前期課程の単位数
4月初週に駒場で「工学部編入学者ガイダンス」が開かれ、履修に関する説明を受けます。
ガイダンスでは「前期課程では下表の単位を取ってください」と説明されます。
前期課程で必要な単位数 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
外国語 | 生命科学 | 総合科目 | 主題科目 | 計 | ||
既習外国語 (英語) |
初修外国語 (二外) |
A~D | E、F | |||
4 | 8※ | 2 | 8 | 8 | 2 | 32 |
授業は「コマ」で数えます。駒場での授業は「1コマ=2単位」と換算されます。
上記の単位数をすべて足して2で割ると、16コマになります。これは、(例年の編入生がしてきたように)2年夏期に前期課程の単位をすべてとるなら、週16コマ入れるということを意味します。
実際には総合科目に保険を掛ける人が多いので、17~18コマが標準的です。
上記の単位数をすべて足して2で割ると、16コマになります。これは、(例年の編入生がしてきたように)2年夏期に前期課程の単位をすべてとるなら、週16コマ入れるということを意味します。
実際には総合科目に保険を掛ける人が多いので、17~18コマが標準的です。
授業1時限(=1コマ)は90分です。高専では50分くらいだった人もいると思うので、最初のうちは長く感じると思います。
既習外国語
英語のことです。英語一列、英語二列を受講します。英語一列は4月中旬にガイダンスがあり、English-Onlyクラス・リスニング重視クラス・通常クラスのどれかを選択した後、受講クラスが割り振られます。
どのクラスを選んでも、期末試験の問題は全く同じです。通常クラス以外を取るのは、英語力に自信のある人だけにしましょう。
どのクラスを選んでも、期末試験の問題は全く同じです。通常クラス以外を取るのは、英語力に自信のある人だけにしましょう。
初修外国語
いわゆる「第二外国語(二外)」のことです。次の言語の中から選ぶことができます。
- ドイツ語
- フランス語
- 中国語
- ロシア語
- スペイン語
- 韓国朝鮮語
- イタリア語
高専での二外の単位は、3単位以上持っていて、東大でも同じ外国語を選択した場合のみ認定されます。原則初修外国語で認定されるのは2単位のようです。
注意:工学部の編入生ガイダンスの際に配布される資料には「いずれかを6単位」と書かれていますが、ドイツ語で認定された人はドイツ語意外を履修する場合、8単位取得する必要があるそうです。
普通は選べない必修科目も、どのクラスの授業を受けるかという選択ができます。ちなみに、これは他クラス聴講(通称 他クラ)といい、本来は1年次に単位を落とした2年生が使う手段です。そのため、とりわけ第二外国語の授業では、編入生はもれなく全員、クラスの部外者として痛い視線をほしいままに集めることができます★
生命科学
夏期にしか開講されないので、夏期に単位を落とすと翌年度も履修する羽目になります。高専で相当する科目の単位を取得していれば認定されることがあります。編入生が履修する科目で唯一(?)9月上旬に試験があります。
高専で似た科目を履修していたら、「履修しましたか?」と聞かれたときに「しました」と答えると単位免除されることもあります。
高専で似た科目を履修していたら、「履修しましたか?」と聞かれたときに「しました」と答えると単位免除されることもあります。
総合科目
A~Dは人文系、E~Fは理工系の授業となっています。
理系の人が取るA教科として代表的なものとして記号論理学Ⅰがあります。
理系の人が取るA教科として代表的なものとして記号論理学Ⅰがあります。
主題科目
テーマ講義・全学自由研究ゼミ・全学体験ゼミの3つに分かれています。
主題科目は合格・不合格しかなく、課題をこなせば単位がもらえるので、自分の好きなゼミを取ってよいでしょう。
主題科目は合格・不合格しかなく、課題をこなせば単位がもらえるので、自分の好きなゼミを取ってよいでしょう。
授業の選び方
編入生の時間割は初期状態では真っ白で、本来選択できない必修科目も選択できます。「取りたければどの授業でも取れる」わけですが、ここで重要な注意があります。
単位が取れそうな授業を履修しましょう。(不可らないためにもご参考に)
四月病にかかって自らのキャパシティを超える時間割を組むと、試験期間になって焦ることになります。これまでに何人も被害者が出ているようです。
逆評定はもちろんよく読みましょう。シラバスも隅々まで読むべきです。総合科目は1つ多めに取っておきましょう。「単位は取れそうにないけどどうしても気になる」授業があるなら、履修せずに聞きに行くのもアリかもしれません。
逆評定はもちろんよく読みましょう。シラバスも隅々まで読むべきです。総合科目は1つ多めに取っておきましょう。「単位は取れそうにないけどどうしても気になる」授業があるなら、履修せずに聞きに行くのもアリかもしれません。