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次の時間は組み手だった
今日はいつもより余裕を持って来ることができた
「カオル~」
由里の声が見学者席から聞こえる
怪我をしたシンボルで組み手をするとあぶないからか
「おい、西田。こっちに来い」
授業が始まる少し前に先生に呼び出された。何だろう?
「お前はしばらく見学者席にいろ」
首をかしげる。怪我をしているわけでも、体調が悪いわけでもないのに
「危険だからだ」
先生は私が更に困惑した様子を見て取ったらしい
「お前じゃなくて、生徒が」
こういう時、どういう表情がいいんだろう

授業が始まった
見学者席には他にもクラスメイトが結構いた。怪我人が多かったからか
そのため授業で組み手をするクラスメイトは結構少ないみたい
「カオルも見学?」
由里の問いに首を縦に振る
理由は危険だから。なんか納得いかない
ふと目線を上げる
この席、他のクラス、身長から見て恐らく上級生のクラスなのかな?の組み手も見える
その中に崎山の姿もあった
思わず由里の顔を横目で見た。由里はこの前私が戦った人の組み手をボーっと見ていた。たしかに暇
しばらく組み手を眺めていた。ふと顔を上げると崎山が前に出ている。これから戦うのかな?

「お~~い西田!」
ハッと我を取り戻した
私たちのクラスの組み手が終わっている
そして何故か先生に呼ばれた
「・・・何でしょう?」
先生は少しだけ嬉しそうな顔をしていた
「ご指名だよ。オフィシャルの人が君と戦ってみたいって言ってるんだ」
え・・・?
先生の遥か後ろに見覚えのない、生徒とも先生とも見えない人が立っている
「どうする?やってみるか?」
正直急に言われても・・・
でも興味があることも確か
まぁ・・・やってみるか
私は首を縦に振った

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最終更新:2006年09月04日 00:16