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ここはウォルター資材保管区
目的は不明だがフライトナーズが活動している様だ
フライトナーズ隊員A「こちらアサルトドッグ、状況はどうだ」
フライトナーズ隊員B「こちらガードドッグ、問題はない」
二機のACを見つめる謎の影、ACだろうか?
フライトナーズ隊員A「それにしても、ルガトンネルのディソーダーが全滅するとはな」
フライトナーズ隊員B「どうせレイヴンでも送り込まれたんだろ?」
謎の影が二機のACに向かってくる、隊員、後ろ!後ろ!
フライトナーズ隊員A「クライン隊長は月とコンタクトは取れうわっ……」
一瞬のうちに真っ二つにされるアサルトドッグ、隊員Bはようやく敵の存在を認識する……お前らちゃんとレーダー見てたのか?
フライトナーズ隊員B「こちらB小隊!き…聞こえるか、赤いACが……」
一刀両断された二機のAC、その上に立つ赤き影、事態は混迷の一途を辿っていた
12:00 ウォルター資材保管区 BGM フライトナーズのテーマ AC2
ルガトンネルにてアッザムもどきもといディソーダーの殲滅に成功したモリは資材保管区の制圧を命じられた
モリ「こんな迷路をどう制圧しろと言うんだよ!」
本部「この資材保管区にはいくつかの中継地点がある、そこを確保してくれれば十分だ」
モリ「そ…そんなこと言われたっていくつ確保すればいいんだよ!」
ウォルター資材保管区は確かに一度迷ったら出る事が出来ない迷路かもしれない
だが、ルートを網の目のように張り巡らせているためいろんな所に出口があると言える
本部「最低でも3つは確保して欲しい、迷ったときは出口を探せ、以上だ」
モリ「了解……これは長い戦いになりそうだなぁ……」
探索して特に進展がないまま5分、モリはついに1つめの中継地点を発見したのだが……
本部「中継地点内部に熱源3、フライトナーズACだと思われる」
モリ「そんな、よりによってAC三機だなんて!」
本部「安心しろ、フライトナーズ産ACは我らのACと比べて脆いことが判明している」
本部「そしてフライトナーズはレイヴンの実力がないと言うこともつかんでいる、しかし奴らの方がレイヴンの数が多い、慎重に戦えよ」
モリ「かなり怖いけど……行くしかないか……」
一方、中継地点内部にて
フライトナーズ隊員A「こちらD小隊……何、B,E小隊全滅、どういう事だそれは!?」
フライトナーズ隊員B「B小隊の最後の報告によると赤いACに殲滅された様です、こちらも撤退を考えた方が良いのでは……」
フライトナーズ隊員C「こちらに熱源1、ACだと思われます!」
フライトナーズ隊員A「何だと、至急戦闘態勢を取れ、しくじるなよ!」
中継地点に突入する一機の黒い死神、もう一機の赤い死神が居ることも知らずに
本部「敵ACはハンタータイプが一機、アサルトタイプが二機だ、こちら側のACとの性能差を考えるとまず負けることはないはずだ」
モリ「わかった、今から突入する!」
中継地点の内部には本部の言った通りACが三機、本部の言うことが本当なら問題なく殲滅出来るだろう
フライトナーズ隊員A「来たぞ、蜂の巣にしろ!」
容赦なく飛んでくるライフル&パルスをいとも簡単に避け、ハンタータイプにグレネードと言う名の鉄槌を叩き込む
フライトナーズ隊員C「なっ攻撃を避け……」
爆散するハンタータイプ、脆い……脆すぎる!
フライトナーズ隊員A「くっ……この程度の損害は計算の内だ!」
フライトナーズ隊員A「奴は何処に行った……う…嘘だろ…」
振り向いた先にはにはバラバラに切り刻まれたもう一機のハンタータイプが転がっていた
黒い死神は残った一機の獲物にその鎌を向ける
フライトナーズ隊員A「だ…誰か……助けてく……」
切り落とされる獲物のコア、部屋に残るのは黒い死神
モリ「こちらピンチベック、中継地点の制圧に成功した」
本部「それでは次の中継地点に向かって貰おうか」
残るノルマは後二部屋、激戦は続く
本部「熱源が密集している所がある、恐らくそこが次の中継地点だ」
モリ「ところでさっき制圧した中継地点はどうしたんだ?」
本部「安心してくれ、今クレストの85式改部隊が到着した、ACでも来ない限り撃破されることはないだろう」
モリ「この中継地点の中には何が?」
本部「熱源は三機、いずれもACだ」
モリ「わかった、突入する!」
本部「待て、反対側から熱源が一つ………ACか!?」
その熱源は次々と三つの熱源を消して行く……本場のレイヴンか!?
本部「恐らくバーテックス側のレイヴンだろう……任務は一旦中止、即座にそのACを撃破しろ!」
AP、弾薬はまだ90%を切っていない、これなら行ける!
中継地点の中にはボロ雑巾になった三機のAC、そして
赤い死神が……
そのACはまるで血を塗ったかのような赤いカラーリングが施されていた BGM 9 MOA 2AA NX
ブレード、リニアライフル、マイクロミサイル、グレネード
そして肩には9と書かれたエンブレムが貼ってある
旧世代はこの赤い死神をこう呼んでいた
ナインボール、ハスラー・ワンと……
お互いのグレネードが火を噴き、相手を捕らえられぬまま壁に激突する
モリ「くそ、何なんだこいつは!」
ハスラー・ワン「……………」
モリ「このAC……データがないぞ!」
本部「バーテックスのレイヴンでもないようだが……撃破してくれ」
ピンチベックの脇をリニアライフルが掠める
ナインボールはグレネードをいとも簡単に避ける
モリ「このACは通常の三倍の速度で動いているのか!?」
グレネードの応酬、しかしそのグレネードを二機は受け取ることは無かった
グレネードをモロに受け、ヒビが入る壁、崩壊する連絡通路、戦いは激化して行く
そしてこの戦いにも終わりが訪れようとしていた
モリ「これでも…喰らえ!」
ナインボールに限界まで接近し、ブレードをナインボールのコアに突き刺した
崩れ落ちるナインボール、モリは最後の一言を聞き逃さなかった
ハスラー・ワン「大きすぎる……修正が必要だ……」
赤い死神は爆散した、しかし、これで終わりなのだろうか
ピンチベックのAPは10%を切っている、作戦の継続は困難だろう
本部「今のAC……データには無かったのだが……作戦は中止、一旦帰還してくれ」
モリ「了解、これより帰還します」
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