1◆
気が付くと、空は黄昏色に染まっていた。
『隠されし・禁断の・聖域』のワードから導かれるロストグラウンド・グリーマ・レーヴ大聖堂の空と同じだ。
だけど、ここはあのロストグラウンドではない。道はアスファルトで舗装されていて、現実(リアル)で当たり前のように見られる街並みだ。
つまりまた日本エリアに戻ってしまったと、ハセヲは気付く。
―――ソウ言エバ、アソコニハオ前ノ仲間トヤラガイタノダッタナ
そんな中、脳裏に耳障りな声が響く。
ブラック・ロータスが警告した、加速世界で多くの人間を絶望に追いやった《災禍の鎧》だ。
黙り込んでいたが、ここに来てようやく口を開いた理由をハセヲは考えない。学園にいるレオ達を喰らおうとしているのだろう。
―――オ前ハ奴ラノ元カラ去ッタガ、ソレガ正シカッタノカ?
(何が言いたい?)
―――アノ娘……アトリニ死ヲ齎シタ男ガ、オ前ノ仲間ヲ狙ウダロウナ
《獣》の問いかけは、実に単純だった。
ハセヲは彼らの元に戻らないと誓ったが、それは同時に彼らを見捨てることにも繋がる。
ウラインターネットや認知外迷宮/アウターダンジョンを探索している間に、白い
スケィスやあのスミス達が学園を襲撃する可能性は充分にある。
そうしてレオ達が死んでしまえば…………ハセヲが命を奪ったことになるはずだ。
(……そうやって、俺を支配しようってのか? 虫が良すぎるんだよ、この獣野郎が)
だが、ハセヲはそれを一蹴する。
レオ達のことを想うのならば、月海原学園に戻ってPKの襲来から守るべきだろう。
しかし再び奴らとの戦いに入れば、この身体は憎しみに支配され、破壊と憤怒の魔物へと成り下がる可能性も否定できない。
それこそが《獣》の目論見だ。
(言ったはずだぜ? 俺が本当に怒りを覚えているのは誰か……
スケィスでも、クソスミスでもねえ。
俺自身だ。誰のことも守れず、そしてみんなをこんなクソゲームに巻き込んだ俺……それを忘れるなよ)
黄昏色の空を眺めながら、この"心"を狙っている《獣》に告げる。
この広い空は、黄昏の旅団のみんなと共に『キー・オブ・ザ・トワイライト』を探していた頃に、何度も見ていた記憶がある。
だけど、旅団にいたみんなはいない。志乃は……ハセヲの目の前でスケィスによって殺されてしまった。アトリも同じ。
オーヴァンは……今もどこで何をしているのか、さっぱりわからなかった。
しかし揺光や志乃が連れられていて、メールでエンデュランスの名前が書かれていた以上……オーヴァンがいる可能性は充分にあった。
オーヴァンが死ぬ訳がない……そう思いたかったが、甘すぎる考えだ。
守りたいと願っても、それは叶わない。
誰かを助ける為に強くなっても、想いは届かない。
だから、こうしている間にも、オーヴァンや揺光がスミスやスケィスに命を脅かされてしまう……そう考えただけでも、怖くてたまらない。
トライエッジによって全ての力を奪われて、己が生み出した『死の恐怖』という名に怯えていた頃の方が、よっぽどマシだった。
「…………ハセヲ君。まさか《鎧》がキミの心を蝕もうとしているのか?」
ハセヲの意識を呼び戻すかのように、憂いを帯びた声が響く。
ブラック・ロータス。この《鎧》の脅威を誰よりも知るプレイヤーだ。
表情は窺えないが、ハセヲを心から心配しているはずだった。何故なら彼女は、《鎧》によって齎された悲劇を幾度も見たのだから。
「ブラック・ロータス……」
「キミの気持ちは理解できる。守れなかった人のことを思うだけで、私も悔しくてたまらない……
もっと強ければ、こんなことにはならなかったかもしれないと…………だが、それでも私はキミの行いを認める訳にはいかない」
「言っておくが、俺の答えは変わらねえよ? 奴らを……全てのPKをKILLする為にも、俺はこいつを使う」
「だからこそ、私達はいるんだ。キミが暴走し、そして《鎧》がこのデスゲームの脅威になるのを防ぐ義務が私にはある。
加速世界で起きた問題を、余所に飛び火させるなど言語道断だ」
「そうか……こいつはあんたのことだって狙っているようだぜ? よっぽど嫌われているようだ」
「私も《鎧》には散々な目に遭わされたから、お互い様だ」
そうして、ブラック・ロータスは溜息を零す。
彼女の言い分は尤もだし、悪いとも思う。だけど、甘いことなど言っていられない。
中途半端なことをして、誰も守れなくなるくらいなら……どんな禁忌も破る覚悟がある。もう、誰かを失うのは御免だと誓ったはずだ。
だが、レオやトモコ達に迫る危機を無視できないのもまた事実だ。
圧倒的な暴力に巻き込まない為、彼らの元から去っていった。
シノンが言うには、道中でキシナミハクノというプレイヤー達に出会うことができて、スミスやスケィスの危機を伝えたらしい。
だからこそ、ウラインターネットまで向かえた様だ。
しかし、それは何の慰めにもならない。
キシナミという奴が高い実力を持っていて、また大勢の仲間に恵まれていたとしても……奴らは簡単に踏み躙る。
スミスにしろスケィスにしろ、数の有利が通用する相手ではないことは、この身をもって痛感した。
むしろスミスの場合、中途半端な力で挑んでは逆にスミスの一人とされてしまう。信じがたいが、あのボルドーだってスミスに変えられてしまったのだから。
そしてキシナミという男については、もう一つだけ気がかりなことがある。
そいつの同行者には黄昏色のPCが含まれていて、
カイトと名乗ったらしい。
そしてその正体は、マク・アヌでスケィスによってPKされたプレイヤー……カイトを元に生み出されたAIプログラムだと、シノンは言っていた。
肉体は屍人形のようにツギハギに縫い合わされていて、目つきもとても鋭い。その両手には三尖二対の双剣が握られていたようだ。
「ねえ、ハセヲ……あんた、カイトと戦ったのよね?」
そしてここにいるブラックローズは、あいつの……カイトの仲間らしい。
俺がマク・アヌで奴を一方的に襲いかかった件を聞いてから、険しい目で見るようになっている。
……だが、それは当たり前だった。俺が感情任せに嬲らず、そしてスミスやスケィスと戦っていれば、あいつは死ななかったはずだから。
「……その、すまねえ」
「あんたがカイトを襲ったことは、正直言って許せない…………
それに、あんたが言った『憑神(アバター)』や『碑文』なんてのもあたしは知らない。
だけどあんたは……よりにもよってあのスケィスの力を持ってる……だから、あんたのことを信用できそうにない」
「……………………」
ブラックローズの追及に、俺は言葉を失ってしまう。
スケィスの件はともかくとして、カイトに関しては言い逃れなどできない。俺がカイトをPKされてしまう要因だと言われても、否定できなかった。
どんな罵りを受けて、そして憎まれようとも……受け止める義務があった。
それを察しているのか、シノンやブラック・ロータスは……俺達を見届けている。
「……わかってる。俺があいつを……カイトを殺したようなものだ。
言い逃れなんてしない。例え、あんたが俺をあいつの仇だと思ったとしても、俺はそれをしっかりと受け止める」
「待ちなさい、ハセヲ。それを言うなら私も……」
「けど、今だけは待って欲しい。俺にはまだやらなければいけないことがある…………
こんなゲームに乗った奴らを一人残らずKILLして、そしてどこかでふんぞり返ってる榊達を叩き潰す。それまでに、俺は止まる訳にはいかない。
それが俺なりのケジメのつもりだ」
シノンの言葉を遮って、俺はブラックローズに宣言する。
仮にこの場で彼女に切り倒されたとしても、俺はそれを受け入れなければならない。
スケィスの『憑神(アバター)』を宿らせている俺がPKと認識されて、そしてKILLされることになろうとも……拒んではならない。
ブラックローズは『The World』で白いスケィスによって弟を未帰還者にされたらしい。色こそは違えど、同じ『死の恐怖』だ。
だから、憎まれようとも、それは当然だろう。
それでも今は止まる訳にはいかない。
シノンはカイトに誓ったらしい。彼の分まで戦い、そして殺し合いを止めると。
仲間を失わないと。もう二度と繰り返さないと誓ったなら、あいつの想いだって受け止めなければならない。
例えブラックローズがそれを望まなかったとしても。
「…………言ったはずよ。あたしはまだあんたのことを完全に信用してない。
カズを……弟を未帰還者にして、それにカイトの命を奪ったスケィスの仲間かもしれないんだから。
だけど、あたしはあんたを……敵とも思わない」
「はぁ? どういうことだよ? 俺は、あいつを……」
「確かにあんたはカイトを襲った。それを許すつもりはないし、今だって怒ってる。
でも、あんたはこんな戦いを認めていないのは確かでしょう? シノンだって、あんたのことを信用してるし……何よりも、あたしと黒雪姫を助けてくれた。
それにカイトはあんたのことだって、助けようとしたはずよ」
カイトは俺のことを助けようとした……その通りだろう。
あいつは、志乃と同じ言葉を告げてきた。ゲームだからこそ人の目を見なくちゃいけない……と。
そこに俺への敵意はなく、むしろ憎しみに支配されていた俺を止めようとすらしていた。
だから、ブラックローズの言葉は紛れもない事実だろう。長い間、共に戦っていた彼女だからこそわかることだ。
「ブラックローズ……」
「――――あー……お取り込み中の所、悪いんだけどよ」
「うおっ!?」
感傷的に言葉を零した途端、ハセヲの耳に声が響く。
驚きながら振り向くと、いつの間にか緑衣の男……アーチャーが姿を現していた。
「アーチャー? キミは一体どこにいたんだ?」
「悪いな、姫さん。ちょっくら辺りを見渡していたんだ。ここがニホンエリアだってのはわかったが、具体的なエリアはわからねえ。
なんか目立つ建物でもないかと、探索していたんだけどよ…………ヤバいことになった」
「……一体どうしたんだ?」
「俺達が戦ったあの化け物……スケィスの野郎が近くにいやがる」
苦々しい表情を向けるアーチャーの言葉を聞いて、この場にいる全員が絶句した。
スケィス。ハセヲにとって"力"とも呼べる存在であり、カイトの……そして志乃やアトリの命を奪ったモンスターだ。
そいつが、この近くにいる…………! それを知ったハセヲはアーチャーに問い詰めた。
「ヤツが近くにいるだと!? どこだ! どこにいるんだ!?」
「おいおい、落ち付けって! あんた、まさか一人で突っ走るつもりじゃないだろうな?」
「聞いているのは俺の方だ! 答えろ!」
「わかった! わかったから!
…………あの野郎は南の方角に向かってやがった。しかもよりにもよって、旦那が拠点にしようと考えてた月海原学園の方角だ」
「月海原学園だと!?」
「ああ。このエリアには学校が二つあるようだが、あの外観は確かに月海原学園だ。俺は『月の聖杯戦争』で確かに見てきたからな」
「そうか、大丈夫だ……」
言葉とは裏腹に、ハセヲは拳を強く握り締める。
恐れていたことが現実に起きようとしている。志乃やアトリの命が奪われたように、今度はレオ達の命が脅かされようとしていた。
いや、今度はキシナミという男やシノンの仲間であるユイ。そして蒼炎のカイトだって、ターゲットにされてしまうはずだ。
正直な話、戻ることに不安はあるが……瞬時にそれを振り払って、ハセヲは蒸気バイク・狗王をアイテム欄から取り出す。
「お前らはここにいろ。俺が奴を……スケィスを止める」
「ハセヲ! あんたまさか……!」
「時間がない! 俺はもう行くぜ!」
シノンの制止を振り切って、ハセヲはハンドルを握り締める。
彼女達の脚力と、学園までの距離を考えればまた追いつかれない。そうなる前に、スケィスと戦わなければならなかった。
カイトとブラックローズには悪いと思う。
だけど、今は白いスケィスを止めることが最優先だ。
ヤツによってたくさんの命が奪われた。志乃も、アトリも、そしてカイトも…………だからこそ、俺にはヤツを止める責任がある。
レオ達がヤツの手にかかる前に……俺は戦わなければならなかった。
2◆◆
「ハセヲ……また、一人で突っ走るなんて!」
マク・アヌの戦いでアトリを失った時のように、ハセヲはまた一人で去っていった。
しかし今度はウラインターネットではなく、月海原学園。皮肉にも、彼の協力者が集まっている場所だ。ユイや白野達も既に到着しているはず。
そこにハセヲが戻ってくれるなら、万々歳……なんて話ではない。あろうことか、あのスケィスもまた学園に向かっている。
詳しくは知らないけど、奴はネットスラムを無茶苦茶に破壊した張本人だ。スケィスが学園に向かったのなら、みんなが危ない。
「シノン君。キミはハセヲ君を追うつもりなのか?」
「ええ。このまま放っておいたら、スケィスはまた誰かの命を奪うはずよ……それにあそこにはユイちゃん達だっている。
まさか、本当にユイちゃんの所に向かうなんて……!」
シノンが危惧していた可能性。
白野やユイ達が集まっている月海原学園が、エージェント・スミスやスケィス達のようなPKに狙われてしまうことだ。
あり得ない、などと言うつもりはない。こんな状況でユイ達に危機が及ばないなど、それこそ夢物語だ。
しかし、実際に事実を突き付けられては……吐き気を覚えてしまう。
「わかった。ならば、私も力を貸そう! キミ達だけに任せる訳にはいかないからな」
「あたしもそのつもりよ! それにあいつは……カイトの仇よ!
そりゃあスケィスは恐ろしい奴だけど……でも、もう逃げたりなんかしないわ!」
ブラック・ロータスとブラックローズは力強く宣言している。
彼女達の言葉は、シノンにとっても実に望ましかった。それに今回はあらかじめスケィスの脅威を伝えられたので、今更聞く必要もない。
だけど、ほんの少しだけ後ろめたさを抱いてしまう。
何故なら、カイトを……ブラックローズの相棒を見殺しにしてしまったのだから。
ハセヲはカイトの死ぬ要因を作ったと言った。しかし、それを言うならシノン自身も……マク・アヌで倒れていなければ、カイトを救えたかもしれない。
だからハセヲ一人の責任ではないはずだ。
「ブラックローズ、あの……」
「待って、シノン。カイトのことは…………あたしだって悔しい。
でも、今はその話をしている場合じゃなくなったわ。スケィスを倒して、そしてハセヲを止める……だってカイトはハセヲのことだって助けようとしたから。
だから、その後に……カイトのことを聞かせて」
「……私は彼のことを知らない。彼があなたと共に何を見て、何を想っていたのかを。
だけどカイトがいたからこそ……私はここにいる。ここにいて、あなた達と会えた……」
「そう……あいつは最期まで、誰かの為に戦ったのね。やっぱりカイトらしいわ……」
ブラックローズは微笑む。ほんの少しだけ寂しそうに、それでいて誇らしげでもあった。
彼女の表情を見て、二人は強い信頼で結ばれていたとすぐに察する。
GGOやALOでキリト達と絆を紡いできたように、カイトとブラックローズは幾度も困難を乗り越えて、そして本当の仲間となった。
シノンが知らないカイトのことを、ブラックローズはよく知っている。勇者として誰かを助けたカイトの姿を見た彼女が、とても羨ましい。
……だからこそ、絆を打ち砕いた榊やトワイスを許すことができなかった。
「姫さんや騎士さんがそのつもりなら、サーヴァントの俺がサボる訳にもいかねえな。
それだけじゃねえ……姫さんが言ってた《鎧》をほったらかしにしてたら、嬢ちゃんの仲間も危ねえぞ」
アーチャーの言葉に三人は頷く。
ブラック・ロータスの言葉によると、ハセヲの纏っている《災禍の鎧》は加速世界に甚大なる被害を及ぼした武装らしい。
それを装備したからこそ、ハセヲはあのスミス達を退けられた。だからハセヲは単独で行動できると踏んだのだろう。
理屈こそはわかったが、納得などできない。
そんな装備を過剰使用などしたら確実にハセヲ本人の精神は壊れるだろうし、ロータスが言うように本当に《獣》となってもおかしくない。
何よりも、ハセヲがそんな《獣》に成り下がることを……アトリが望む訳がなかった。
「みんな……ありがとう!」
「礼なら後だ。私達も急ごう」
「さっきは逃げるしかなかったし、今だって怖いけど……カイトの仇だとわかったからには遠慮はしない! カイトの代わりにあいつをぶっ倒してみせる!」
「なら、俺も腹括ってやるぜ。あんな奴に旦那が居場所にしようとしてた場所をぶっ壊されてたまるかってんだ」
四人は強い決意を胸に、走り出した。
道の先にあるのは『死の恐怖』……生きている限り、決して逃れることができない感情。
しかし恐怖を上回るのは、信頼や絆といった結束の力。それを持って、一度は逃げてしまった『死の恐怖』に立ち向かおうとしている。
その足が止まることは決してなかった。
3◆◆◆
『死の恐怖』……スケィスゼロは月海原学園を目指して進んでいた。
強制的にゲームフィールドに戻されたが、スケィスゼロの指針に何の影響も与えない。
ただ、破壊すべき対象を追い求めるだけ。それが変わることは決してなかった。
スケィスゼロの所持していた二つのセグメントは、腕輪の加護を持つブラックローズに与えられている。
故にスケィスゼロは彼女を追跡し、破壊しようとするはず。GM側もその目論見があって、日本エリアにスケィスゼロ達を転送した。
しかし、何の因果か……スケィスゼロが転送された先は月海原学園からそう離れていない。
バランス及びゲーム性を考慮して、ハセヲ達とスケィスゼロの位置が離されてしまった。結果、偶然にも月海原学園までの距離が勝ってしまった。
そして学園には、最後のセグメントを持つユイと、勇者カイトを模して生み出された存在……蒼炎のカイトがいる。
蒼炎のカイトは女神Auraの祝福を受けて誕生した『The World』の守護神であり、勇者カイトと同じように腕輪の力を持つ戦士。
スケィスゼロの標的となっても、決して不条理ではない。むしろ、優先して排除すべき対象であった。
『The World』では、勇者カイトと『死の恐怖』は幾度となく衝突した。
モルガナ事件においてカイトは親友ヤスヒコを始めとした多くの未帰還者を救う為、"選ばれし 絶望の 虚無"にて『死の恐怖』と戦った。
それから未来……『死の恐怖』をその身に宿した少年ハセヲ/三崎亮は、かつての勇者を模した戦士・蒼炎のカイトと幾度も激突した。
このデスゲームでも勇者カイトは『死の恐怖』と激突し、敗れ去ってしまう。
そして今もまた『死の恐怖』は、勇者カイトと巡り合おうとしている。
月海原学園がペナルティエリアに選ばれようとも、スケィスゼロは関係ない。
全てのものを虚無(ゼロ)へと変えながら、死を齎す神は鎌を突き付けていく。
骸骨のごとく白き肉体に淀んだ輝きを纏わせながら、あらゆる命と想いを蹂躙しようと進撃する。
女神アウラのセグメントと、女神の加護を受けたPC達に『死の恐怖』を与える為に…………
【?-?/日本エリアのどこか/1日目・夕方】
【ハセヲ@.hack//G.U.】
[ステータス]:HP90%、SP95%、(PP100%)、強い自責の念/B-stフォーム
[装備]:ザ・ディザスター@アクセル・ワールド、{大鎌・首削、蒸気バイク・狗王}@.hack//G.U.
[蒸気バイク]
パーツ:機関 110式、装甲 100型、気筒 100型、動輪 110式
性能:最高速度+2、加速度+1、安定性+0(-1)、燃費+1、グリップ+3、特殊能力:なし
[アイテム]:基本支給品一式、イーヒーヒー@.hack//
[ポイント]:300ポイント/1kill
[思考]
基本:バトルロワイアル自体に乗る気はないが………。
0:……俺は、『死の恐怖』……PKKのハセヲだ―――。
1:白いスケィスを追う為に、学園を向かう。
2:スミスを探し出し、アトリの碑文を奪い返す。
3:白いスケィスを見つけた時は………。
4:仲間が襲われない内に、PKをキルする。
[備考]
※時期はvol.3、オーヴァン戦(二回目)より前です。
※設定画面【使用アバターの変更】には【楚良】もありますが、現在プロテクトされており選択することができません。
※“碑文”と歪な融合を果たし、B-stフォームへとジョブエクステンドしました。
その影響により、心意による『事象の上書き』を受け付けなくなりました(ダメージ計算自体は通常通り行われます)。
※《災禍の鎧》と融合したことにより、攻撃力、防御力、機動力が大幅に上昇し、攻撃予測も可能となっています。
その他歴代クロム・ディザスターの能力を使用できるかは、後の書き手にお任せします(使用可能な能力は五代目までです)。
※《災禍の鎧》の力は“碑文”と拮抗していますが、ハセヲの精神と同調した場合、“碑文”と共鳴してその力を増大させます。
※ハセヲが《獣》から受ける精神支配の影響度は、ハセヲの精神状態で変動します。
【シノン@ソードアート・オンライン】
[ステータス]:HP100%、MP80%、強い無力感/GGOアバター
[装備]:{フレイム・コーラー、サフラン・ブーツ}@アクセル・ワールド、{FN・ファイブセブン(弾数10/20)、光剣・カゲミツG4}@ソードアート・オンライン、式のナイフ@Fate/EXTRA、雷鼠の紋飾り@.hack//、アンダーシャツ@ロックマンエグゼ3
[アイテム]:基本支給品一式、光式・忍冬@.hack//G.U.、ダガー(ALO)@ソードアート・オンライン、プリズム@ロックマンエグゼ3、5.7mm弾×20@現実、薄明の書@.hack//、???@???
[ポイント]:300ポイント/1kill
[思考]
基本:この殺し合いを止める。
0:アトリ……私……。
1:みんなと共にハセヲを追い、スケィスと戦う。そしてユイちゃん達を守る。
2:殺し合いを止める為に、仲間と装備(弾薬と狙撃銃)を集める。
3:ハセヲの事が心配。 《災禍の鎧》には気を付ける。
4:【薄明の書】の使用には気を付ける。仮に使用するとしても最終手段。
5:ユイちゃん達とはまた会いたい。
[備考]
※参戦時期は原作9巻、ダイニー・カフェでキリトとアスナの二人と会話をした直後です。
※使用アバターに応じてスキル・アビリティ等の使用が制限されています。使用するためには該当アバターへ変更してください。
ALOアバター>ソードスキル(有属性)及び魔法スキル、妖精の翅による飛行能力が使用可能。
GGOアバター>《着弾予測円(バレット・サークル)》及び《弾道予測線(バレット・ライン)》が視認可能。
※MPはALOアバターの時のみ表示されます(装備による上昇分を除く)。またMPの消費及び回復効果も、表示されている状態でのみ有効です。
※このゲームにはペイン・アブソーバが効いていない事を、身を以て知りました。
※エージェント・スミスを、規格外の化け物みたいな存在として認識しています。
※【薄明の書】の効果を知り、データドレインのメリットとデメリットを把握しました。
【ブラック・ロータス@アクセル・ワールド】
[ステータス]:HP80%/デュエルアバター 、令呪一画
[装備]:なし
[アイテム]:基本支給品一式、不明支給品1~3 エリアワード『絶望の』、セグメント1@.hack//、セグメント2@.hack//
[思考]
基本:バトルロワイアルには乗らない。
1:みんなと共にハセヲを追い、スケィスと戦う。
2:《災禍の鎧》を封印する。
[サーヴァント]:アーチャー(ロビンフッド)
[ステータス]:ダメージ(中)、魔力消費(大)
[備考]
時期は少なくとも9巻より後。
【ブラックローズ@.hack//】
[ステータス]:HP60%
[装備]:紅蓮剣・赤鉄@.hack//G.U.
[アイテム]:基本支給品一式、逃煙連球@.hack//G.U.、エリアワード『絶望の』
[思考]
基本:バトルロワイアルを止める。
1:みんなと共にハセヲを追い、スケィスと戦ってカイトの仇を取る。
2:《災禍の鎧》には気を付ける。
※時期は原作終了後、ミア復活イベントを終了しているかは不明。
【?-?/日本エリアのどこか/1日目・夕方】
【スケィスゼロ@.hack//】
[ステータス]:???
[装備]:ケルト十字の杖@.hack//
[アイテム]:基本支給品一式×2、不明支給品2~6(ランサー(青)、ツインズへのDD分含む)、疾風刀・斬子姫@.hack//G.U.、大鎌・棘裂@.hack//G.U. 、エリアワード『虚無』
[ポイント]:900ポイント/3kill
[思考]
基本:モルガナの意志に従い、アウラの力を持つ者を追う。
1:目的を確実に遂行する。その為に月海原学園に向かう。
2:アウラ(セグメント)のデータの破壊。
3:腕輪の影響を受けたPC(ブラックローズなど)の破壊。
4:自分の目的を邪魔する者は排除。
[備考]
※1234567890=1*#4>67%:0
※ランサー(青)、志乃、カイト、ハセヲ、ツインズをデータドレインしました。
※ハセヲから『モルガナの八相の残滓』を吸収したことにより、スケィスはスケィスゼロへと機能拡張(エクステンド)しました。
それに伴い、より高い戦闘能力と、より高度な判断力、そして八相全ての力を獲得しました。
※ハセヲを除く碑文使いPCを、腕輪の影響を受けたPCと誤認しています。
※ハセヲは第一相(スケィス)の碑文使いであるため、スケィスに敵として認識されません。
※
ロックマンはバグによる自壊の為、キルカウントに入りません。
※プレスプログラムの影響により、ステータスがバグを起しているようです。ストレージに存在したアイテム等が認知外迷宮に散らかっているかもしれません。
最終更新:2016年09月06日 02:42