ディープフォレスト
HMA-h2E/F・ディープフォレストは
D.A社製空軍用
h2ブロック40カスタム。
愛称は“深森”を意味する「
DeepForest」
概要
サンヘドリン空軍での運用を想定して開発された、
AIM-71・長距離空対空ミサイルの運用能力と高ステルス性能を持つ大型空戦機動装甲で、5.5世代人型機動装甲に分類される。後継機である
HMA-h3Aが2199年に戦力化されるまでは世界最強の空戦機とも言われた機体であり、現在でも世界最高水準の性能を維持し続けている。
ディープフォレストに乗ることを許された優秀パイロットは俗に“フォレスト・ドライバー”と呼ばれる。
非常に精密な動きが可能であり、全h2カスタム中最高の機動性能を誇る、サンヘドリン空軍の最強戦力。
サンヘドリン空軍は2189年現在までに空戦における被撃墜記録は無いとしている。(過去に一機、作戦行動後の墜落事故によって損失しているが、サンヘドリンは人的ミスと発表されている)
一機当りのコストが非常に高価な機体となったため、
サンヘドリン空軍では
h2C/FA1・ヘルダイバーとの「Hi-Lo-Mix」運用を甘受することとなり、多くの機体は空軍特殊作戦軍で運用されているが、
サンヘドリン海兵隊でも若干数を使用中である。
開発
先進空戦機動装甲計画によって生み出された機体であり、発注はすぐに
D.A社に出された。
機体は高い耐久性能と高い出力、機動性能、また各種対空兵装を内蔵することを求められた。
それに対して
D.A社は、C型のフレーム構造を徹底的に強化・軽量化を施したE型フレームを開発。それに、
アーシェ・クロイツ社製の
グラビティドライブと
特殊剛体金属を組み合わせることによって、ディープフォレストの試作機が完成。
装甲形状の精練と、電子兵装類の充実を経て、量産機が完成した。
特徴
機動性能
大出力の
グラビティドライブによって長い航続距離と機動性能を持ち、短時間の超音速飛行と音速下戦闘機動能力を持っている。
電子兵装
高い能力を持ち、対地・対空において超長距離の索敵範囲と、40の敵を同時に捕捉でき、最大10の目標を同時に攻撃出来る。
兵装
装甲
特殊剛体金属の採用によって高い防御能力を持ち、一つの試験では120mmAPFSDSの直撃に耐えている。
ステルス性能
ディープフォレストは装甲表面に使用されている特殊塗料によって高いステルス性能を獲得している。塗料はカーボンナノチューブ黒体と導電性シリコンベースナノマシンのハイブリット構造で、塗料に対し微量の電圧を掛ける事によってナノマシンを活性化。あらゆる波長の電磁波を逆相相殺する、“アクティブなパッシブステルス”である。また、塗料は内外からの赤外線を完全に吸収し、熱探知も不能とする。なお、ディープフォレストの濃緑色は塗料の分子構造色であり、どの角度からも同一の色を反射する。(艶もてかりも無い)
配備部隊
E/F・ディープフォレストは非常に高価であるために、配備部隊は少数である。
本部航空戦闘軍団
第1戦術戦闘航空団第7戦闘飛行隊・アルゴンキン
第3戦術戦闘航空団第5戦闘飛行隊・ウィズバング
第7戦術戦闘航空団第6アグレッサー飛行隊・キングスバレイ
第8戦術戦闘航空団第4戦闘飛行隊・クロンダイク
第6戦闘飛行隊・ゲーリック
第11空軍第3航空団第9戦闘飛行隊・バーボネラ
第36戦術戦闘航空団第3戦闘飛行隊・ハンター
第40戦術戦闘航空団第93戦闘飛行隊・ホーセズネック
航空教育・訓練軍団
第325戦術訓練航空団第2戦闘飛行隊・ラスティネイル
第5戦闘飛行隊・ルシアンネイル
第9戦闘飛行隊・フレンチコネクション
駐屯空軍
第104戦闘航空団第59戦闘飛行隊・アキダクト
第135航空団第99戦闘飛行隊・アブドゥーグ
第140戦闘航空団第13戦闘飛行隊・スレッジハンマー
第145戦闘航空団第16戦闘飛行隊・タワーリシチ
第158戦闘航空団第123戦闘飛行隊・ヴェスパー
第159戦闘航空団第12戦闘飛行隊・ギムレット
諸元
A.C社が中心となりE/F型を改修した実験機。機体は改修により、通常の
グラビティドライブと
HMA-h2DA/Cの
プラズマドライブを流用したハイブリッド機となった。
各種実験や新技術評価のために改修を受け続け、名をACTIVEへと改めており、現在でも戦略航空宇宙防衛軍団にて試験運用を継続中である。
ACTとはAdvanced air battle control technology(先進空戦制御技術)の略である。
最終更新:2013年08月12日 15:11