◆世界観&設定解説
【概要】
人知れず魔法が存在し、妖怪とか幽霊とか幻獣とか、そういうものがひっそりと存在している世界。
神我狩の本来の世界設定にある“断片”や“煉獄の夜”や“神我狩”といった存在はない。
霊力は魔力と同じようなモノとして扱う。
【魔法使いとその人口】
日本における魔法使いの総人口は100万人程度と言われている。
学習により魔法が使えるようになる人間の数は人口比1%程度であるという統計が出ているが、魔法が世界にとって隠された存在であることも相まって、自身が魔法の素養があると知らずに一生を終える者も少なくはない。
【魔法使いとその社会】
魔法使いは独自のコミュニティを形成している。それは外部からはわからない町や村であったり、地域であったり、さまざまである。
練馬という街の一部区画も、そういった街である。
なお大半の魔法使いは一般社会にも所属しており、働いたら練馬区役所に納税するし、練馬区で選挙にも行くし、なんかの契約で「あ、住民票のコピー持ってこなきゃ」ってなったら練馬区の自動交付機どこにあったっけ?って感じで練馬区HPを検索したりする。
原作ハリーポッターと違い、大半の魔法使いは現代社会に適応している。機械や電子機器は普通に扱うし、IC乗車券で西武線にも乗る。西武新宿から京王新宿まで迷わずに乗り換えることだって朝飯前である。
しかしマイナンバーカードの必要性や有用性について理解を示さない魔法使いは多い。
【魔法使いと我が国における歴史】
日本という国において、古くは呪術師や陰陽師のように魔法使いのような職業は存在していた。その多くは中国経由で日本に入ってきた文化や形式であり、国内で独自の進化や発展を遂げたものである。
一方で西洋魔術というものは明治以降、とりわけ太平洋戦争後に大々的に入ってきたものである。
明治維新以降、西洋魔術文化が強い関東においては、練馬区にホグワーツの分校を誘致したり、キリスト教系の退魔組織である聖堂騎士団も権力を持っていたりと、西洋指向が強い。
対する関西は、日本古来の呪い師や寺社仏閣の権力が強く、西洋魔術に対し排他的である。
東日本の魔法使いによる組合である『関東魔術連盟』と西日本の魔法使いによる組合である『関西呪術協会』は、日本の魔法社会を二分する組織であり、互いに緩やかな対立関係にある。
【魔法に関する法律や資格など】
法務省が管轄してる法には、六法の他に第七の法である魔法律がある。魔法の取り扱いについて規定した法律群であるが、この法律群は100年近く整備途上であり、これが整備されていないことが魔法が一般社会に公開/解禁されない根拠の一つとなっている。
業務で魔法を使用する際には資格が必要となる。
業種によって細分化されているが、共通の資格として『認定魔導士』というものがある。これは国家資格であり、持っていると国家魔導士を名乗れる。かっこいい。
他の資格は受験要項に認定魔導士資格の所持が条件の物も多い。魔法学校に通う者は、在学中に認定魔導士になる者が大半である。別に学校通わなくても国家試験の受験自体は可能。
【魔法使いじゃない異能者】
魔法使いに比べて数は圧倒的に少ないが、魔法ではない体系の異能者は存在している。
剣術を異能のレベルまで極めた者などである。気功や呼吸法などの独自の技を用いる者もいる。
関東魔術連盟においては、魔法とは媒介や詠唱と魔力を用いて起こす現象であると定義しているため、上述の物は魔法使いではないとしている。
しかし関西呪術協会ではそれらも魔法(呪術)の一部であると定義している。
【血統者と非血統者】
詳しくは神我狩のルールブックを参照してほしい。
血統者とは、遺伝的に何かしらの異能(大抵の場合は魔法)を引き継ぐ人のことを指す。
魔法使いの中には自らが血統者であることを誇る者や、家や血統の格を以って他者を評価する者、あるいは差別する者がいる。
こういった傾向は、長い歴史を持つ関西に多くみられ、関西関東問わず高齢の魔法使いに多く見られる。
なお関東魔術連盟も関西呪術協会も、生まれによる差別の禁止を呼び掛けている。
【関東魔術連盟】
東日本の魔法使いによる組合。魔法が一般人に知られるのを防いだり、魔法に関する国家資格を発行したり、魔法犯罪者の取締りとかを行なっている。
13人の理事によって運営されており、練馬校の校長は理事会過半数の承認がないと就任出来ない。
現校長は連盟理事でもある。
他理事は、環境省特対室長、聖堂騎士団団長など色々な超常現象系組織の長とかがいる。
なお魔法の関わっている事件の捜査権や逮捕権を警察より委託されているだけであり、裁判権などはない。
その為、逮捕した魔法使いは警察に引き渡し、その後は東京地裁→刑務所なりなんなり、という形式である。
【関西呪術協会】
西日本の魔法使いによる組合。仕事等は概ね関東魔法協会と一緒だが、理事制度ではなくワントップであるらしい。
【環境省/自然災害課/特殊自然災害対策室】
唯一の国家による退魔組織。霊や妖怪関連に対する事実上の警察機構。
所在地は千代田区霞ヶ関。
ホグワーツ練馬校出身者もそこそこ就職している。
省庁なので一応日本各地に分室があるが、数も少なく、規模も東京に比べて小さい
【聖堂騎士団/極東師団】
バチカンに本部を置くカトリック系の退魔組織。極東師団(いわゆる日本支部)の拠点は品川大聖堂。
極東師団長は連盟の理事を兼ねるが、基教的に魔法は邪悪な術なので、連盟に対し冷ややか。
構成員的には、魔法も神の加護も神聖魔法も、その辺の違いはそんなに気にしてない。
日本国内では現在は関東にしか展開していないが、いずれ関西進出したいなーという感じ。
【闇の魔術、闇の魔術師】
いわゆる禁術と呼ばれる危険な魔術を、闇の魔術という。
扱いを間違えば被害甚大なモノ、非人道的なモノ、倫理の観点から問題があるモノなど、様々である。
これらを会得した魔術師を闇の魔術師と呼ぶ。
一般的には、闇の魔術を悪用する魔術師を指すことが多い。
15年前に闇の魔術を信奉する集団と関東魔術連盟の間で戦いがあったらしい。
【賢者の石】
錬金術の秘奥にして、魔術や化学の最終到達点とされる物質。金属っぽい見た目をしている。
高濃度の魔力の結晶とも言われるが、詳細は不明。
15年前に発見されたが、闇の魔術師との戦いの中で破壊され、世界中に散っていった。
【ストーンキャリア(ストーンキャリア:ステージ1)】
15年前から確認されるようになった“賢者の石”のカケラを自身の霊魂に宿した魔術師やその他術者の総称。
神我狩に相当。
称号を2つ以上有し、魔力の扱いに長けるのが特徴。
霊紋と呼ばれる謎の痣が身体のどこかにあるのも特徴。霊魂を燃焼して物理法則をも超えることが出来るが、燃やしすぎると後述のステージ2となってしまう。
疾病ではないが、関東魔術連盟からは疾病のような扱いを受けており、監視はされないが、確認されたストーンキャリアについては定期健診の受験が義務付けられている。
なおストーンキャリア自体の数は少なく、人口比で5万人に1人程度の割合で発現するという統計調査が出ている。
ストーンキャリアには魔法使いの者と、そうでない異能者からストーンキャリアになった者の双方がいる。
【賢者の石のカケラ】
大小様々。意思を持つかのように人と惹かれ合う。
断片に相当。
極小のカケラは人に宿りストーンキャリアを生むが、大きいカケラは人や動物を暴走させ、怪物化させる。
後述の関東魔術連盟では、これの回収が目下のお仕事。
【ステージ2(ストーンキャリア:ステージ2)】
怪物。賢者の石のカケラによって暴走状態になった人間や動植物など。カケラを取り除けば助かる。
なおストーンキャリア(ステージ1)も霊紋を燃やしすぎるとステージ2になる可能性がある。
ステージ1からステージ2になった場合はカケラを取り除いても助からない。
さらに賢者の石と霊魂の融合が進むとステージ3となる。
【ホグワーツ魔法魔術学校】
イギリスのスコットランド辺りにある魔法学校。11歳〜18歳まで通う7年制の全寮制学校。
詳しくは、ハリーポッターを読め。
【同・練馬校】
練馬区の光が丘南方にあるホグワーツの分校。
学校制度的には大学と附属高校という形式の計7年制。全寮制。
関東魔術連盟に所属。
5つの寮がある。
【グリフィンドール】
通称:グリフィンドール氷川台寮
場所:東京メトロ有楽町線/氷川台駅:徒歩5分
概要:勇猛果敢な人が多い。正義漢や目立ちたがりなんかも割といる。
【スリザリン】
通称:スリザリン上石神井寮
場所:西武新宿線/上石神井駅:徒歩5分
概要:知略に長ける者、狡猾だったり謀略に長ける者が多い。血統主義、プライドが高い人が多いのも特徴。
【レイブンクロー】
通称:レイブンクロー江古田寮
場所:西武池袋線/江古田駅:徒歩5分
概要:知識を追う者。勤勉な者。学者肌な生徒が多い。プライドが高い人も結構いる。
【ハッフルパフ】
通称:ハッフルパフ練馬IC寮
場所:西武池袋線大泉学園駅よりも東武東上線和光市駅のが近いんじゃないか?という疑問に駆られる地点。
概要:忍耐強い人、誠実な人、忠実さを持ってる人。あとこれといった特徴のない人が所属している。かなり平和。
【スパルタ寮】
通称:野宿
場所:光ヶ丘公園内
概要:狂人の掃き溜め
国内魔法史と学校の沿革 ※予告なく一部変更になる可能性があります。
年代 |
国内魔法史 |
練馬校の出来事 |
出生NPC |
1884(明治17)年 |
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朱鷺羽_飛燕 |
1914(大正3)年 |
人魔戦争勃発 |
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朱鷺羽_須和郎 |
1919(大正8)年 |
人魔戦争終結 |
練馬校開校。初代校長に朱鷺羽_飛燕が就任 |
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1943(昭和18)年 |
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朱鷺羽_飛燕、太平洋戦争にて殉職。練馬校も戦争余波を受け無期休校となる |
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1944(昭和19)年 |
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朱鷺羽_須把郎(現:ファンブルドア) |
1949(昭和24)年 |
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二代目校長に朱鷺羽_須和郎が就任。授業再開される |
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1952(昭和27)年 |
関西呪術協会と関東魔術連盟の関係性が悪化。内戦に発展する |
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1959(昭和34)年 |
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風魔_燐道ほか |
1966(昭和41)年 |
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朱鷺羽_須把郎(現:ファンブルドア)、教員として赴任 |
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1969(昭和44)年 |
魔導内戦の停戦協定が結ばれる。以降長い冷戦状態となる |
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1974(昭和49)年 |
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氷乃出_雷雲(現:朱鷺羽_雷雲)ほか |
1977(昭和52)年 |
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ホグワーツ練馬大に×××研究室が誕生する |
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1984(昭和59)年 |
××が闇祓い組織である大蛇衆を結成 |
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1989(平成元)年 |
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須和郎校長が逝去。三代目校長に朱鷺羽_須把郎が就任。ファンブルドアと改名。×××研究室が大学外の独立研究機関となる |
大和_黒衣ほか |
1992(平成4)年 |
冷戦状態であった国内魔法組織の関係が悪化。緊張が高まる |
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1994(平成6)年 |
×××研究室が解体され、局長であった××が指名手配される |
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鳳_翼 |
1995(平成7)年 |
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伯備_慎之介 |
1996(平成8)年 |
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朱鷺羽_雀、教員として赴任 |
石竜_影架 |
1997(平成9)年 |
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拍子木_鳴子 |
1999(平成11)年 |
東西和平により国内冷戦が終結。××が逮捕され無期懲役となる |
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2004(平成14)年 |
大蛇衆による各地での無差別攻撃。国内は一時紛争状態となる |
練馬校も大蛇衆の攻撃対象となり、教員2名と生徒8名が消息不明となる |
一木_藍ほか |
2005(平成17)年 |
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魔剣ダークネスブレイド、教員として赴任 |
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2006(平成18)年 |
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田中、教員として赴任 |
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2009(平成21)年 |
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フェニックス朱雀 |
2011(平成23)年 |
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大和_黒衣、鮫島_耀介、教員として赴任 |
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2012(平成24)年 |
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田貫屋_ポン太、教員として赴任 |
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2016(平成28)年 |
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鳳_翼、教員として赴任 |
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2017(平成29)年 |
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伯備_慎之介、教員として赴任 |
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2018(平成30)年 |
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石竜_影架、フェニックス朱雀、教員として赴任 |
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2019(令和元)年 |
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拍子木_鳴子、教員として赴任 |
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最終更新:2019年08月05日 21:55