1
「世界で最も中立的な国はどこでしょうか?」
「スキ・カラムディアです。なにしろスキ・カラムディア人は、
自国の内政にすら干渉しませんから」
2
ユーゲ人のおとぎ話は「むかし、むかし、あるところにケンソディスナル家の
シャスティが・・・」で始まる。
ターフのおとぎ話は「むかし、むかし、あるところで爆破が起こって・・・」で始まる。
3
経済学の講義が始まった。
「先週の復習をする。 クントイタクテイ君、ゲレイスについて述べなさい。」
「はい。ゲレイスは帝国主義で、少数民族は圧迫され、
犯罪と汚職が横行しています。
さらに失業者が街にあふれ、人民は貧困に苦しんでいます。」
「よろしい。ではアレン君。わが国の経済政策について答えなさい。」
「はい。まず、
ハタ王国に追いつくことです。」
4
Q.ユーゲ平野に
ユエスレオネ社会主義政権が成立したら、どうなるだろうか?
5
イェスカが集団労働施設を訪問した。
新聞は、そのときの情景を生き生きと報道する。
「どうだい、きみんとこは?」
同志イェスカは、いつものように陽気な冗談交じりで話しかけた。
「たいへん上手くいってますよ!」
施設の作業員たちも、陽気な冗談交じりで答えた。
6
出国の自由を認めよ、という世論が高まってきている。
イェスカが防衛大臣アレス・ウィータに言った。
「出国を自由にしたら、みんなこの国から出て行ってしまって、
われわれ2人しか残らなくなるだろう。」
すると、怪訝な顔をしてウィータが言った。
「われわれ2人って言ったけど、君の他の、あと1人ってのは
一体誰なんだい?」
7
スカルムレイが誘拐された。
慌てふためいてる共産党委員会に脅迫状が届いた。
「身代金を1000万レッジ払え。
払わないと
スカルムレイを生かして帰すぞ。」
8
ネステル・アルパで、泥酔者が酒の空瓶を振り回しながら喚いた。
酔っぱらい「
スカルムレイ陛下のバカ、ボケ、クソのロリが~」
そこに駆けつけた
王国警察「おい
ウィトイターめ、静かにしろ、お前を逮捕する。」
酔っぱらい「なに~、俺がなにをした。あーそうか 国家元首屈辱罪か」
王国警察「ちがう、国家重要機密漏洩罪だ」
9
「なぁジャッハルタ、君は北ハタの首相をどう思う??」
「しっ!ネステル、いきなり何をいいだすんだ??」
「ああ、悪い。」
「王国警察の連中の耳にでも入ったらどうするんだよ??
ここじゃなんだし、場所変えよう」
「ところでジャッハルタ、首相をどう思う??」
「そりゃあもちろん、君と同じさ。わかるだろネステル。」
「・・・そうか、ジャッハルタ。よくわかったよ。
それでは君の心情を報告せねばなるまいな。」
10
ここは北ハタ共和国領のとあるだだっ広い原野。
聞こえるのは虫の鳴き声と少年ふたりの足音、
風に揺られる草木のざわめきくらい。
その時、ジャッハルタがへたり込んでしまった。
「どうした?ジャッハルタ??」
「腹が・・・腹が痛いんだ。ネステル、頼む。誰か呼んでくれないか??」
「そうか、わかった。しっかりしろ!」
ネステルは叫んだ。
「誰か~!いませんかぁ~?友達が苦しんでいます~!
メシェーラを貸してくださぁい!」
しかし、待てど暮らせど何の反応もない。
もう一度、さらに声を大にして試みる。
少なくとも数千メートルは歩かねばならない。
ヤケを起こしたネステルが叫ぶ。
「友達が腹いたいっていってんだろうかぁ~!
一人くらい来てくれたっていいじゃねーか~!
ばかやろ~!ゴルルルァ~!!」
「・・・ネステル、よせよ。もういいよ。ありがとう。我慢するよ。」
「ジャッハルタ、おまえ、そんなこといって、無理すんなよ!あっ!」
ネステルはひらめいた。
「どうした、ネステル??」
「だいじょうぶだ。今助けが来るぞ!」
「???」
そしてネステルが歌い出す。
「立て~人民の~濃き血と~♪」
すると、ものの1分としないうちに、数名の人影が現れた。
「ジャッハルタ!ほら!喜べ!もう少しの辛抱だ!」
「ほ、本当だ。」
男たちが近づき、ふたりに話しかけた。
「何の騒ぎだ??」
「はい。友達が腹痛を起こして・・・」
「そうか、ところで今歌った歌だが、
何を意味するのかは知っているだろう??
なぜ
ラネーメ民族党歌なぞ口にしたんだ??」
「はい。何度叫んで助けを求めても誰も来てくれないので」
11
Q. お菓子の人生哲学ってな~んだ?
A. 恋愛私情主義
Q. お菓子が建てた都にある通りってな~んだ?
A. 私情通り
Q. お菓子の経済政策ってな~んだ?
A. 私情経済
最終更新:2020年08月20日 18:17