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オフィシャルの水上と戦った次の日、私は見事に風邪をひいた
どうやら水浸しになった時の水が抜けきれていなかったみたい
「じゃあ、行ってくるね」
朝の僅かな時間に由里が薬や体温計等色々必要なものを用意してくれた
エネミー襲撃の事件の時より、私のシンボルの枕がありがたいとしみじみ感じた
昼になっても熱は全く下がる気配がなくて、あいかわらず頭がものすごく痛い
時間だけは無駄に多くて、変にいろいろ考えちゃう
そういえば組み手で負けたのは久しぶり。初めてかもしれない
崎山って先輩。今も数式の事考えているのかな
Fouって言ったあの男。結局何だったのだろう
考えが少し深くに行くと、頭がズキっとしてふと我に返る
こういうときは、寝るに限る

公園のブランコの前
手には冷たく光る剣
目の前で化け物が子供を襲っている
後ろで女性が悲鳴を上げ、男性が無謀にも木製バットで立ち向かって返り討ちにされた
化け物・・・倒さなくちゃ
剣を持つ手に力が入る。化け物に向かって一切り、二切り。
化け物は雄たけびを上げてこちらに振りむいた
繰り出してくる爪。避けようとしたけど左のわき腹に激痛が走る
痛みをこらえて更に一切り
何故か自然に笑い声が出てきた

「フフフ・・・」
化け物の足を一本切り落とす
     右太ももから鮮血が吹き出た
化け物の側部に剣を刺す
     左の二の腕の一部が弾けた
化け物の首を体と切り離す
     全身に体液が降りかかった
まだ・・・足りない
後ろを振り返る
「・・・ヒッ」という声と共に女性が腰を抜かしていた
なんだ、まだ獲物はいるじゃん

「・・・ォル・・・カオル!!」
由里がすごい勢いで私の体を揺さぶっている
あ・・・寝てたんだ
「大丈夫?カオルは辛そうな顔してるし、カオルのシンボルも変な声出してたから」
由里はすごい心配している顔だった
「・・・大丈夫」
それにしても、夢を見たのは久しぶり
風邪の時は悪夢を見るって言うけど、本当だったんだ
体中から汗が吹き出ていた
パジャマを脱いで別の服に着替えよう
ふとわき腹に目が行った
次に右のふともも、そして左の二の腕
夢と全く同じところに古傷があったことを思い出す
私のシンボルが心配そうな顔で見上げている
なんか・・・疲れた。早く着替えてもう一度寝なおそう

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最終更新:2006年09月04日 23:31