衛星軌道上に静止軌道で乗ったいくつかの『箱舟』を国土として創られた亜人の国家。
自分達の祖先はアルファリア大陸から一度、星の海を渡って帰って来た人々だと考えており、シェルパの一部の者達のなかには、星の海のどこかに創られたという人類第二の住み家に行くことを目標に生きている者達がいる。
『箱舟』は混迷の時代以前に造られたものであり、現在には伝わっていない様々な技術が使われているが、シェルパの人々はそのほとんどを使うことが出来ない。
しかし、先史時代の技術に関する研究は熱心に行っており、一部の復古された技術や、独自に開発した技術も少ないながら持つ。
一部ながら壊れた過去の遺物を修復する技術があり、壊れた遺物を持って中央山脈を登り、シェルパに行こうとする者もいる。
『箱舟』から地上へは、『箱舟』から中央山脈に向かって伸びる光の柱を通ることで行き来する。
自分達のことを天上人と呼び、天使ではないが人に極めて近い姿で背中に翼を持っている。エルフと同程度の寿命を持ち、人間と同じ体格ということに似合わぬ筋力や体力のある、屈強な肉体を持つ。
多くの天上人は神に頼ろうとせず、そのため宗教色が薄い。
自分の力で物事を解決しようとする志向が強い。
――――
実は彼らはオメガの時代に遺伝子操作によって生み出された培養強化人間であり、人が人を造ることを嫌った一部の神々の怒りに触れてアルファリア大陸を追放された者達である。
ほとんどのシェルパ人はその事実を忘れてしまっているが、追放された当時から今も生き続ける者達のなかには、神々への復讐を目論む者たちがいる。
一方で、大陸を捨てて新たな世界へ旅立とうとしている者達も多い。
現在は、穏健派の神々によってこの世界に住まうことを許されているが、それを快く思わない神々もいる。
――――
○追放派
・法王神アークス
秩序を司る神として、天上人を異分子と見なす。
天上人が持つ技術や、彼らの宗教色が薄く合理的で現実的な思想を危険視しており、
世界を導く父として、物質界の者達が危険思想に染まらないよう、
天上人を地上に住む者たちから遠ざけようとしている。
・破壊神ヴァンガス
天上人すらも神々が産み出した汚点、そしてこの世界を汚す不純物と考えており、彼らも滅ぼすべき対象と見ている。
その存在価値を一切認めようとせず、否定することしか頭にない。
○擁護派
・節季神アリエス
ラグナファリアに住むすべての生命を寵愛しており、
人が人を造る技術自体には反対しているが、
すでに生まれてきてしまった者達には自由に生きる権利があると思っている。
○中立
・創生神カーズ
生命を司る神として、天上人に対して意見がありそうだが、
カーズはすべての生命の生死を平等に見守る存在であり、天上人に関して何の干渉もしない。
自分達の祖先はアルファリア大陸から一度、星の海を渡って帰って来た人々だと考えており、シェルパの一部の者達のなかには、星の海のどこかに創られたという人類第二の住み家に行くことを目標に生きている者達がいる。
『箱舟』は混迷の時代以前に造られたものであり、現在には伝わっていない様々な技術が使われているが、シェルパの人々はそのほとんどを使うことが出来ない。
しかし、先史時代の技術に関する研究は熱心に行っており、一部の復古された技術や、独自に開発した技術も少ないながら持つ。
一部ながら壊れた過去の遺物を修復する技術があり、壊れた遺物を持って中央山脈を登り、シェルパに行こうとする者もいる。
『箱舟』から地上へは、『箱舟』から中央山脈に向かって伸びる光の柱を通ることで行き来する。
自分達のことを天上人と呼び、天使ではないが人に極めて近い姿で背中に翼を持っている。エルフと同程度の寿命を持ち、人間と同じ体格ということに似合わぬ筋力や体力のある、屈強な肉体を持つ。
多くの天上人は神に頼ろうとせず、そのため宗教色が薄い。
自分の力で物事を解決しようとする志向が強い。
――――
実は彼らはオメガの時代に遺伝子操作によって生み出された培養強化人間であり、人が人を造ることを嫌った一部の神々の怒りに触れてアルファリア大陸を追放された者達である。
ほとんどのシェルパ人はその事実を忘れてしまっているが、追放された当時から今も生き続ける者達のなかには、神々への復讐を目論む者たちがいる。
一方で、大陸を捨てて新たな世界へ旅立とうとしている者達も多い。
現在は、穏健派の神々によってこの世界に住まうことを許されているが、それを快く思わない神々もいる。
――――
○追放派
・法王神アークス
秩序を司る神として、天上人を異分子と見なす。
天上人が持つ技術や、彼らの宗教色が薄く合理的で現実的な思想を危険視しており、
世界を導く父として、物質界の者達が危険思想に染まらないよう、
天上人を地上に住む者たちから遠ざけようとしている。
・破壊神ヴァンガス
天上人すらも神々が産み出した汚点、そしてこの世界を汚す不純物と考えており、彼らも滅ぼすべき対象と見ている。
その存在価値を一切認めようとせず、否定することしか頭にない。
○擁護派
・節季神アリエス
ラグナファリアに住むすべての生命を寵愛しており、
人が人を造る技術自体には反対しているが、
すでに生まれてきてしまった者達には自由に生きる権利があると思っている。
○中立
・創生神カーズ
生命を司る神として、天上人に対して意見がありそうだが、
カーズはすべての生命の生死を平等に見守る存在であり、天上人に関して何の干渉もしない。