかに隠されているとの噂を聞いた。
金塊を見つければ治療費は十分すぎるほど足りるだろう。
【
PC3:トレジャーハンター】
<年齢:20歳以上>
<初期言語:任意(母語)+任意>
<初期所持金:5円>
<初期装備:二十六式拳銃、防寒着、ツールキット>
<ボーナスアーツ:手先、操縦、メカニック、爆発物判定+40%/専門無視/シナリオ1回>
君はトレジャーハンター。隠された財宝を探し求め、西へ東へ旅を続けている。
北海道には金塊伝説がある。百数十年前から採れたという砂金と、海賊王が隠した黄金郷の伝説だ。
さて。
数年前、アイヌの集落から金塊を奪い、投獄された男がいる。片足の男で、一本踏鞴と呼ばれていた彼は……海賊王の末裔を名乗り、金塊を取り返しただけだと言ったという。
君は財宝と真実を求めて、今小樽近郊にいる。
最終更新:2018年07月18日 10:56