ALTERNATIVE世界の歴史
年表
1867
日本、元枢府誕生 倒幕派大名と将軍家が大同団結し大政奉還が成立。 その後、煌武院・斑鳩・斉御司・九條・崇宰の五大武家で構成される元枢府を設置。 元枢府の長(政威大将軍)は五摂家の当主衆の内一人を皇帝が任命する。 首都機能を江戸から京都へ移行、中央集権化が推し進められる。
1939
09.01:第二次世界大戦勃発 枢軸国(日独伊)と連合国(米英ソ)の間で行われた全世界的規模の戦争。
1941
12.08:大東亜戦争開戦 開戦劈頭より馬来作戦・布哇海戦・比島作戦・香港攻略を開始。
1944
ドイツ、原爆投下 一時は欧州のほぼ全域を占領していたドイツだが、欧州反攻の末、米国に2発の原爆を首都ベルリンに投下され降伏。
大東亜戦争(第二次世界大戦)終結 日本帝国は条件付き降伏するも、大戦中から顕著化した東西イデオロギー対立による戦後冷戦構造に即時組み入れられ、米国の最重要同盟国として戦後復興を遂げる。 史実と異なり、捷一号作戦、天一号作戦、原爆投下等の作戦は実行されず。ソ連軍侵攻も無かった為、樺太・北方領土は帝国領土のまま。
1946
米国、宇宙総軍を創設 旧来の陸、海、空、海兵隊、沿岸警備隊に加えて六軍体制に移行。
1950
米欧共同の系外惑星探査プロジェクト・ダイダロス計画スタート 衛星軌道への到達→月への有人飛行→大型軌道ステーションの建設→月面開発→恒久月面基地建設→惑星探査→外宇宙惑星探査に至る人類史上最大の総合宇宙計画。 アメリカ国立航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)による共同極秘計画として開始されたが、のちに西側各国が参加する世界規模の国際宇宙計画に発展。 多段式大型ロケット、軌道往還機、宇宙ステーション、MMUなどが次々と実用化される。 表向きはマーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画として段階的に公表された。最終的な系外惑星探査計画は、大型探査機「イカロスⅠ」の通信途絶により失敗したと公表された。 ソ連も東側陣営と共に同様の計画を進め、当初開発競争をリードしたが、月面到達レースに敗北したため、以降無人探査と低軌道投入技術へシフトした。
日米安全保障条約締結 米国はこの条約に基づき占領軍を正式に在日米軍として駐留させ、極東への影響力を強めた。一方、日本帝国は米国の属領という誹りに甘んじながら、その軍事的庇護の下、国力の回復に邁進した。
1955
米国、MMUの大型化を検討 無人大型探査機「イカロスⅠ」建造の遅れに対し、建造作業に使用されるMMUの大型化で対応する案が浮上、承認される。
日本、プロメテウス計画に参入 ダイダロス計画の参加計画に日本帝国が参入。主に、軌道上での大型探査機「イカロスⅠ」建造作業の分担、素材開発、デブリ処理などを受け持つ。
1956
米国、スーパーカーボンを開発 大型軌道ステーション「ホープⅡ」の実験棟にて探査機構造材として開発される。
1957
米国、大型MMU実用化 ダイダロス計画の一環で開発された大型MMUが実用化。 マニピュレータ作業用のスーパーカーボン製多目的切削ナイフが採用される。
1958
米国、探査衛星ヴァイキング1号が火星で生物を発見 画像送信の直後に通信不能となる。 その後、相次いで火星探査計画が浮上する。
1959
国連、特務調査機関ディグニファイド12招集 火星表面の巨大建造物発見により火星生命が知的生命体である可能性が示唆され、コミュニケーション方法を確立する目的の研究が開始される。
1961
無人大型探査機イカロスⅠ発進 核パルス/ラムスクープドライヴを搭載した大型探査機が衛星軌道から発進。大深度宇宙の学術データ回収の他、人類居住可能惑星の発見を目的とした人類史上最大(当時)の宇宙探査が開始される。
日本、帝国航空宇宙軍を創設し、プロメテウス計画を移管 プロメテウス計画はNASDAから新設された航空宇宙軍の管轄へ。
1965
日本、65式多目的切削刀を制式採用 航空宇宙軍は自軍所属の大型MMU用の補助装備として、スーパーカーボン製多目的ナイフの制式採用を決定。 F-4戦術機導入の際に、65式近接戦用短刀と改称され補助兵装として採用される。
1966
国連、オルタネイティヴ計画スタート ディグニファイド12が発展的にオルタネイティヴ計画へ移行。世界規模の巨大計画へ昇格。 (補足:この時点では「敵対的」と判明していないためBETAとも命名されていない。ほかの無人探査機による言語解析等だったとすると、サクロボスコ以前にオルタ1が開始されていても矛盾はない。)
1967
BETA大戦勃発
月面、サクロボスコ事件 国際恒久月面基地「プラトー1」の地質探査チームが、サクロボスコクレーターを調査中に、火星の生命体と同種の存在を発見、その後消息を絶つ。
第一次月面戦争勃発 人類史上、初の地球外生物と人類との接触及び戦争の始まり。
異星起源種がBETA:Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race――『人類に敵対的な地球外起源生命』と命名される
米国、対BETA宇宙兵器の基礎研究開始 サクロボスコ事件とそれ以降の戦闘結果を検証した米国国防省が在来宇宙兵器の決戦能力に疑問を提示。政府肝入りで軍産一体となった対BETA宇宙兵器の基礎研究が推進され、新素材から電子工学まで、あらゆる分野での開発プロジェクトが多数提示される。米軍の4軍(陸・海・空・宇宙)共同開発プロジェクト・NCAF-X計画もその一つとして始動。
米国、NCAF-X計画発動 サクロボスコ事件とそれ以降の戦闘結果を検証した米国国防省が、在来兵器の決戦能力に疑問を提示。軍産一体の対BETA宇宙兵器開発プロジェクトが多数提示される。
1968
国連、オルタネイティヴ計画を第二段階へ移行 戦争状態の現出を受けて、より直接的なBETA生態研究のためにオルタネイティヴ計画は第二段階へと移行。これ以後、前段階をオルタネイティヴ1、現段階をオルタネイティヴ2と呼称することが決定する。 オルタネイティヴ2ではBETAの捕獲、生態研究に莫大な予算と犠牲が払われたため、「結果的に得た者は、BETAは炭素生命体という事実のみ」と揶揄され、“失敗した計画”という印象が付きまとうが、実際には代謝低下酵素の発見など人類に対する貢献度は非常に高い。
国連、オルタネイティヴ3予備計画招集 BETAとのコミュニケーション方法を模索するというオルタネイティヴ1の失敗に対し、「ESPによって直接思考を読み取る」というソ連案が採択され、ソビエト科学アカデミーの研究に国連予算の提供が開始される。
最終更新:2022年10月16日 03:38