【扶桑蒸奇譚】「灯根ノ羽衣」 > PCA1

石竹・紫(セキチク・ユカリ)


「確かにこの世は不条理だらけだ。でもだからって、お前が他者にとっての不条理(さいがい)になっていいわけあるか」-とある依頼で倒した同族(ぬえ)へ向けて

クラス レベル 神業
蒸気騎士 1 バベッジ
スチィムメイジ 1 ヘロン
1 アイヴァー
蒸気衛士 1
法師 1

ライフパス

出自:法師
経験:憤怒
邂逅:腐れ縁、ヤコ
ミッション:生き様を貫く/不条理を打ち砕く
ライフスタイル:大富豪
住宅:工房


データ詳細




設定

黒髪を跳ねるまま無造作に整え、紫苑を帯びた黒目が大人びた少年~青年。現在16才。顔立ちはやや少年よりで、ぶっきらぼうさが庇護欲を誘うのか年上にモテる。
代々千代根島を守護していた法師の一族の末裔で、普段は彼の素性を知る人間に術士の仕事を回して貰い生計を立てている。

島にいたときは一族の嫡子として幼いながらも父母から式鬼や封魔、儀式の手順などの手ほどきを受け育ち、彼もそれに答えるべく背伸びしていた。それでも自由時間には島の同年代の子供と遊ぶ年相応の部分があった。しかし、災害を受け一族が壊滅、自身も異形の怪物“鵺”に成り果てたことでよく言えば手のかからない、悪く言えば諦めの早い性質が身についてしまった。自身の抱える厄災に周囲を巻き込まぬよう島を出た後、自覚のない自尊心の低さを心配されたのかそれ以外の理由なのかはさておき、もう一人のPCAと同居している。

自身の体が”鵺”と”土蜘蛛”で二重に歪んでいることへは諦観を持って受け入れている。瀧ノ瀬のように寝込むことはないが、満月や新月の際体が疼くことがあり、その時は万が一にも他者に醜悪な変貌を見せぬよう、工房に籠もって島にいた頃と同じように式打ち練習や蒸気機械の整備に励む。そのような努力を重ねてまで2つの歪みを封じる彼が、異形へ転身する時_それは大概死地において不退転の殺意を示す時に限られる。


災害時に父母に言われた「“  ”を守れ」という台詞の主語が記憶から欠落していること、また当時7才だったため島と一族の役割を知らずにいたことに謎の焦燥と引っかかりを覚え続けており、10年経ってやっと「確認しに行こう」という決心をつけ、この度本当に珍しく同居人にわがまま(と本人は認識している)を言って久々に島へ戻ることにした。

〈戦闘術〉
戦闘時は先祖伝来の式達に援護を任せつつ体躯に見合わぬ大きな剣に紅い霊力を纏わせ振るう。刃が当たった対象の体内に呪力を流し炸裂させる戦法で、絶好調の際は掠っただけでも首を飛ばすほどの威力を誇る。
まっとうな法師とは思えないが、この手法は紫の完全オリジナルというわけでもない。石竹家は代々霊力が高くない家柄で、相性のいい呪具へ霊力を刻印し低位の式にサポートさせるスタイルの術士であった。それを紫なりの方法で継承した結果えげつない戦闘法と化した。また、彼は好まないが鵺の力で刃と文字通り一体化すると更に破壊力を増す。
最終更新:2021年01月10日 18:51
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