W-CDMA
Wideband Code Division Multiple Accessの略。
NTT DoCoMoやEricsson社などが開発した第3世代携帯電話(
3G)の通信方式で、ITU(国際電気通信連合)が標準化を進めている次世代通信方式IMT-2000の日欧標準案として提案されており、北米案の
cdma2000と標準をめぐって争っている。
高速移動時144kbps、歩行時384kbps、静止時2Mbpsのデータ伝送能力があり、動画・音声によるリアルタイムの通信が可能。
CDMA方式を採用し、1つの周波数を複数の利用者で共有できるため周波数効率がよいほか、
スペクトラム拡散通信という原理によりばらばらに入ってきた2つ以上の基地局からの電波を、RAKE受信によってひとつの信号と見なしながら受信することができるため、
マルチパスに強いという利点がある。
NTT DoCoMoの
FOMAや
Vodafoneの
V3G?、
VGSはこの方式を採用している。
最終更新:2006年02月28日 23:02