【真・女神転生 魔都東京200X】第1話『The Whims of fate』



◻️トレーラー



『やがて何かが起こることを暗示する、大きなしるしが天に描き出されました。
そして天で戦争が始まりました。
神を恐れ、神をほめたたえなさい。世界が危機に瀕する時が来たのだ。
天と地と海とその源を造られた方を礼拝しなさい。
大いなる都は、この石のように投げ捨てられ、もはや、永久に浮かび上がりません』


・・・その日、光輝が振り注いだ。


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『真・女神転生 Lost Fragments』
「第1話 the Whims of fate」


_さあ、神々の代理戦争を始めよう




◻️ハンドアウト


PC1
教室に笑い声が響く。
「何してんだよ、エロサイトでも見てたのか?」
君の事情を聞いて豪快に、しかし下品ではない程度の高笑いを上げる蛍をたしなめつつ、困ったように義人が眉をひそめた。
「それ、大丈夫なのかな・・・コンピューターの先生に確認した方がいいんじゃ」
「大田?やめとけやめとけ、あいつはイカれてるからよ」
テンポよく会話を進める彼らはしかし、少しであれば君に付き合ってくれるようだ。
君は大田先生に会いにいってみることにした・・・。


PC2
夢で聞いたお告げから数日経ったが、君の日常は変わらない。
強いて言えば、この教会を管轄しているシスター・アルマがこのところ不在がちであるくらいだろうか。
そんな中、残ったシスター達が不安げに囁きあっている。教会の裏手に誰かが侵入し荒らされた形跡があったのだという。これは教会に厄介になっている身分として、捨て置けないだろう。
居合わせた浪川義人という同級生の信徒と共に君は様子を伺いにいくことにした・・・。


PC3
先生のお見舞いに新宿中央病院に向かうと、病院内は人通りが少なくやけに静まっていた。
共に来たクラスメイト達と首を傾げつつ先生の所へ向かうと、いつもと同じ様子の先生が、病院着で迎えてくれた。話を聞くと、酷い頭痛に悩まされ診察を受けに来たところ、精密検査で入院が決まってしまったという。
「断ったつもりだったんだが」と苦笑する彼は、会話の中でそういえば、と思い出したかのように枕元のスマホに視線をやった。「酷い頭痛はあの変なメールを受信した時に起こったんだったな・・・」

PC4
君の目の前には血の海に沈む弟/妹と、悪魔を操る男がいる。召喚筒に悪魔を呼び戻した男は、すぐにあなたの弟/妹の側に駆け寄ったが、顔をしかめて首を振った。
と、君の弟/妹の手がピクリと動き・・・男が目を見張って・・・弟/妹が、微かに咳き込んだ。
君、あるいは男が即座にかけた回復魔法によって傷が癒えたが、意識のない弟/妹を見つつ、改めて男は君に向き直り、ヤタガラスの関係者だと名乗った上で幾つかの言葉を交わした後、男の携帯が鳴った。
君に非礼を詫びながら電話を取った男の会話が漏れ聞こえた・・・
「はい、ああキョウジさんですか・・・わかりました、仙台へ向かいます」そして彼は去った。
「必殺の霊的国防兵器・・・か・・・」という呟きを残して。


PC5
「サマエル」と名乗った悪魔の攻撃によって死んだ君は、現在寒く暗い路にいる。目の前には機械的な改札、そしてドゥムジと名乗った何か。落ち着いた、しかし堂々とした威厳に満ちた声色で、ドゥムジは告げる。
「死にたくないのであれば、私と契約するがいい。その代わり、お前は今から私の神殺し・・・私の意図通りに踊るマリオネットになってもらう。さて・・・契約を望むか、否か」
どんな意図があったのかはさておき、君は契約を望んだ。君の言葉を聞いて、ドゥムジは満足そうに微笑んだ・・・。
「それでは現世に戻るといい。終末戦争(ラグナロク)は最早目前。終末の音色を聞き逃すなよ、我が神殺しよ・・・」


注意事項


OP段階ではPC1、2、3、5は覚醒段階0、4は覚醒段階Ⅰ(5レベル)として扱う。
GMの想定ではPC1、2、3、4は同じ高校の生徒であり、5は系列の中学校の生徒である。
最終更新:2020年11月18日 23:22
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