パー/HP:70/PW:10
ILLUST:三吉ゆん
【ボーカル】上げ潮 30
自分のHPを10回復。
【コーラス】有害スマイル
味方ボーカル2枚を指定し、受けているダメージ量を交換する。
テトハーフデッキで登場。
ボーカル技は攻撃しつつ回復出来る合わせ技。高いHPと噛み合っている内容だが、回復量は僅か10。
パーマークとして見るとこの手の技は貴重であるが、同期の
ぱむや
欲音ルコ♀、条件次第でこの量を上回る
赤羽カラス等と比べてしまうと、回復量が少なく物足りなさを感じてしまう。
後に味方をも10回復させる
elや
来咲ライカが登場。範囲や威力、マークの違いから差別化出来るとは言え、かなり苦しい状況に置かれてしまったと言えるだろう。
コーラス技は味方ボーカル2枚のダメージ量を交換する技となっている。
重音テトや
健音テイのような、受けたダメージを威力に変えるボーカル技とはとても相性が良く、反撃を恐れて狙われた他のボーカルのダメージを肩代わりする事が出来る。
似たようなコーラス技は
鼎唄シノが存在する。あちらはダウンしない範囲で自由にダメージを移せる為、
重音テト等と組み合わせるならあちらの方が使いやすいか。
受けているダメージを交換する為、ダメージ0のボーカルAとダメージを受けているボーカルBを選択すると、Aはダメージを引き継ぎBはダメージ0となり、模擬回復技として扱う事が出来る。
雪歌ユフや
揺歌サユのような高いHPを持ったカードがダウン寸前までダメージを受けた場合、 低いHPのボーカルとダメージ量を交換すれば、LPへの大ダメージを回避することができる。
しかし単純に全回復させるなら
無地歌、
型破ルトがいる為、わざわざLPダメージを受けてまでする事では無いテクニックであった。・・・が
後にこの音源の運命を大きく変えるカードが登場した。ミリしらの達人の
サザ音ランドである。
「回復する」に反応して使う事が出来、回復を無効にしてその数値分ダメージを与える技となっている為、回復技に依存した高耐久デッキでは対策が必須となった。
「回復する」では無いこのコーラス技が
サザ音ランドの効果に引っかからない為、「
サザ音ランドに邪魔されない安全な回復方法」としての需要が高まったのである。
サザ音ランドの効果に引っかからないカードは
海歌シンの他に
和音マコ、
燈音ミゴあるが、そちらは
鹿音ゾンによって防がれてしまうと言う欠点もあるので、結果としてどちらにも干渉されない
海歌シンが安全に回復できる唯一のコーラス技となった。
カードプールの増加によって評価が一変した、大器晩成の1枚だと言えるだろう。
ちなみにこのカードのイラストとコーラス技名「有害スマイル」は、
6410氏作曲の
APATITEから着想を得たものと思われる。
コメント
最終更新:2017年05月02日 13:09