キバヤシ理論


テイルズロワでよく使われているパロロワ用語。
もちろん語源は、2chでも「MMRのガイドライン」などで散々ネタにされ、「どのような命題からも任意の結論を引き出すことが可能」とすら書かれたMMRの編集長、キバヤシ(金田一とか作った人)である。

キバヤシのAAのコピペ改変は、どう考えてもナンセンスな理論を詭弁や誤った論拠、こじつけなどで彩り、同じくナンセンスな結論を持ってくることで有名である。

パロロワでもこの言葉は上記のようにナンセンス、理不尽、馬鹿馬鹿しい理論などというニュアンスを込めて使われ、批判の対象となる。
関連:超展開展開ありき

SSを投下する書き手が物語を構成する要素や常識など変容させることで、キバヤシ理論は成立する。
具体的には、以下のような要素を拡大解釈、曲解、独自解釈(もしくはこれらの複合)することでキバヤシ理論は成り立つ。

  • 登場キャラの持つ能力、フラグ補正など
  • そのロワの原作の公式設定
  • 自然科学において説明される公式や法則

テイルズロワスレで実際に提示された、キバヤシ理論の一例をここに示す。
この例に登場するキャラ、ミントはテイルズロワの参加者であるが、以下は
「ミントは肉体の代謝活動を制御できる」という命題を成立させるためのキバヤシ理論である。

  • 「ミントは法術師=一般ファンタジー世界で言うところの僧侶」…(1)
  • 「僧侶の中には禅により、心頭滅却の境地に至れる奴もいるし、インドの僧侶であるヨーギーは、ヨガで肉体の代謝を制御できる奴もいる」…(2)
  • 「よって三段論法より、ミントはヨガで代謝活動を制御できる」 …(3)

(1)の命題は、一応間違いではないが、
(2)の命題はミントの持つ「僧侶」という要素を拡大解釈した結果導き出されたものであり、
(言うまでもなく、一般ファンタジー世界の僧侶のモチーフはキリスト教の司祭であり、インドのヨーギーのような修行僧をモチーフとしたジョブや職業は、いわゆる格闘家やモンク僧が担っている)
(1)と(2)から導き出された(3)の命題は、原作の描写を見る限りまずありえない話である。
(原作の「TOP」では、ミントは一度もヨガのような術を使っている描写はなかったし、法術というTOP世界の回復魔法体系の中には、ヨガのような術も存在しない)

無論上記の反論に、更に「証拠の不在は不在の証拠にあらず」という、いわゆる「悪魔の証明」の論理で反論することは不可能ではないが、かなりの強弁となり説得力に乏しい。

このように、キバヤシ理論は書き手がオリジナル要素を入れる際の最も簡単なツールである。
これを、パロロワ原作についての造詣が深く、博識で議論力の高い書き手が用いれば、一見して反論の余地のなさそうな、堅牢強固なフラグを容易に捏造できるデウス・エクス・マキナにすらなりえる。

キバヤシ理論を乱用すれば、ロワのパワーバランスを崩壊させフラグ状況を錯綜させ、そのロワをオリキャラや厨展開満載の駄ロワにして、最悪の場合パロロワ企画自体の命脈を止めかねないような、危険な事態を引き起こす。

しかし、キバヤシ理論は毒にも薬にもなる手法であることは事実で、
度を越さなければ会場内のパワーバランスの調整や手に汗握る展開の創出に有用であるし、スレの空気がキバヤシ理論を容認するようであれば、スレ全体のモチベーションアップにも繋がる。

そもそも、パロロワ企画は本来原作のキャラ達にとってはありえないような事象であることがほとんどで、そこにはどうしても書き手の解釈の余地が生じてしまう。
またロワ内のイベントと原作設定をどのようにすり合わせるかは、パロロワの魅力のひとつであり、よってキバヤシ理論はほとんど全てのロワ企画が、多少なりとも飲まねばならない「毒」の一つであろう。

「毒」とどう付き合っていくか、「毒」をどうやって「薬」に転じさせるか、
これらについて現実的かつ効果的な対処法を打ち出すことが、そのロワ企画の明暗を分ける要素の一つであることは言及に及ぶまい。


外部リンク




最終更新:2019年04月08日 15:57