松戸亜輝羅は高校生である。
幼い頃に両親が自殺し(実際は失踪だが年月が過ぎ死亡扱い)、
学園の研究員をすることで金を受け取って暮らしている。
研究内容はホムンクルスとタイムマシン。ある日松戸の前に一人の少女が現れる。
少女の名は葵カナ、二年後の未来からやってきたという。
そして、二年後の世界、人類は滅ぼされてしまうという。
松戸は話を信じず、さらにそんな松戸の前に黒髪の小柄な少女、
電波子が現れ言う、
「葵カナは嘘をついている。松戸様を騙そうとしてる」と。
それも信じずにいると、一人の老人が松戸と勝手に引っ付いている電波子を見て言った。
「ああ、聖なる戦士様。お目覚めになられたのですか」
電波子はそれに答える。
「いいえ、まだです。さらに悪いことに悪の手先である葵カナが松戸様に接触してきています」
何を言っているんだと松戸はその場を離れるが、明らかに普通の人間らが何人も松戸を
「聖なる戦士様」「再び迫りくる敵をどうかお沈めください」「電波子様と共に」
と口々に称える。
わけがわからないと松戸は学園の研究所で過去のことを調べる。
すると、一年前、松戸は聖なる戦士として従者電波子と共に侵略者に対して戦い、
その戦いに勝利したが反動で松戸の記憶が書き換えられてしまった。とあった。
それから松戸は電波子の話を信じることにする。
電波子は悪の手先である葵カナが松戸の力を抜き取り、世界を我がものにしようとしていると
話す。信じがたい話だったが松戸は信じることにする。
そして、再び松戸の前に葵カナが現れたら捕まえることを計画する。
おびきだすため松戸はわざと一人になり、研究所で囮になる。
そこに葵カナが現れる。
Aルート
捕まえる。
「違う、私は世界の崩壊を止めるために未来からやって来た。間違っているのは
あなたの周りにいる全てです。私とあなた以外は全て敵なんです」
と葵カナは必死に叫ぶ。
焦ったように話す葵カナの発言は信じられず、葵カナを電波子たちに渡す。
すると電波子は笑い、言う。
「これで貴様らの希望は断たれた」
電波子たちに撃たれ、松戸は死んでしまう。
END
実は本物の電波子は一年前に松戸とともに侵略者と闘い、死んでいた。
そして、葵カナの話が真実であった。
現在から二年後の未来の世界では松戸の研究を元に黒幕である学園がホムンクルスを
大量に作ることに成功していた。
そして、その世界ではホムンクルスたちが脱走し、人間を殺してはその人間になりすましていた。
そうしてその未来の世界ではほとんどの人間がホムンクルスと入れ替わっていた。
ホムンクルスたちは最後に松戸を殺すため、電波子になりすまして近づくが、その世界に松戸の
姿はなく、二年前の過去にやって来たのだった。
ホムンクルスが松戸を今まで殺さなかったのは松戸がタイムマシンを開発していたから。
松戸がタイムマシンを完成させないとパラドックスが起きてしまうためだ。
そして、結果としてタイムマシンは完成していた。
Bルート
葵カナの話を聞く。
二年後の世界では人類はホムンクルスによって滅ぼされてしまうという。
葵カナは学園内に逃げ込み、研究室にあったタイムマシンでこの時間軸に移動して
ホムンクルスから逃れてきたという。
つまり、
≪現在の世界ではタイムマシンは研究室にあり、まだ動かしていない。
未来の世界ではタイムマシンが完成、ホムンクルスがそれで現在の世界にやってくる。
現在の時間軸に二つのタイムマシンが存在することになる
〈現在〉タイムマシン×2
↓
〈未来〉タイムマシン×0
このパラドックスから未来にはタイムマシンがなく、タイムトラベルという事実が否定されてしまう。≫
だからホムンクルスは≪≫をせずに未来にあるタイムマシンを増産していた。
※ちなみにタイムマシンはタイムトラベルの条件だからそのようなパラドックスが起きたが、人間や
ホムンクルスはそのようなパラドックスを生じさせない。
つまり、実際にはこうなるのである。
《 〈現在〉タイムマシン×1
↓
〈未来〉タイムマシン×大量(オリジナルは一つ)
タイムトラベル後
↓
〈現在〉タイムマシン×3(未使用オリジナル、ホムンクルス、葵カナ)
↓
〈未来〉タイムマシン×大量(オリジナルは未使用) 》
現在の時間軸。
話を聞き終えたところ、ホムンクルスたちが押し寄せてくる。
そこでオリジナルのタイムマシンを機動し、松戸と葵カナは一年前の世界にタイムトラベルする。
そこでパラドックスが起きる。
〈現在〉タイムマシン×1
↓
〈未来〉タイムマシン×0
現在の時間軸より未来のタイムマシンの存在は否定され、ホムンクルスたちは消える(未来に戻される)
葵カナはオリジナルのタイムマシンに乗っていることで未来に戻されることはない。
一年前の世界に着く。
〈一年前の過去〉タイムマシン×1
↓
〈現在〉タイムマシン×0
タイムマシンの存在が否定されるまでの間に、行動!
そこには侵略者を倒した松戸がいた。
隣には本物の電波子が死んでいて、松戸は記憶が書き換えられていた。
狼狽する松戸に現在の松戸が話す。
「学園に戻るな、ホムンクルスの研究データは全て消せ」
そして葵カナが言う。
「私の家を訪ねて」
葵カナは過去の自分に手紙を書く。
そこには訪ねて来る松戸を引き取るようにと書いてある。
住所を教える。
パラドックス発動。
タイムマシンの存在が否定される――。
と思いきや、それは起きない。
が、松戸と葵カナは存在が消される(新しく書き換えられた未来に戻される)
一年前の過去。
松戸は葵カナを訪ねる。
そして、葵カナは自分の筆跡に間違いない未来からの手紙を読む。
そして、葵カナの家で二人は暮らす。
葵カナの家はお金持ちだが、両親は死に、その莫大な財産だけがあった。
松戸と葵カナは二人暮らす内に惹かれあい、恋人となる。
二人はやがてタイムマシンを完成させる。
これにより、松戸と葵カナのパラドックスは消え、解決。
ホムンクルスは存在しない。
END
ストーリー案その2のアフターストーリー、続きで書いてみた。
ストーリー案その2のシナリオをクリアした後、電波子が全て正しいと
プレイヤーに思わせ、偽物の電波子を出すという感じにしてみた。
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最終更新:2009年10月28日 20:06