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2005.10.21 - 31 - (2005/10/25 (火) 13:17:25) の編集履歴(バックアップ)


保 管 庫


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手作り食餌で愛犬の表情が豊かになる!! 2005.10.25


 このブログの随想「鶏の骨付き肉で愛犬の皮膚病が治った!? 」 を見た人から次の投稿があった。
かなりの年の愛犬を飼っている愛犬家のようだ。
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TITLE: 手作りごはんの効果☆  NAME: AXXXX

今日のブログを拝見させていただきました!
我が家でも手作りごはんに変えたところ、すこぶる!すこぶる!元気になりました!
2年前の体力といってもよいほど 若返りました。
それから 今日のブログの女性も言っていましたが、感情や顔の表情がとても豊かになり、
飛び跳ねるようにうれしそうにしています。
ドッグフードは、犬の体だけではなく、感情までも奪い取っていたのですねぇ。

何よりも 人間も毎回味がかわるほうが楽しいし うれしいですよね!
犬を通して私も「食」の大切さを改めて感じさせられました。

ドッグフードを手作りにするといろんなことが変わりますよ~~~
Mt.Dogさん いつも私達 飼い主の為に いろいろな情報をありがとうございま~す♪
コメントに書かなくてもそう思っている飼い主さんは多いと思います。
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 ドッグフ-ドから手作り食餌に切り替えたところ、愛犬が食餌を楽しみにしているとか、
喜んで食べるとかの投稿は以前に幾度かあった。
今回の投稿は二人の愛犬家が、手作り食餌に切り替えたところ、愛犬の感情表現が豊かになったということだ。
そう言うこともあるのだと喜んでいる。

 愛犬のパナは幼犬の頃から手作り食餌なので、感情表現が豊かなのかなとあらためて思う。
「衣食足りて礼節を知る」というように、犬も美味しい食餌を食べていると、心が豊かになるのだろう。

 投稿者は{犬を通して私も「食」の大切さを改めて感じさせられました。}とのことだから、
手作り食餌で、その愛犬の飼い主に対する信頼や愛情表現なども大きく変化したようだ。
美味しい食餌を食べさせてくれる飼い主は、最近、良いことがあって、
金持ちになったのだと愛犬は喜んでいるかも知れない。

 ドッグフ-ドについてはAAFCO (アフコ:Association of America Feed Control Officials米国飼料検査官協会)や日本のペットフード公正取引協議会が総合栄養食について、栄養基準を定めているが、ドッグフ-ドの原料については何も規定してない。
殺処分された犬や猫も原料になっていることは公然の秘密だ。
防腐剤の使用禁止の規定もない。ましてや、ドッグフ-ドが美味しいかどうかについては全く規定がない。
 そのAAFCO は、ただ基準を定めただけであり、
認定や認証などのドッグフ-ドの合否判定を行う機関ではない。
ドッグフ-ドの容器には、AAFCOの基準に「適合」などと書いてあり、決して「合格」とは書いてない。
つまり、ドッグフ-ドメ-カ-が自分の判断で「適合」と表示しているにすぎない。

 何の保証もないということだ。ウソをいうメ-カ-があっても取り締まる訳ではない。
でも、いかにも権威があるようにAAFCO 適合品と表示しているドッグフ-ドが多い。
アメリカのドッグフ-ドメ-カ-がドッグフ-ドに権威付けするために仕組んだシステムに便乗している東南アジアのドッグフ-ドメ-カ-の商品もある。

 園芸用の肥料の鶏糞は100g約6円だ。
安いドッグフ-ドは100g10円前後のものがス-パ-などで販売されている。
いったい、原料は何だと疑問に思うのは常識だ。
ウサギも飼って、室内に放し飼いにしているが、ウサギの餌は安物のドッグフ-ドよりも高価だ。
草よりも安い原料はいったい何だ。

 愛犬のパナの糞の量は小指ほどの大きさのものが1日に1~3個だ。
その少なさにビックリしたドッグフ-ド愛好者がいる。
ドッグフ-ドを食べている犬の糞量は実に多い。栄養分の少ないものがドッグフ-ドの原料になっている。

 原料不明の美味しくないドッグフ-ドよりも、犬には防腐剤の入ってない美味しい手作り食餌を食べさせた方が生涯コストも安くつきそうだ。
原料不明なものを食べさせて、病気がちになり、高い医療費を払うよりも、美味しく栄養満点の手作り食餌を食べさせる方が、長い目でみて、安くつく。
長寿犬の飼い主は異口同音にドッグフ-ドは愛犬が食べないので、人と同じ食べ物を食べさせているという。

 犬の健康と長寿を願い、感情表現の豊かな愛犬と暮らしたいなら、
愛犬家はドッグフ-ドと手作り食餌についてご自分の頭で深く考えて見ることも大切だ。



犬はペットと言わないで、犬と言ってもらいたい! 2005.10.24


 ヘビやサソリなどの外来生物が野外で発見されたというニュースが相次いで報道されている。
環境省は「外来種のペットの中には、野外に放すと、人の生命・身体に対する危害、生態系に重大な被害を及ぼす生物がいるため、
飼い主は最後まで責任を持って飼育することが重要」と訴える自然環境局長談話を発表している。

 最近、制定された外来生物法(特定外来生物による生態系に係る被害の防止にに関する法律)で、
カミツキガメやオオクチバス、ブル-ギルなどが特定外来生物に指定され、自由に飼ったり、放流することが禁止された。
違反者には懲役や罰金刑が科される。

 環境省は国立公園や国定公園の特別保護地区内で、動物を放したり逃がしたりすること、
植物を植えたり種をまくことも禁止する方向で検討中だ。
自然公園法に基づく政令を改正し、来年1月1日から施行する予定だとのこと。

 上記のような環境省の動きに関する新聞等の報道は、正確を欠いている。
毎日新聞の記事を引用する。

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ペット規制:国立公園などで放すのは禁止 環境省
 環境省は7日、国立公園や国定公園の特別保護地区内で、動物を放したり逃がしたりすること、
植物を植えたり種をまくことを禁止する方針を決めた。
犬や猫などのペットは持ち込めるが、綱などから外して放すことは禁止行為となる。
自然公園法に基づく政令を改正し、来年1月1日から施行する。
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 まるで、犬や猫が外来種の特定外来生物であるかのような記事の書き方だ。
法律に詳しくない人は、犬や猫も外来種並に規制されるのだと思いこみかねない。
誇大妄想的な記事だ。

 環境省が目指しているのは生態系の保護だ。
犬のリ-ドの有無の問題は重箱の隅をつつくような些細な問題だ。それなのに、
「ペット規制」を新聞記事の見出しに持ってくるとは、ことの本質をわかってない記者だと言うことだ。

 ペットという曖昧な言葉を使い、犬と外来種を同列に扱っている。
あるいは、犬の規制が環境省の主眼であるかのように読者に誤解させる意図が見え隠れしている。犬嫌いな記者かも知れない。
この記事に類似する記事に関しては「国立公園特別保護地区以外はノ-リ-ドでよい! 」 を書いた。

 外来語かぶれした人は犬もペットと呼ぶ。ヘビ、サソリ、小鳥、フェレットなどの他の愛玩動物と同じような取り上げ方をする。
何か違和感がある。質の異なるものを無理に一纏めにしたようで、玉石混交の感がある。

 犬はペットとはいわないで、立派な日本語で犬と言ってもらいたい。
犬は人との関わりでは
、歴史的にも他のペットとは人への忠誠心、貢献度とか、品位品格などが格段に違う。
伴侶と呼んでもおかしくない犬も多い。コンパニヨン・アニマルと呼ぶ人もいる。

 長い歴史の中で、犬の遺伝子には人への忠誠心を示すDNAが組み込まれたのであろう。
小言一つ言わないで、惜しみない無償の愛を与えてくれる。人は見返りのない無償の愛を他に与えることはできない。
何かを密かに期待している。犬の飼い主に対する愛は純真で駆け引きがない。
もらうことよりも、与えることに喜びを覚える愛だ。




鶏の骨付き肉で愛犬の皮膚病が治った!? 2005.10.23


 愛犬の皮膚病に悩んでいた飼い主が、このブログを見て、手作り食餌を始めたところ、
愛犬の皮膚炎が治まったようだと次の投稿があた。
前回の投稿から、約一ヶ月で愛犬の皮膚病が快方にあることになる。

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お久しぶりです。  投稿者: ま○○  
こんにちは。
以前、 Mt.Dogさんのブログで手羽先をあげても大丈夫というのを拝見してから、
我が家の犬にも骨付きのお肉を食べさせるようにし始めました。

アレルギー性皮膚の病気で悩まされていたのですが、最近手作りご飯の回数を増やすようになってからというもの、
そんなに酷くなく、皮膚炎も治まってきたように思います(^^)。
他にも、塩分・チョコレート等色々と読ませていただいております♪
Mt.Dogさんのブログで色々教えていただいたお陰で我が家の愛犬は、おいしくないドッグフードではなく、
おいしいご飯やおやつをもらえるようになって、感情表現が豊かになったというか、
本当においしいものをあげていれば変わるんだなぁ…っと実感いております♪

人間もわんこもおいしいものを食べると幸せになるのかなぁっと思う今日この頃です(^^)。
本当に Mt.Dogさんのブログは勉強になります。感謝のキモチでいっぱいです☆
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 原料不明のドッグフ-ドがアレルギ-の原因になっている可能性が大きい。昔は犬のアレルギ-が問題になったことはなかった。
戦後、アメリカからドッグフ-ドが輸入され、日本でも製造されるようになって来るにつれて、犬のアレルギ-ガ増えている。
最大のアレルギ-の原因物質(アレルゲン)はドッグフ-ドの防腐剤だと見ている。

 このブログにも、愛犬がアレルギ-性の皮膚炎で、なかなか治らないと投稿してくる愛犬家が多い。
獣医が勧める注射や薬,あるいは、サプリメントやシャンプ-では治らないのだ。
原因がわからないのに、闇雲に薬などを売りつけている。
痒みを抑える抗ヒスタミン剤と炎症を抑えるステロイド剤の併用が治療の常套手段になっている。
ステロイド剤の多用は副作用が大きく、死につながることもある。

 病気が治らなくても、獣医は損をすることはない。長引けば長引くだけ、獣医は儲ける仕組みになっている。
獣医にとっては、アレルギ-様々だ。儲けの神様みたいなものだ。

 人の場合もアレルゲンの特定は容易ではない。花粉や卵など200種類ほどが知られているが、その殆どが食べ物だ。
愛犬の場合も、その食べ物が主な原因と見ている。
愛犬の食餌をドッグフ-ドから、手作り食餌に切り替えると、何を食べさせたかがわかる。

 手作り食餌には防腐剤は入ってないので、2,3ヶ月もすると、原因は分からないが、
アレルギ-性皮膚炎が治ることも可能性としては大きい。
「涙やけ(流涙症)は手作り食餌で治る!? 」 に詳記したように、涙やけも食餌療法で治る。いろんな愛犬家の実体験の投稿がある。

参考随想

愛犬のアレルギ-を手作り食餌で治す!?
涙やけ(流涙症)は手作り食餌で治る!?



愛犬に服や靴は必要か?迷惑か? 2005.10.22


 東京の池袋で犬の靴のファッションショーが初めて開催された。
カラフルな靴を履いたワンちゃんたちが続々と登場したようだ。
ペット犬関連市場で、「靴」は最後の必需アイテムとの位置づけだとのこと。
( 読売新聞05/10/20)。

 愛犬たちの立場で犬の服や靴について考えてみる。
真夏の気温が35度以上もあるような酷暑の街や公園で、洋服を着せられている犬を見ると、かわいそうになる。

 見ているだけで、こちらの方まで暑くなる。自分本位の飼い主に飼われて、
お付き合いするのも大変だねと、その犬にねぎらいの言葉をかけたい気持ちになる。

 涼しそうな浴衣でしょうと、ブログで自慢している人もいる。花火大会に連れて行ったら、多くの人から声をかけられたと喜んでいる。
蒸し暑い人混みの中で、浴衣を着せられて、引きずり回された愛犬の気持ちは無視されている。

 浴衣を着ないで、自然の姿の方が良かったと、愛犬は思ったかもしれない。
犬は苦情を言わないから、賛同していると、その飼い主は身勝手に思い込んでいる。

 愛犬のパピヨンのパナは先代の登山犬初代のお下がりの防寒用の皮コ-トがあるが、
冬山の雪の中でも着るのをいやがる。自然の姿のままが好きで、寒くないようだ。

 手作りで高級感のある皮コ-トなので、寒い日に公園などに出かけるときは、他人に自慢したいような気になり、着せると、着たまま動かない。
歩きだしても、歩きにくそうに歩く。自転車にのり、一人先に行くと、走りだすので、物理的に歩けないわけではない。
不要なものを着るのが嫌なだけなのだ。

 その愛犬のパナに浴衣を着せることなど夢にも思ったことがない。
暑いのに、純毛の毛皮を着て、口をあけて荒い息をしているのに、その上に綿とは言え、服を着せる気にはなれない。
つまり、真夏に愛犬に服を着せる人の気が知れない。
犬の健康を考えないで、自分の好みだけで犬を飼っているように思える。

 犬の靴についても、パピヨン登山犬初代の頃に、犬の登山靴についていろいろ考案した。
というのは市販の犬の靴では登山に向かないからだ。びったり合う靴が見つからない。
ゴム付きの軍手の指を切り、それを広げるようにして、愛犬の足にはめて、ビニ-ルテ-プで巻き付けてやると、犬の足にびったり合う。一日、登山しても穴はあかない。

 ただし、富士登山には工業用ゴム手袋を材料にすることが必要だ。
詳細は「愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓」 に記述してある。
結論だけいうと、冬でも夏でも、富士登山以外は犬の靴は不要だ。

 前記の新聞情報に「人気の小型犬は、真夏の焼けたアスファルトなどで足の裏をやけどしてしまう。
散歩時に靴を履けば大丈夫」と主催者は靴のPRをしているようだが、犬のことをよくわかっていようだ。

 靴をはかせて歩かなければならないほど暑いアスファルトの上を犬が歩くと熱中症になる。
犬は背が低いので、アスファルトの輻射熱をもろに浴びる。
街でも山でも経験がある。真夏の高山の草のない裸尾根で愛犬が輻射熱でバテたことがある。
直ぐ抱きあげて、地面から離すことが大切だ。

 愛犬たちの服や靴を売り込む商売が繁盛するのを愛犬たちは、歓迎しているだろうか、それとも、迷惑千万だと思っているだろうか。



犬にチョコレ-トは有益!タマネギは有害!? 2005.10.21


 チョコレ-トにはテオブロミンというカフェインと同類の興奮作用のある物質が含まれている。
人も犬も適量のチョコレ-トを食べると、元気になる。
それなのに、本や雑誌、ホ-ムペ-ジなどには自称愛犬家や獣医が犬にはチョコレ-トは与えてはいけないと書いてある。
しかし、どのくらい食べさせたら、中毒するのかは記述してない。

 具体的に記述する。
女性の手のひらほどの大きさの「明治ミルクチョコレ-ト」や「ガ-ナミルクチョコレ-ト」100gにはテオブロミンが240~280mg含まれている。
その板チョコ1枚全部を犬に一度に食べさせても、中毒死することはない。

 体重5kgの愛犬なら、5枚を一度に食べさせると、中毒死の可能性がある。
それほどの大量のチョコレ-トを一度に食べる人はいないだろうし、ましてや、愛犬に食べさせる飼い主はいないだろう。

 化学物質の世界的な大辞典であるMERCK INDEXによると、
テオブロミンの致死量は体重1kg当たり、犬は120~500mgで、人は300~500mgだ。
犬の体重が10kgなら、10倍すればよい。

 登山の非常食としてチョコレ-トの携行が喜ばれているのは、糖分だけでなく、興奮作用のあるテオブロミンが疲労した身体に活力を与えてくれるからだ。
先代の登山犬のパピヨンはチョコレ-トが好きだった。登山中、よく分け合って食べた。

 一方、タマネギやニンニクなどのネギ類には血液毒の硫化アリルプロピル(allyl propyl disulfide)が含まれている。
人は、その化合物を分解できるが、犬や猫は分解できない。

 この硫化アリルプロピルは酸素運搬機能のあるヘモグロビンを酸化して、無力にする。
呼吸機能が低下する。血液中に酸素が少なくなり、貧血状態になる。

 重症の貧血になることもあるようだ。元気がなくなったり、食欲がなくなったり、時にはヘモグロビンが混入した赤い尿を排出することもあるようだ。
中毒死はほとんどないとのこと。

  つまり、タマネギやニンニクに含まれている硫化アリルプロピルは犬にとっては少量でも有害無益な化合物だ。食べない方が良い。

 その点、チョコレ-トの中のテオブロミンは適量であれば、元気の出る有益な化合物としての効用がある。

 薬か毒かは見極めることが大切だ。テオブロミンは薬のような働きがある。
一方、硫化アリルプロピルは薬のような働きはない。愛犬にとっては毒でしかない。

 犬に関する著作物には無責任な記述が多い。犬にはチョコレ-トを食べさせてはいけないというのもその一例だ。
物事を科学的、論理的に考えてから、文章を書いてもらいたいものだ。

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