響きライブラリー
My Funny Valentine
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
My Funny Valentine
Eddie Higgins Quartet
ヴィーナス盤「トリオ」+テナー
2008.1
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
瀟洒なベテラン・ピアニスト、エディ・ヒギンズとテナー・サックスの名手スコット・ハミルトンの名コンビがおくる第3弾。スタンダード・ソングをずらりとならべた、奇をてらわない完璧なジャズである。あふれんばかりの典型を詰めこみつつ、白人らしい機知とスマートさを塗し、美しいなごみのアルバムに仕立てあげる。その作法は過去2作で万事承知済み、ということで今回はそこからくるリラックス感がすこぶる良好なノリを引き出した。まずはエレガントなピアノの上にかぶさるテナー・サックスの艶やかな音色が絶品。音が馴染み合う感じが際立っていて、一聴するだけでこの二人の相性のよさがわかる。
溢れんばかりの典型?恥ずかしいテナーの典型。
見て分かるようにヴィーナスレコードの手を変え品を変えシリーズの一枚。エディ・ヒギンストリオ+スコット・ハミルトンのカルテット編成によるスタンダード集。ヒギンストリオは基本的に背景に徹して、スコット・ハミルトンのテナーが一貫して耳に残る編成となっている。
私の感覚で言うと、テナーがエロしつこ過ぎて下手するとギャグに近い。例えば「アローン・トゥゲザー」は「アンロウオンオントゥーゲザウワ」だったり、「マイ・ファニー、バレンタイン」の「マ」とか「バ」の処で此処ぞとばかりに「ブフォー」。まったく力んでないおならの様で安っぽいんです。
テナーを買ったら誰でもブフォーとやりたくなるのは分かるんですが、作爲的だし、蛸壺な価値観が悲しい。
曲目
- あなたの家に帰りたい
- アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー
- サニーがブルーになるとき
- アローン・トゥゲザー
- マイ・ファニー・バレンタイン
- イッツ・オールライト・ウィズ・ミー
- スターダスト
- 瞳は君ゆえに
- ドント・エクスプレイン
- 中国行きのスローボート
- イマジネーション
詳細
- CD発売日
- 2005/6/22
- レーベル
- ヴィーナスレコード