光り無し ◆2lsK9hNTNE
眼前に広がる海は、真後ろの灯台によって照らされていた。
眺めるは左腕無き隻腕の男、犬養幻之介。豊臣軍最強と名高い御馬廻七頭七手組の武士である。
彼の生きる元和元年には、これほどに強く大きな人口的な明かりは存在しない。いったいどのようにすればこれほどの明かりを生み出せるのか、幻之介には見当もつかない。
だが、足りぬと思った。
もっと海を照らせと、もっと海を見せろと。
どんな身分の者も等しき価値の命を持つ地、ニライカナイ。その実在を信じさせてくれたあの日のような狂おしく蒼い海をもっとよく見せてくれと。
眺めるは左腕無き隻腕の男、犬養幻之介。豊臣軍最強と名高い御馬廻七頭七手組の武士である。
彼の生きる元和元年には、これほどに強く大きな人口的な明かりは存在しない。いったいどのようにすればこれほどの明かりを生み出せるのか、幻之介には見当もつかない。
だが、足りぬと思った。
もっと海を照らせと、もっと海を見せろと。
どんな身分の者も等しき価値の命を持つ地、ニライカナイ。その実在を信じさせてくれたあの日のような狂おしく蒼い海をもっとよく見せてくれと。
(俺には過ぎた景色だということか、そんなものは)
幻之介はあの海を共に見た男を、こんな己を友を定めてくれた男を。主君の犬へと貶めた。
それは男を救うためではあったが、そのせいで男は屈辱と苦しみに満ちた日々を過ごした後に、惨たらしい死を迎えることとなった。
そんなお前がニライカナイを夢見るなどおこがましいと。ここで意味も志も何もない殺戮に興じ、あの女の慰みとなるのがお似合いだと、そういうことか。
だとしたなら受け入れよう。己はそうなるに相応しいことをやったのだ。しかし、
それは男を救うためではあったが、そのせいで男は屈辱と苦しみに満ちた日々を過ごした後に、惨たらしい死を迎えることとなった。
そんなお前がニライカナイを夢見るなどおこがましいと。ここで意味も志も何もない殺戮に興じ、あの女の慰みとなるのがお似合いだと、そういうことか。
だとしたなら受け入れよう。己はそうなるに相応しいことをやったのだ。しかし、
(タケル……)
幻之介を友と定めてくれた男、心に身分という檻を持たぬ男。幻之介が犬へと貶めた男。
名簿にはその名も記されていた。優勝すれば死者の蘇生すら叶う。このタケルはあのタケルが甦ったのだと。幻之介は不思議と確信していた。あるいはそう思いたかっただけかもしれない。だが幻之介は己の確信を信じた。
名簿にはその名も記されていた。優勝すれば死者の蘇生すら叶う。このタケルはあのタケルが甦ったのだと。幻之介は不思議と確信していた。あるいはそう思いたかっただけかもしれない。だが幻之介は己の確信を信じた。
(タケルッ……)
己は良い。だがなぜタケルまでいるのか。
あんまりではないか。犬として飼われ、獣との殺し合いを見世物にされ、男共の下らぬ競い合いの道具とされ、全身を引きちぎられて死んだタケルがなぜ、生き返ってまでなおその生命を弄ばれねばならないのか。
あんまりではないか。犬として飼われ、獣との殺し合いを見世物にされ、男共の下らぬ競い合いの道具とされ、全身を引きちぎられて死んだタケルがなぜ、生き返ってまでなおその生命を弄ばれねばならないのか。
(タケルッ……!)
ここで朽ち果てようとも、地獄を見せられようとも己は構わない。だがタケルが死ぬなど二度とあってはならならぬことだ。
(ならば俺がタケルを生かそう)
幻之介はリュックから支給品を取り出した。カードデッキという名のそれを、己が姿を映す水面へと突き出す。幻之介の腰にベルトが現れた。
「変身」
バックルについた挿入口にカードデッキを入れる。
一瞬に内に幻之介の全身が黒き鎧に覆われた。鎧の名をオルタナティブ・ゼロ。かつてある男が、鏡の中に住まう化物や、それを操る者たちと戦うために生み出した人工の力。
幻之介はバックルに収まったデッキからカードを引き、頭上へと投げる。そして右腕を天へと伸ばした。落ちるカードは右腕についたカードリーダーの中を通る。
一瞬に内に幻之介の全身が黒き鎧に覆われた。鎧の名をオルタナティブ・ゼロ。かつてある男が、鏡の中に住まう化物や、それを操る者たちと戦うために生み出した人工の力。
幻之介はバックルに収まったデッキからカードを引き、頭上へと投げる。そして右腕を天へと伸ばした。落ちるカードは右腕についたカードリーダーの中を通る。
『ソードベント』
機械の声が響き、幻之介の腕には剣が握られた。剣といっても刃があるのは先端の三割程、それ以外の部分は左右に棘の生えた鈍器という方が近い。
幻之助はそれを振り向きざまに灯台へと叩きつけた。
幻之助はそれを振り向きざまに灯台へと叩きつけた。
「きやああああああああああ!!!!」
横一閃。灯台下部が一瞬にして砕け散り、残った上部が達磨落としのようの落ち、倒れる。
地面に激突してバラバラに砕け転がり、その灯りは黒き海の中へと飲まれていった。
地面に激突してバラバラに砕け転がり、その灯りは黒き海の中へと飲まれていった。
『ニライカナイ?』
『くぬ海ん彼方にある、王も奴婢も命ぬ値打ちが等しい国さ。ゲンノスキありえなーとか思ってるば』
『まるでお伽噺だが、この狂おしく蒼い海を眺めているとなぜか真実(まこと)に思えてくる』
『くぬ海ん彼方にある、王も奴婢も命ぬ値打ちが等しい国さ。ゲンノスキありえなーとか思ってるば』
『まるでお伽噺だが、この狂おしく蒼い海を眺めているとなぜか真実(まこと)に思えてくる』
あの日、幻之介は確かに実在を夢想した。だがもうよい。ニライカナイにゆけずともよい。
(我が命はここで散よう。だがタケル、主は生きてニライカナイへゆけ)
【A-8・崖上/1日目・深夜】
【犬養幻之介@衛府の七忍】
[状態]:健康
[装備]:オルタナティブ・ゼロのカードデッキ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:タケルを生かす。
1.殺す。
[備考]
※タケル死亡後、豊臣秀頼たちの前に行く前からの参戦。
【犬養幻之介@衛府の七忍】
[状態]:健康
[装備]:オルタナティブ・ゼロのカードデッキ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:タケルを生かす。
1.殺す。
[備考]
※タケル死亡後、豊臣秀頼たちの前に行く前からの参戦。
【オルタナティブ・ゼロのカードデッキ@仮面ライダー龍騎】
反射するものにかざすことでオルタナティブ・ゼロに変身できる
デッキの中のカードを使うことで様々な効果を発揮する。
[オルタナティブ・ゼローの能力]
【召喚機スラッシュバイザー】
右腕に装着されているカードリーダー状の装身具型召喚機。スリット部分にカードのコードを通すことでそのカードの能力を使える。カードは使用後に青い炎を上げて消滅する。
反射するものにかざすことでオルタナティブ・ゼロに変身できる
デッキの中のカードを使うことで様々な効果を発揮する。
[オルタナティブ・ゼローの能力]
【召喚機スラッシュバイザー】
右腕に装着されているカードリーダー状の装身具型召喚機。スリット部分にカードのコードを通すことでそのカードの能力を使える。カードは使用後に青い炎を上げて消滅する。
[所有カード]
[アドベントカード]
[アドベントカード]
オルタナティブ・ゼロの力の元であるモンスター、サイコローグを召喚する。
【サイコローグ】
コオロギ型の二足歩行モンスター。素早い動きと高い跳躍力を誇り、超硬質の金属アーメタルでできた顔面のサイコプレートの穴からミサイル弾を放つ。
コオロギ型の二足歩行モンスター。素早い動きと高い跳躍力を誇り、超硬質の金属アーメタルでできた顔面のサイコプレートの穴からミサイル弾を放つ。
[ソードベント]
スラッシュダガーという大型剣を召喚される。超振動波を発して触れる物全てを粉砕する剣として用いるほか、青い炎状の破壊エネルギーを放って相手を攻撃する。
スラッシュダガーという大型剣を召喚される。超振動波を発して触れる物全てを粉砕する剣として用いるほか、青い炎状の破壊エネルギーを放って相手を攻撃する。
[アクセルベント]
一時的に超加速して攻撃する特殊カード。
一時的に超加速して攻撃する特殊カード。
[ホイールベント]
サイコローグをサイコローダーというバイクに変形させる。
サイコローグをサイコローダーというバイクに変形させる。
[ファイナルベント]
サイコローダーに搭乗し、コマのように高速回転しながら相手に突撃する。オルタナティブ・ゼロの必殺技で技名はデッドエンド
サイコローダーに搭乗し、コマのように高速回転しながら相手に突撃する。オルタナティブ・ゼロの必殺技で技名はデッドエンド
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| Debut | 犬養幻之介 | 求めしもの |