ボイド級強襲揚陸艦
ボイド級強襲揚陸艦(ボイドきゅうきょうしゅうようりくかん、Void class amphibious assault ship)は、
フードル・ペッカー造船所製の強襲揚陸艦、および軽空母。1200万tを越える大型艦であり、2189年現在世界最大の揚陸艦である。
概要
HMA運用能力を重視した機動装甲母艦として建造された。
グレートウォール級汎用母艦と同じく、それまでの機動装甲揚陸艦、ドック型揚陸艦、軽航空母艦、揚陸指揮艦の各艦の機能を併せ持つものとして設計されている。そのため、二つの全通甲板を装備しているほか、艦の後部にもVTOLフライトデッキがある。
構造
逆三胴型艦である。
艦体基礎構造物は、
オールト級巡洋艦をベースに建造されており、艦橋は艦体中央部にある。中央は二層式になっていて、上層部には前方から順に兵装デッキ、艦橋、一番デッキ。下層部には大型のカーゴ室があり、下層の大部分を占めている。
艦体左右には
グレートウォール級汎用母艦の後部甲板を用いた全長500mの全通型飛行甲板があり、甲板の直下は
HMA格納庫になっている。甲板形状は長方形で、アングルド・デッキではなくストレートデッキを採用している。
HMA格納庫外側面には可動式のシュルツェン(装甲板)が取り付けられており、相対的に防御力が低下する外部格納庫を防護している。
展開能力
対空・対地投射能力
運用
本級は、単独での長期間航行および作戦遂行能力を持つため、その活動域は多岐に及ぶ。
最も多くは海軍での運用だが、例外的に内陸部での活動も行われる。
これは“ランドネイビー(陸上海軍)”と呼ばれ、単独での高い戦闘および部隊展開能力を生かした本級独特のものである。
諸元
最終更新:2013年08月12日 23:21