概要
ライプチヒ研がプロトセイバーを参考に製作した可変MS。元のプロトセイバーのデータはブルーコスモスの反乱初期に一族が壊滅した際に連邦軍が手に入れたものである。
プロトセイバーは当時ザフトが製作した最新鋭の試作機であり、その解析とプロトセイバーを超える機体の開発がライプチヒ研に依頼された。
これを受けてライプチヒ研は、ブルーコスモス勢力がグリプス・プラント戦役時に手に入れて連邦軍のデータベース内に保存されていたフリーダムのデータ、特に「能動性空力弾性翼」に目をつけて最新技術を用いて改良を施した上で主翼として採用した。これにより、大気圏内での機動性と運動性は空戦が可能なザフトのセカンドステージシリーズを凌駕している。(ヴォワチュール・リュミエールを搭載したデスティニーインパルスなどは除く)
これを受けてライプチヒ研は、ブルーコスモス勢力がグリプス・プラント戦役時に手に入れて連邦軍のデータベース内に保存されていたフリーダムのデータ、特に「能動性空力弾性翼」に目をつけて最新技術を用いて改良を施した上で主翼として採用した。これにより、大気圏内での機動性と運動性は空戦が可能なザフトのセカンドステージシリーズを凌駕している。(ヴォワチュール・リュミエールを搭載したデスティニーインパルスなどは除く)
しかし、90%ほど完成した段階で裏の市場にデスティニーインパルスR、特に「ヴォワチュール・リュミエール」の技術を転用したウイングスラスターを搭載したデスティニーRシルエットがプラントの民間企業から流出。これにより、主翼をヴォワチュール・リュミエールの技術を使ったものに変更しようという意見が技術者たちから出されたが、急な変更は機体の製作時間の遅滞を引き起こし、運用に支障をきたすとして、ひとまずは今のままの仕様でロールアウトさせて第二次プラント戦役以降に機体を改良するということで落ち着いた。
本機はライプチヒ研とも交流のあった地球連邦軍特殊鎮圧部隊ストライク・ウルブズに所属するシエル・アズマがブルーコスモス軍との激戦の中で機体を失ったことを受けて彼女の新たな機体として引き渡され、第二次プラント戦役を駆け抜けることとなる。その後も機体のアップデートは続けられ、前述の通りに主翼をヴォワチュール・リュミエール技術を転用した新型ウイングスラスターに換装した「ガンダムサルヴァトーレⅡ」に改良されている。
武装は手数で攻め立てる物が多く、連射性能を高めた「120mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲『シュラーク改』」(セイバーのアムフォルタスに近い形状になっている)など一発の火力より連射の効く武装で連撃を叩き込むことを重視している。武装面に関しては後期GATシリーズに搭載されたものを多く装備しているが、武装構成を考える上で偶然そうなっただけであり、「釵(さい)」の形状の刀身を形成する「ビームブレード・サイ」など本機で初めて試験的に搭載された武装も存在する。
武装
トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器×4(MS形態の頭部とMA形態の機首に2門ずつ)
120mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク改」×2(背部に装備)
90mmレールガン「エクツァーン改」×2(「シュラーク改」同軸上に設置)
10連マイクロミサイル(背部に装備)
ビームブレード・サイ×2(腰部に装備)
高エネルギービームライフル(セイバーのものと同型)
巡航空力防盾(2連ビームクロウ、短距離プラズマ砲「アフラマズダ」内蔵)
能動性空力弾性翼×2(第二次プラント戦役時)
ヴォワチュール・リュミエール内蔵ウイングスラスター×2(宇宙世紀0091以降)