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  • ACVDありがとうフラッシュ

vipac @Wiki

ACVDありがとうフラッシュ

最終更新:2025年05月15日 13:09

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集



かつて、ありがとうフラッシュというジャンルがあった。
昔のMMOが終了する時、その思い出を綴った文章を2chのスレでまとめ、
それを、KOKIAの「ありがとう・・・」をBGMに流していく、
動画編集としては簡素かもしれないが、とても感慨深いジャンルがあった。

私、失恋板在住は、終わりゆくACVDのサーバーの為に、
一人の、架空のACVDプレイヤーの歴史を描いてみた。
これは私の思い出でもないし、誰かのACVDプレイヤーの思い出でもない。
だが、私なりに見てきたACVDの様々な人の言葉、様々な思い出に含まれる、
色々な要素を、一人の架空のACVDプレイヤーの歴史に詰め込んでみたつもりだ。

私なりにこの文章にBGMを付けるなら、
もちろん、KOKIAの「ありがとう・・・」だ。
仮に動画化したい人が居たら、この文章を好きに使ってくれていい。



初めてプレイしたフロムソフトウェアのゲームはダークソウルで、
その後、他のソウルシリーズを触り、
フロムソフトウェアの作るゲームが好きになった。
その中で、アーマードコアというゲームの事を知り、
最新作はACVDで、もう何年も新作が出ていない事を知る。

体が闘争を求めれば、アーマードコアの新作が出る。
そんなインターネットの流行り言葉で初めて、
アーマードコアという名前を聞いたぐらいだ。

きっかけはゲーム屋の中古コーナーで、
ワンコインで売られているACVDを見た時だった。
フロムソフトウェアのゲームを、もっと遊んでみたいとは思っていた。
アーマードコアというフロムソフトウェアを代表するシリーズに、興味はあった。
この値段なら気楽に試せるし、PS3も押し入れから引っ張り出せば使えるだろう。

掘り出し物でも見つかったかのように、喜び勇んでACVDを起動した。
癖のある操作に困惑しながら、ストーリーを遊んだ。
ソウルシリーズにはない操作感覚と、
ソウルシリーズかのようなアセンブルの感覚。
まるで、ソウルシリーズのキャラクターにパラメーターを振り、装備を選ぶかのように、
パーツを組み合わせて、ACを組み上げる感覚。
そして、その数字が繊細に反映された自分が動かすACの動き。
たったワンコインで、フロムソフトウェアの神髄に触れた気がして、
非常に満足していた。

ACVDは、どちらかと言えばオンライン対戦が重視されたACである。
一人でストーリーを遊ぶにも、部隊を作って出撃する画面を挟む。
もちろん、まだまだ初心者である自分にオンラインは早いかもしれない。
だが、オフラインで一人でACを組み、オフラインの敵を倒す作業は、
最初は楽しかったものの、徐々に物足りなさを感じていった。

私はUNACを組み始めた。
説明文を読み、数字を読み、わからないなりに、
こういうUNACを組みたいというイメージを持って、UNACを組んだ。
もちろん、イメージ通りのUNACが組めたわけではない。
ただ、動きを見て、UNACのプログラムを弄る。
その試行錯誤の連続だけでも、楽しかった。

UNACと、自分で操作するACでも戦ってみた。
まるで、ストーリー上の敵ACを自分で作っているようで、楽しかった。
動きから連想する名前と機体名を、UNACに付ける。
私のUNACは、私のライバルでもあり、パートナーでもあった。

いつしか作り溜めたUNACデータの数は増え、
その全てにUNACとしての名前と機体名を付け、
それぞれの機体と動きには、それぞれのコンセプトやカラーがあった。
同じフロムソフトウェアのゲームでも、
ACというゲームは、ソウルシリーズよりもキャラクターを作る楽しさが強い。
少し感動していた。

私もなかなか、ACVDをたくさんプレイしたと思う。
UNAC達も、自分の思うような動きをしてくれるようになった。
自分一人で考えるACの楽しさを、楽しみきった感じもしていた。
そろそろオンラインに出てもいいかと思い始めた。

今思えば、ここで私のACを終わらせておけば、
私のACは、もっときれいな思い出で終われたのかもしれない。

勢力戦、というのがACVDのオンラインの基本だ。
傭兵システムというものがあり、自分が一人しかいないチームだとしても、
3人の傭兵を雇う事で、4人の部隊として出撃できる。
逆に言えば、ランダムマッチングされた4人の部隊というものは存在しない。

正直、初心者の自分が傭兵さんを雇うのは気が引けた。
だから、UNACを3人連れて出撃する事にした。
どれも思い入れがあるUNACであり、
自分の操作に対する自信はほどほどでも、
UNACの強さには、それなりに自信があった。
私は、それだけこいつらをたくさん調整した。その自負があった。

初めて出撃ボタンを押し、初めての勢力戦に出た。
ヘリから互いの部隊が降り立つムービーが入り、戦闘が始まる。
緊張しすぎて、何が起こったのかよくわからなかった。
ただ、結果だけは覚えている。本当に何もできなかったほどの惨敗だった。
悔しかったと思う以上に、何が何だかわからなかった。
その日はその一戦でPS3を落としてふて寝した。

あまりにも何もわからなかった。
そう思って、次の日もう一度出撃してみたが、結果は同じだった。
惨敗であるし、何もわからなかった。
それでも、このまま何もわからないままでは、
今まで自分がACを組み、操作し、UNACを組み、調整を重ねてきた事が、
全部無駄になってしまうような気がして、がむしゃらにUNAC達と出撃し続けた。

だんだん負けた理由がわかってきた。
ACVDはチーム戦だ。四機のACと四機のACが戦う。
いつも相手の四機が、最初に私の所に殺到して、私が瞬殺される。
その後、残りのUNAC達も順番に一人づつ倒される。
四人で一人を倒すと、多少摩耗してもその後の展開は四対三で数的有利だ。
ならば、私もこれをやってやろうと思った。

UNACを調整し、軽めの機体に近距離で火力の高いミサイルを積んで、
自分がスポットした敵機体を全員で叩く事に最適化した。
対して、自分の機体はタンクにした。
重くて硬い機体にして、一緒にスポットした敵機体に突っ込んだ時に、
少しでも自分が落ちる時間を遅らせようと思った。
私が落ちる前に、相手を一機落としてやろうと思った。

それでも全然勝てなかった。
でも、その戦い方をずっとやっていたら、
たまたま最初にスポットした相手があっさりと落ち、
そのままなし崩しで、ようやく一度だけ勝つ事が出来た。
もちろん、運が良かっただけかもしれない。
それでも、その日はとても気分良く眠ることが出来た。

次の日、PS3を起動すると、PS3本体にメッセージが来ていた。
知らない人ではあったが、中身を確認すると、チームの勧誘であった。
「いつも一人でUNAC部隊を回し続けているのを見ていた。
最近のすぐいなくなる新規プレイヤーにはない、根性を感じた。
戦い方も前のめりに勝利をもぎとろうとするガッツを感じる戦い方で、俺好みだ。
俺達は、全ての敵を前のめりに倒したい。俺のチームに来ないか?」

私はそこまで、根性とかガッツという言葉を使う方じゃない。
ただ、私のUNACと共に、経験のない私が考えられる唯一の勝ち方が、
四機で一機に突っ込むという事だっただけだ。
メッセージをくれた彼はきっと、
話したこともない私に夢を見て、私を誤解している。

そう思ったものの、このままUNAC部隊を回し続けるより、
他のACVDプレイヤーから、色々な話を聞いてみたいと思った。
それに、きっと彼は熱い男に憧れているだけで、悪い奴ではないなと思い、
入隊を希望するメッセージを返信した。

そこから私のACVDは変わった。
言われるがままディスコードを導入し、チームの通話に入った。
もちろんボイスチャットなんてしたことがない私は、
素直にその旨を伝え、テキストチャット勢として参加した。
それでも、スピーカーから聞こえる彼らの声は、
それが、一人でやるアーマードコアではない事を痛感させるには十分なものだった。

ソウルシリーズをやっていた頃、AC勢は変な奴が多い、なんて噂は聞いた。
実際、変な奴が多かった。
オンラインゲームをやっている人間は、
もっと暗い、テンプレ的なオタクばかりだと思っていたが、
VCから聞こえる声には、テンプレ的なオタクも居れば、
もっとオラオラした関西弁のやつもいた。
どう見ても共通点がない連中で、時に罵り合いながらも、
どうしてか彼らは仲が良かった。
私は彼らの話を聞きながら、彼らと共に出撃する事が、とても楽しかった。

負けたら本気で悔しがり、改善点を言い合い、時に強い言葉が飛び交う。
勝ったら本気で喜び、ふざけ合い、それでも改善点が出る時もある。
リアルでは見たことがない、様々なタイプの人間が、
何故かここでは、一つのチームとして動いていた。
普通に生きていれば一生会わないような、物理的にも、職業的にも遠い人たちが、
ただ、突っ込んで全てのACを破壊する為に、それぞれの出来る事をやっていた。

もちろん、何もかもがうまく行く訳ではない。
私も熱くなって、テキストチャットをたくさん打ってしまう事もある。
文字と声が喧嘩をしている様は、とてもインターネット的だった。
それでも、画面の向こうに居るのは人間で、
私の入ったチームの目的は、とにかく前のめりにACを破壊する事だから、
たくさん言い合えば、チーム全体が一歩先に進めた。

今でも、私を誘ってくれたリーダーの事を覚えている。
彼はチーム全体を盛り上げる事は出来るが、
チーム全体の細かい連絡などは、全部サブリーダーに任せていたし、
チーム内での役割分担なども、サブリーダーの担当であった。
どちらかと言えば、うちのチームで一番よく出来た人は、サブリーダーだっただろう。

サブリーダーの高い能力に、声がでかいだけのリーダーが乗っかっている、とも言える。
でも、リーダーがいない時のサブリーダーは、妙にリーダーの事を評価していた。
あいつが居るから楽が出来て助かるよ。サブリーダーから何度も聞いた言葉だ。

チームの人数はそれなりに居たし、
このチームで一番強い奴は、リーダーでもサブリーダーでもない。
だが、このチームで一番強い4人を選べと言われたら、
リーダーとサブリーダーは、確定項目だっただろう。
彼らは、居るだけで勝率が上がる存在だった。
リーダーと一緒に出撃していると、なんだか新入りの自分でも勝てる気がした。
サブリーダーと一緒に出撃していると、勝てる理由も負ける理由も教えてくれた。
彼ら二人と出撃していれば、もう勝っても負けても楽しかった。

チームそのものは、ACVDの中にたくさんある。
チームを移籍する事には、何のペナルティもない。
だからこそ、きっとここに居るメンバー達は、
この二人に価値を認めて、このチームに残っているのかもしれない。

リーダーが強いベクトルを示す。
目的を示し、そこに至りたいという熱い気持ちを語る。
そしてサブリーダーが、その具体的な方法の案をたくさん出す。
いろいろ試して、今日は全然ダメだったななんて、笑い合う。

サブリーダーは、諸葛孔明のような高名な軍師ではなかったし、
リーダーも、曹操のようなカリスマ性を持っていたわけではない。
それでも、このチームで遊ぶACVDは、私にとって十分に楽しかったのだろう。

そんな日々も、永遠には続かなかった。
リーダーが、リアルの都合でログイン出来なくなった。
このチームでは比較的年長者な彼のことだ。
ゲームが遊びづらくなるリアルの都合なんて、一番たくさんあるだろう。

メンバー達の強い希望もあり、リーダーが居なくなってからは、
サブリーダーがリーダーを務めた。
だが、それも長くは続かなかった。
サブリーダーは昔と同じような言葉を、愚痴として漏らした。
あいつがいたから、楽を出来て助かっていた、と。

チームはバラバラになり、他のチームに行ったやつもいるし、
そもそもACVDをやめてしまったやつも多い。
もう、私のスピーカーから彼らの喧騒が流れてくる事はない。
彼らの喧騒に、テキストチャットで突っ込みを入れる事もない。
それでも、私はあの思い出を忘れられず、一人で傭兵登録をして、ACVDを続けた。

傭兵システムは、チームによる出撃と比べれば野良マッチングに近かったが、
ちゃんと傭兵を選択する雇用主が一人居る、という点が大きな違いだと思う。
雇用主が選んでいない人が、勝手に部隊に入る事はない。

傭兵同士は、ボイスチャットやテキストチャットをする事は出来ない。
ただ、戦闘中でもブザーという「ピコン!」という音だけは出せる。
それに、ブリーフィング中に出撃予定のマップの上に、
マーカーを置いたり、線を引いたりする事が出来る。

マーカー指定傭兵、なんて言葉もあり、
傭兵登録をする時のメッセージに、「赤1:レザスピ四脚」と書いて、
出撃前のブリーフィングで雇用主が赤1を自分のところに置けば、
自分はレザスピ四脚に乗り換えますよ、というACVD内のローカルルールのようなものだ。

この文化が一般化して、ACVDにおける傭兵部隊は非常に強くなった。
傭兵3人の部隊でも、チーム出撃の部隊に勝てる事も多くなった。
熟練の傭兵は、VCやTCがなくても、
ピコン!という音だけでコミュニケーションが取れるし、
そもそも、マップと、出撃前にヘリから降りてくる味方と敵の機体を見て、
大体の自分のやるべきことが推測出来てしまうのである。

私も元々、リーダーから誘われなければ、
ずっとUNACと一緒に出撃を続けていたかもしれないタイプのプレイヤーだ。
だから、傭兵という孤独な戦場にも、すぐに適応出来た。

傭兵登録をして、依頼が来れば雇用主と共に出撃し、
声が繋がっていなくても、部隊の勝利の為に、出来る最善の手を考えながら戦った。
思えば、あの時チームに入って教えてもらった基礎的なチーム戦の勝ち方の話が、
傭兵として出撃する時も、とても役に立っていた。

たまに、見るからに初心者な雇用主から依頼も来る。
もちろん、4対4のゲームで一人初心者が混じれば、なかなか勝つのは難しい。
それでも、彼が少しでもACを続けてくれる確率が高まるように、
彼を勝たせてやりたいと、大人げなくやっきになって頑張ってしまう自分が居た。

更に年月が経ち、ACVDのプレイヤーは減り、
勢力戦で見るプレイヤーに大体見覚えがあるぐらいの限界集落になってきた。
ACVDには、プレイヤーランキングという項目があり、
一週間ぐらいのシーズン中に出撃すればするほど、ポイントが溜まり、
そのポイントの上位100人が見られるようになっている。

過疎ったACVDにおいてプレイヤーランキングは、出席簿なんて呼ばれた。
人口が少ないから、シーズン中に少しでもプレイすれば、すぐにランキングに載ってしまうのだ。
そんな中でも、私なりに楽しくACVDを遊んだ。
傭兵登録をして、雇用主の勝利の為に戦う。
それだけでも、考える事の多さには事欠かなかった。

かつて所属したチームの事を、思い出さない訳ではない。
あの喧騒が懐かしくなる事もあった。
リーダーがいて、サブリーダーがいて、みんながいて、
今は、そのみんながACVDには残っていない。

頻繁に傭兵をやっていると、よくチーム勧誘のメッセージが来る。
でも、どんなチームから誘いが来ても、私がそれに応える事はなかった。
未練がましく、私なりに居なくなった彼らに義理立てしている、という訳ではない。
ただ、私はあのチームの経験だけでも、ACVDのチームの楽しさというものを、
十二分に楽しんだのだと思う。

むしろ、最初に所属したチームが自分に合っていたから、
私は、今もこの末期のACVDを、傭兵として戦い続けてきているのだろう。
そう考えると、なんだか彼らに感謝したい気持ちになった。

リーダーが居なくなって、皆のためにサブリーダーが頑張るも、
結果的にチームが続かなかった時、
私はチームの皆の事を恨めしく思った事もある。
私は彼らが好きだったから、去っていく者を薄情だと罵りたくなった事もあった。
だが、今の私は、彼ら全てに、感謝の念を伝えたいと思っている。

彼らが居なければ、私がACVDを続ける事は無かった。
彼らから教わった事が無ければ、私は今も傭兵としてACVDを続けられていなかった。
彼らが居なければ、そもそも彼らが居なくなった事を悲しいとも思えなかった。
私は彼らに、ありがとうを言いたくなった。

AC6が発売され、ACVDのサーバーも終わりが近いと聞く。
他のACVDに残るプレイヤーは、ACV時代からの古いプレイヤーも多い。
そういう人に比べれば、私はまだ新参ACVDプレイヤーなのだろう。
サーバーが終わる前にやり残した事はないか、
ACVDを10年遊んでも、まだ遊び残した事はないか。
皆、後悔のない終わり方を考えている。

ふと、自分がACVDを始めた時の事を思い出した。
思えばチームに誘われてから、UNAC達には一切触ってこなかった。
一つ一つ、名前を付け、パーツを選び、思考ロジックを組み、
色を塗り、エンブレムを付けたほどには、大事にしていたのに。
それほどに、ACVDの戦場で人と人とが戦う事が、楽しかったのだろう。

私は、それなりに自分のACVDに満足していた。
満足する事が何も無ければ、私はACVDを続けられていなかっただろう。
チームに入った事も、傭兵として戦った事も、
いつだって、私のたゆまぬ試行錯誤の歴史だった。

だが、私なりにやり残したことがあるのなら、
私のACVDの原点、このUNAC達に、更なる勝利を捧げてやる事かもしれない。
長い間傭兵をやって、チーム戦での勝ち方ってのが自分なりには見えるようになっていた。
思えば、あの頃の私は何も知らなかったけれど、
今までで一番、勝ちたいと思ってACVDをプレイしたのかもしれない。

そんな昔の私が作ったUNAC達が、
倉庫に押し込まれたまま勝利に飢えているような気がして、
このままACVDのサーバーが終われば、
このUNAC達は戦場での勝利を求めて、寝ている私の枕元に出るかもしれないと思った。

幸い、今の末期のACVDは人口が少ないから、
UNACについて教えてくれそうな奴の目星なんて、すぐに思い当たる。
もうすぐACVDサーバーは終わるというのに、
なんだか、まだこのゲームでワクワク出来ている自分に驚いた。

そうだ、感謝を伝えよう。

こんなに長く遊び、こんなに多くの思い出をくれた、
ACVDを作ってくれたフロムソフトウェアにも、
ありがとう。

初心者の私と共にがむしゃらに勝利を目指した、このUNAC達にも、
ありがとう。

キザで中二病な誘い文句で私をチームに誘い、
いつも部隊を盛り上げてくれた、とっても陽キャなリーダーに、
ありがとう。

クールで人の心が薄めだけど、
いつだってチームの皆が楽しく遊べるように考えてくれたサブリーダーに、
ありがとう。

テキストチャットの私がボイスチャットの皆に返答するまでにはタイムラグがあるのに、
こぞって私に声をかけ、私のTCの入力を待ってくれた、あのチームの皆に、
ありがとう。

私を雇ってくれた初心者の雇用主、あの時は勝たせてあげられなくてごめん。
それでも、君が私に依頼を飛ばしてくれた事が、うれしかったよ。
ありがとう。

末期になってもACVDをやめられなかった、一癖も二癖もある傭兵たち。
声を聞いた事が無くても、何度も戦場で会えば、
君たちがACVDに込める思いが、チームのディスコードの喧騒のように、
スピーカーから聞こえたような気がしたよ。

君たちの戦場での立ち振る舞いの全て、
君たちのACのカラーリングエンブレム機体名アセンブル、その全てが、
君たちなりのACVDを語る、饒舌な自己紹介の言葉のように思えたよ。
私はそんな、レイヴン達が大好きだったから、ここまで遊び続けられたよ。

きっと、サーバーが閉じる時、私は後悔するだろうし、悲しくなるだろう。
サーバーが閉じても、私はまたPS3を起動して、ACVDをつけてしまうかもしれない。
そして、そこにいつもの勢力戦の戦場が存在しない事に、泣いてしまうかもしれない。

それでも、このACVDでの思い出に価値がなかったなんて、私は少しも思わない。
私はこのACVDという戦場の全てに、人々との出会いの全てに、
ありがとうと伝えたい。

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