[[チョキ]]/VIP/HP:60/PW:20
ILLUST:たまちーず
【ボーカル】奇跡の嘘 20+
受けているダメージの分だけ技の威力が増加。
【コーラス】Nを増やせ!
両プロデューサーとも、ステージ上のボーカルが3枚になるまで、
手札から任意のUTAU音源を裏にしてステージに出す。
両Pが出し終えたら、カードを表にする。
テトハーフデッキで登場。
ご存知「嘘の歌姫」。
2008年のエイプリルフールに2ちゃんねるのVIP板で考えだされた架空のVOCALOIDで、「VIP」属性や「奇跡の嘘」というスキル名は、その出自に由来する。
ボーカル技は、受けているダメージの分だけ威力が増加する、分かりやすい内容となっている。
ボーカル技が発動していない場合でもPWは20なので、ボーカル技発動時は単純にそれが強化されると考えて良い。
相手に回した場合は、ダメージを与える程に火力を増す事になるので、中途半端に削った状態でステージに留め続けるのは危険。 一気に倒してしまうか、あるいは敢えて攻撃しないという判断も必要になるだろう。
受けているダメージを移し変える
鼎唄シノ、
海歌シンのコーラス技とは好相性。このボーカル技を警戒されて他のボーカルを狙われやすくなる為、そのダメージを引き継いで味方の回復と威力アップに繋げられれば御の字だろう。
自身のダメージ量が威力に加算される為、ボーカルにダメージを与えるコーラス技との相性はとても良い。
特に
天音ルナのコーラススキルと併用すると非常に強力。 HP満タンの状態で使ったとしても、【元の威力20】+【コーラスのコストによる30ダメージ】+【コーラス効果の20】で、合計70ダメージを与えることができる。
「効果は同時に解決する」と「初期HPとダメージの関係」のルールを逆手に取り、自らのダウンと引き換えにするタイミングで使う事も考える事が出来る。
ちなみに現実的な最高威力はHP60、50ダメージを受けている状態で
天音ルナのコーラス技を使用し、ボーカル技を使った時である。
計算式は、元の攻撃力20+ダメージ80(50+30)+ルナの効果20=120ダメージとなる。
UTAUカード中、最高数値のHPは
真琴カナタCVVCのHP120なので、実質上記コンボで全てのボーカルが確定一発圏内に収まる事になる。
鼻音サンのコーラス技で初期HPを増やすと、受ける事が出来るダメージが増やせる為、更に威力を上げる事が出来る。相手がミリしらループを使う戦術だった時は覚えておきたい。
受けているダメージ分を威力に変えるボーカル技は、他にも
健音テイや
瑞歌ミズキが存在する。デッキタイプやじゃんけんマークの違い、戦術に合わせてデッキに合うものを選んでみよう。
コーラス技は、お互いに場を強制的に3枚になるようボーカルを出させる技となっている。登場時期の関係上、明記はされてないが「特殊オンステージ」効果を持つコーラス技となっている。
場が既に3枚埋まっているプレイヤーは、この効果で新たにボーカルを出すことが出来ないので注意。
この効果で出したボーカルはおやすみ状態にならず、起きた状態として扱われる。
この「起きた状態」と言うのがポイント。
朝音ボウのようなボーカル技の奇襲を行う、特殊オンステージを内包している為APPEND DUETオンステージを速やかに行える等、ルール変更やカードプールの増加によってかなり重要な意味を持つ事になった。
上記の通り、出したばかりのボーカルがボーカル技を放つ事が出来るので、ボーカル技主体のデッキとの相性はとても良い。
朝音ボウや
鈍歌フィヨードッと言う対抗馬も居るが、こちらはコストがほとんど無い、いざと言う時にはアタッカーとしても充分扱えるスペックとなってる為、使い分ける事は可能だろう。
また相手の場が全て埋まる為、
欲音ルコ♂や
デフォ子のような複数のボーカルをAP対象にするボーカル技とは相性が良い。
特に
欲音ルコ♂は自分のステージ上のVIP属性の数だけ威力が上がる為、このコーラス技の効果で味方ステージにVIP属性を一緒に出していきたいところ。
重音テトと
欲音ルコ♂は共にVIP属性を持つため
愛野ハテのコーラス技で一緒に持ってこれるのも強みである。
相手のボーカルを強制的に出させる、数少ない技である。他には
薪宮風季(とんかちの達人)のボーカル技が存在するが、発動条件も考えるとこちらの方が扱いやすいだろう。
相手が全滅状態を戦術として使うデッキタイプだった場合、このコーラス技がメタとしても機能する。相手の準備が整う前に使う事が出来ればペースを乱す事が出来る為、試合を有利に進めて行くことが出来るだろう。
相手の場に対処しにくいボーカルしか居なかった時も、このコーラス技で相手のしやすいボーカルを引きずり出す事が出来るかもしれない。
逆に相手にされる場合も想定して、盤面が3枚埋まって居ない時は何を残すべきか、出すべきか慎重に考えて行動したい。
このコーラス技を使うと、お互い最大で2枚手札を消費する事になる。この点に注目して、模擬ハンデスカードとしても扱う事が出来る。特に、手札を2枚捨てて扱う
環音ラキ等の音源は「ボーカル1体、手札4枚」の時にこのコーラス技を使われると機能停止してしまう。
以上の事から、このコーラス技1つで「特殊オンステージ」、「奇襲」
、「相手ボーカルを引きずり出す」、「模擬ハンデス」を1度に行えるとても器用なコーラス技だと言えるだろう。
反面どの効果で使うか、的を絞らないと器用貧乏なコーラス技になってしまうと言う事でもある。デッキに組み込む際はどの理由で入れるのかをしっかり決めておき、残りの効果は「実はそう言う事も出来るんだよ」程度に覚えた方が良いだろう。
第2弾では、
- 欲音ルコ♂など強力な追加カードによるVIPデッキ自体の地位向上
- デュエットカード重音テト&重音テッドの登場
- さらに、上記を使いやすくする何音シキのコーラス技
- テトのコーラス技自体、デュエットカードのサポートとして重要度が高いこと
- アペンドカード花紗音の登場
といった環境変化によって、テトは以前よりも活躍の場を増したと言える。
2016年12月9日から施行されたルールver3.1から、
「DUET APPENDカードをオンステージする際は下に置くカードが起きている状態でなければならない」、
「DUET APPENDカードは特殊オンステージ出来ず、通常オンステージでのみ場に出せる」
と言う条件が付いた為、非常に需要が高まったカードの1枚。このコーラス技は通常オンステージ権を扱わない特殊オンステージ扱いで、かつ起きた状態でオンステージされるからである。特に2枚を素材として消費するDUETカードからは、素材2枚を同時に特殊オンステージ出来る唯一のコーラス技として重宝される事になった。
カードプール増加に伴い、それに応じてこのカードの活躍の場がかなり増え、DUETカードを扱うなら必須の1枚となったが、現在は絶版の為入手は出来ない。新規で始めようとしているプレイヤーは注意した方が良いだろう。
「Nを増やせ」とは、「耳のあるロボットの唄」の歌詞のひとつである。
「耳ロボ」の歌詞には数学的なタームが散りばめられていて、ここで言うNには、マルコフ理論の考え方、試行回数、N-gramといった捉え方がある。
…のだが、このカードゲームにおいてはステージ上に多くのUTAU音源が一度に登場する様から、「N=仲間」を増やせ、という意味だという説が有力らしい。
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最終更新:2017年04月27日 13:13