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ソウメンが切れた
ソウメンが切れた
ソウメンが切れた
「カ~オ~ル!」
ソウメ・・・
顔を上げると由里がいた
「授業終わったよ?」
あ・・・いつのまに
支度を済ませシンボルを抱えて教室を後にする
ここ三日ぐらいずっとソウメンが無いからどうも調子が出ない
「放課後はどうす・・・」
「買い物」
久しぶりに即答をした
ここ数年、二日以上ソウメンを欠かしたことが無かったからなぜかイライラする
着替えもソコソコにすぐ学校を出た

すごい予想外の事態が起きた
ソウメンが無い
いつものスーパーはもちろん、近くのほとんどのコンビニを見回ったし
しばらく近くの一体を回ったけど全然見つからない
「じゃあ・・・さ、この先の乾物屋さん行ってみない?」
乾物屋?そんなものあったんだ
由里に連れられた先に、確かにあった。乾物屋
「あたしはここで待ってるからさ、買ってきなよ」
由里が何かに動揺しているようだった
明らかに目が泳いでいた
でも今はそれどころじゃないから、乾物屋に入る
「いらっしゃいませ~」
少し気の抜けた男の声がした
ソウメンソウメンっと・・・あった
「・・・これ下さ・・・」
レジの所に崎山がいた

「はい、・・・あ」
崎山も気づいたらしい。ここ・・・崎山の実家だったんだ
そういえば、表の看板に大きな字で「サキヤマカンブツヤ」って書いてあったっけ
由里が動揺してたのもこういうことか
「お久しぶり。オフィシャルの人との戦いすごかったよ」
あ・・・アレ見られてたんだ
三日前に見たあの試合の事を話したら少し照れていた
「なんか、張り合いが無いんだよね」
そんな感じがした
ふと由里の事が気にかかった。由里としてはこの状況、気が気では無いのだろう
「外で由里がいるからここで」
そう言うと崎山は少し目を外に向けた
「じゃあ・・・加賀谷さんによろしく」
この謙虚さ、数式がさっぱりってことか
外に出ると由里に思いっきり手を引っ張られて行った
そこまで崎山が嫌なのか、それとも気まずいのが嫌なのか
どっちにしても、崎山が由里と付き合うってことになるまでには相当遠い道のりになりそう

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最終更新:2006年09月09日 11:03