先生から紹介された
オフィシャルの水下という人らしい
とりあえず簡単に挨拶をした
「西田さんだっけ、今まで幾人も病院送りにしてるとか」
幾人もって・・・まぁ2人ぐらいは・・・いたかな?
間違ってはいないので肯定する
「力のセーブができないのかい?」
そんな・・・何だってこんなに踏み込んだ質問を・・・
正直私にもわからない
何より記憶がないんだから
答えあぐねていると組み手の準備ができたみたい
まぁオフィシャルの人なら遠慮はいらないか
そういえばシンボルが見当たらない
まぁ・・・いいか
「それでは水上 正悟さん対西田 薫子! ・・・始めィッ!」
リボルブをしてふと見ると「わ~いお茶」の大きなペットボトルに入ってる水をドボドボ床にまいている
そうか、いつもリボルブしてるのか
だとしたら流石というか・・・
「空気中から集めてばかりじゃ周りの生徒に迷惑だからね」
迷惑って・・・床が腐るっての考えてないのかな?
水上の手に水が集まる
っ・・・来る!
水が放たれる
早いっちゃ早いけど避けられない速さじゃない
2発・・・3発・・・
確実に間合いを詰める
十分な間合いに入ってから何度も何度も剣を振る
しかしそこはオフィシャル、この距離で確実に避けてくる
さらに的確な反撃までしてくる。
ふと気が緩んだ瞬間にわき腹に蹴りを食らった
体制を立て直して水上の方を見ると既に手に水が集められている
とっさに剣を盾にしてそれを受け止める
すごい衝撃が全身を駆け巡った
ふと剣を見る
上半分が無くなっている
「・・・こんなことは初めてかい?」
この言葉がスイッチになったのかな?
剣を戻したところぐらいからほぼ無意識状態になった
その後、水上に剣が当たることはなかった
由里によると私の剣の元の方に水を当てて剣をへし折り
再生させる間を与えないように大量の水を当てたそうだ
気がついたら全身びしょびしょになっていた
遠くで「やめい」っぽいことが聞こえた
服から水が抜かれていく
「どうだった?君が全力を出しても遠く及ばない相手との戦いは?」
なんかものすごいムカつく言葉だけど、間違ってはいない
私はとりあえずお辞儀をして、伸びている私のシンボルを拾って見学席に戻った
由里を始め、クラスメイトの「大丈夫?」とか「すごかった~」とか色々な声が私を迎えた
水上は今度は別の生徒と戦っているみたい
疲れからか、なんとなくそれを見る気にはなれなかった
何より・・・疲れた
抱いていた私のシンボルはすでに眠っていた
私も寝るか・・・
そう思ってふと顔を上げた
崎山はもう戦い終えたらしく、すでに別の先輩たちが戦っていた
目線を早々と破れたクラスメイトに移した
すぐにマブタが重くなった
最終更新:2006年09月04日 00:32