【巌栖剣風】

【剣帝】との戦闘の中で目的を達し、往生

柳巌


繊細なる事、柳の如し 頑強なる事、巌の如し

柳巌/Ryu-gan
本名 不明
流派 巌栖流
性別/年齢 女/二千余
身長 五尺一寸二分
趣味 剣技開発
好物 甘味
信念 至剛ノ太刀


【灰色を基調とした簡素な和装を纏い、漆黒の長髪を後ろで一度結った髪形】
【双眸は赤銅色に濁るが、紅蓮の業火を灯して燃え上がる事を望む様】
【外見年齢は20台前半程度に見え、顔立ちは真面目さを表すような物】
【侍然とした口調や服装ながらも、その面輪や声は凛々しい女性の物であった】


巌窟の最奥で生まれし剣風が誇るは〝至剛の剣〟―――【巌栖剣風】
破壊力 - A スピード - B 射程距離 - D
持続力 - A 精密操作性 - B 成長性 - C
岩石の精霊が宿った剣を扱うことができる能力
見た目は並の大太刀であるが自分以外の物質に対しては非常に重く感じられる
つまり単純に剣撃の威力が高い

剣の重さはある程度自由に変更できる

スペック:意のままに剣を振るえる程の腕前と、高い腕力をもつ
弱点:自身から攻撃を仕掛ける際の移動速度に優れない点、低い回避力


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Gansei-ryu

概要

巌窟に篭った柳巌が千年を越える幾星霜の内で生み出した剣術。戦乱の世が訪れる度に世渡りの旅へ赴き、その都度改良を重ねてきた為、古剣術でありながらも現代剣術の影響を多く受けている。因みに最新版への更新は、年の初めに完了済み(本人の記憶によるとVer.87.6らしいが、細かい変更点を記録に留めていないので、かなり曖昧)。

特徴

目指す所は至剛の太刀であるとされ、巌栖流を扱う者(現時点では柳巌以外に該当者無し)は自身の膂力を最大限に活かした戦法を探究する。明確な構えを持つ事は滅多に無い。
奥義の一とされる〝剣の陣〟発動時は特にその傾向が強くなるが、足を止めて殆ど動かない。巌窟に篭って生み出した剣術らしく引き篭もりな特徴だが、これは自身の間合いを保つ事が巌栖流にとって最大の強みであり、同時にこれを崩す事が致命的な弱点となる為でもある。

※此処で言う間合いとは、単純に対者との相対距離を指すのではなく、「遠間、一足一刀、近間」に於ける自身の有効距離を表し、これを一定に維持する事を目標としている。

使用技一覧

構え AphoomーZhah・《始元》
巌栖流の基本にして唯一定められた構え。最後の構えとも形容され、徹底抗戦の意思を表す砦でもある。
上段に刀剣を振り被った状態で腰を少し落とし、前方と側面に対する相手の攻撃へ対処するのが目的。細かな派生技に連携する事も視野に入れており、移動が不可能と云うデメリットに見合うだけの手数の広さを備えた体勢と云える。
刺突 Rlim Shaikorth・《白雲郷》
純粋な刺突と云うのみだが、切っ先と云う極小面積の部位に自身の膂力と刀剣の重量を注ぎ込んで相手を打破するのが狙い。その為、僅かにでも剣の動きがズレると本来の効果を失し、大きな隙を作る事になってしまう。
基本技 Othuum・《氷夷》
主に上方への攻撃に用いられ、対者が放った攻撃に対応する事が目的。下方への注意力が下がる為、移動しながらの使用は不可。
基本技 壱示叩・イチジク
対者へと接近しながらX字状の斬撃を仕掛け、防衛手段を突破しながら肉薄する為の技。相手の対応によって派生が変わるが、基本的に弐來刈薙への連携を重視する。現時点に於ける《巌栖剣風》の一段目。
基本技 弐來刈薙・ニライカナイ
至近距離に相手がいる状況で、左足を踏みませる事によって軸を作り、右足と右腕を用いた渾身の振り下ろし攻撃を仕掛ける技。命中率と速度を無視する事により、全ての集中力を破壊に振り切っている。現時点に於ける《巌栖剣風》の二段目。
抜刀技 Ithaqua・《迅疾》
利用機会の多い、高速の抜刀技。基本的には刀身による直接攻撃を狙いとするが、重量のある斬撃により目前の空気を圧し、それにより微風程度の衝撃波を前方へ飛ばす事も可能。
派生技 Hastur・《頸風》
特に《始元》からの派生技として多く用いられる、渾身の振り下ろし攻撃。相手が至近距離、一足一刀よりも近間にいる事が使用条件となり、威力は地面に幾らかの亀裂を入れる事になる程。その分、反動も大きくまた隙も長くできる為、使用機会は極めて少ない。
派生技 Great Old One・《破潰之剣撃》
連携の接続して用いることの多く、『剣の陣』発動中における初動の技として用いることの多い「壱ノ太刀」。基本的には《始元》から派生し、X字状に前方空間を歪ませた後に衝撃波を対者へ向けて放つ。
派生技 Nyarlathotep・《強暴》
『剣の陣』発動中に使用する強力な近距離防衛技で、《破潰之剣撃》からの連携を前提とし、派生攻撃としてしか用いない。最大重量を発動させた大太刀で目前の空間を短期間に幾度も圧し切り、物理的攻撃や能力攻撃を破壊しようとするのが目的。
奥義 剣の陣
剣技に対する集中力を飛躍的に高め、移動を完全に放棄する代償として、剣撃によって作られた防衛網を自身の周囲に展開する。
激しい腕部筋力の使用や攻撃の回避が不可能となるなどのデメリットも抱え、死角からの攻撃に対しても普段以上に警戒心を裂く必要がある。
奥義 剣風
巌流より柳巌が借り受けた極意で、滅多な事では用いない。袈裟切りからの高速の燕返し、更にこの二撃目からの燕返しを連携する事により、高速の三連撃を放つ技。返し技として相手の攻撃を防ぎ、跳ね返し、本命の一撃を繰り出すのが目的。
奥義 巌栖剣風
極意 無息
瞬間的に息を堪える事で僅か四秒間のみ集中力を跳ね上げる。極端に威力が増す訳でも無く、また使用後は動悸により大きな隙が出る事になるが、勝負を決する重要な局面だと判じれば躊躇いなく使う。
極意 横紙破
正心一刀流より柳巌が借り受けた極意で、特に気に入っている。
自身が持つ剣技の威力・速度を最大限に発揮する為に剣術家としての己の戦闘経験や持論をすべて放棄し、ただ直感のみで最善の選択を取ると云う物。集中力や気力を通常よりも多く使う。

+ 絡み記録
+ 対戦メモ
対【我が心、紅蓮と共に在り】(一度目)
  • 迅疾、氷夷
    • 備考 本格的戦闘では無く、焼き魚を巡る攻防
対【真双戒剣】
  • 迅疾、白雲郷、始元、頸風
対【聖超神蟲】
  • 頸風
    • 備考 左腕部を欠損する負傷
対【我が心、紅蓮と共に在り】(二度目)
  • 白雲郷、剣の陣、始元、破潰之剣撃、強暴
対【大剣無道】
  • 白雲郷、頸風
対【速度変換】
  • 白雲郷、氷夷、始元、頸風
    • 備考 ランク 39 → 7777777
対【黒翼夜叉】
  • 頸風、剣の陣、破潰之剣撃、剣風、壱示叩、弐來刈薙
    • 備考 巌栖剣風の型について原型を見出す
対【伝零隔刀】
  • 白雲郷、頸風、剣の陣、剣風
対【剣帝】
  • 白雲郷、剣の陣、強暴、壱示叩、巌栖剣風
    • 備考 求めていた剣術、巌栖剣風を完成させる



岩石より生み出されたヒトデナシ。

脆く柔らかな土くれが『器』を作り上げて、

生み出された身体は、岩石の加護を受けて保たれていた。

手にしたのは一振りの大太刀。

『岩霊』の名を持つ刀は、

岩石の精霊を宿し、『器』に力を与えた。

幾星霜を掛けて剣術を作り上げたヒトデナシは、

その剣風の完成を以て

目的の達成を得る事を前に

脆く、風の中へと、その身を崩れさせて溶け込ませた。



巌栖剣風 ― 終 ―

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最終更新:2012年04月11日 17:51
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