ASIO - (2010/01/31 (日) 11:37:45) の編集履歴(バックアップ)
ASIOについて。
目次
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ASIOとは
Audio Stream Input Outputの略。
Steinberg (DAWのCubaseなどを開発。2004年12月にYAHAMAに買収された) が定めた、オーディオ信号を入出力するソフトウェア向けのAPI (Application Program Interface) である。
Steinberg (DAWのCubaseなどを開発。2004年12月にYAHAMAに買収された) が定めた、オーディオ信号を入出力するソフトウェア向けのAPI (Application Program Interface) である。
ASIOの特徴は、オーディオ信号をインターフェイスとの間でやり取りするときの遅延 (レイテンシー、latency) が短いこと。
WindowsのMME (MultiMedia Extension) や DirectX では、44100Hzの場合200ミリ秒前後の遅延があるが、ASIOでは10ミリ秒以下に短くすることが出来る。
よって、ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する場合の違和感を軽減できる。
WindowsのMME (MultiMedia Extension) や DirectX では、44100Hzの場合200ミリ秒前後の遅延があるが、ASIOでは10ミリ秒以下に短くすることが出来る。
よって、ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する場合の違和感を軽減できる。
ASIOを使うには、「ソフトウェア」(DAWやソフトウェア音源など)と「オーディオインターフェイス」(オンボードサウンドチップやサウンドカードやUSBなどで接続するものなど)の両方がASIOに対応している必要がある。
同様の物にはMacOSのCore Audioや、Windows Vista SP1以後に搭載されたWASAPIがある。
参考:
ASIO対応オーディオインターフェイス
ソフトウェアによる対応(エミュレータ)
ASIO対応オーディオインターフェイスは下記の1.の経路でオーディオ信号をやり取りする:
1. ASIO対応ソウトウェア ←→ オーディオインターフェイス付属ASIO対応ドライバ ←→ ASIO対応オーディオインターフェイス
ASIO非対応のオーディオインターフェイス(一般のサウンドボード・サウンドチップ)をASIO対応ソフトウェアで用いるために、ASIOオーディオインターフェイスをエミュレートするソフトウェア(ドライバ)がいくつか存在する。
2. ASIO対応ソフトウェア ←→ エミュレータ(ドライバ) ←→ ASIO非対応オーディオインターフェイス
この節では、2.の経路に用いる「エミュレータ」ソフトウェア(ドライバ)を紹介する。
ASIO4ALL
- 2010-01-29にサイトが停止中、1月のデータ転送料が、月間データ転送量契約の上限を超えたのが原因、よって翌月の初日(ホスティングサイトの現地時間で)には復活できるようだ(ASIO4ALL - Web Site Down! より)。寄付(donate)が可能なら、作者がデータ転送料の上限が大きい契約を結べるよう、寄付すると良いかも(上限を上げる契約が可能なら、だけど)
2009-03-23時点の最新バージョンは 2.9 (ASIO4ALL_2_9_English.exe)。
「ASIO4ALL」は、WDMドライバーで動作しているオーディオインターフェイスを、ASIOドライバーで動作するようにできるソフト。動作にASIOドライバーが必要なソフトを、ASIOドライバーのないオーディオインターフェイスで動作されられる。
利用方法は簡単で、本ソフトをインストールするだけ。インストール後は即座にASIOドライバーを利用できるようになる。また、本ソフトの設定画面からASIOドライバーの有効・無効やバッファーサイズなどを設定可能。
さらに本ソフトは、Windowsで再生されている音を処理する“カーネルミキサ”を介さず、音声信号を直接オーディオインターフェイスへ送る“Kernel Streaming”と呼ばれる技術を利用している。そのため、本ソフトを利用するとWDMドライバーに比べて信号に余分な処理を加えない分、発音の遅延が緩和する。
「ASIO4ALL」は、WDMドライバーで動作しているオーディオインターフェイスを、ASIOドライバーで動作するようにできるソフト。動作にASIOドライバーが必要なソフトを、ASIOドライバーのないオーディオインターフェイスで動作されられる。
利用方法は簡単で、本ソフトをインストールするだけ。インストール後は即座にASIOドライバーを利用できるようになる。また、本ソフトの設定画面からASIOドライバーの有効・無効やバッファーサイズなどを設定可能。
さらに本ソフトは、Windowsで再生されている音を処理する“カーネルミキサ”を介さず、音声信号を直接オーディオインターフェイスへ送る“Kernel Streaming”と呼ばれる技術を利用している。そのため、本ソフトを利用するとWDMドライバーに比べて信号に余分な処理を加えない分、発音の遅延が緩和する。
設定はシステムトレイ上のアイコンをクリックして設定ウィンドウを表示して行う。なお、このアイコンはASIO4ALLが使われていないときは表示されない。
DAWソフトウェアやARIAでは「ASIO4ALL v2」という名前で認識される。
DAWソフトウェアやARIAでは「ASIO4ALL v2」という名前で認識される。
スタートメニュー:
システムトレイ上のアイコン(緑色のがASIO4ALLのアイコン。普段は表示されない。ASIO4ALLが使われると現れる):
EWI USB付属のARIAと、ASIO4ALLのウィンドウ(システムトレイ上のアイコンをクリックすると表示される):
参考: 付属のPDF版マニュアルのIntroduction、Playing Software Synths Live、Troubleshooting
関連: EWI USBのトラブルシューティング (省電力にする機能を止める / バックグラウンドの処理を優先するよう設定する / 「音の明瞭化」を無効にする / ASIO4ALLをインストールしたのですが、音が出ません。)
関連: EWI USBのトラブルシューティング (省電力にする機能を止める / バックグラウンドの処理を優先するよう設定する / 「音の明瞭化」を無効にする / ASIO4ALLをインストールしたのですが、音が出ません。)
ASIO2Ks
2009-03-26 時点のバージョンは「beta-version 0.90-2」。
インストーラーは用意されていない。
インストールは、(1) asio2ks_beta.zipをダウンロードして展開し、(2) asio4ks.cpl (「コントロールパネル」アプレット)をC:\WINDOWS\system32にコピーする。
設定は、コントロールパネルの「ASIO2KS」で行う。
DAWソフトウェアやARIAでは「ASIO Kernel-Streaming driver」という名前で認識される。
インストーラーは用意されていない。
インストールは、(1) asio2ks_beta.zipをダウンロードして展開し、(2) asio4ks.cpl (「コントロールパネル」アプレット)をC:\WINDOWS\system32にコピーする。
設定は、コントロールパネルの「ASIO2KS」で行う。
DAWソフトウェアやARIAでは「ASIO Kernel-Streaming driver」という名前で認識される。
コントロールパネル:
Configurationタブ:
Advancedタブ:
AsioKs
ASIO DirectX Full Duplex Driver (Cubaseなどに付属)
(自分はCubaseを持っていないので調べていない。誰か補足して欲しい)
Generic Low Latency ASIO Driver (Sequel 2に付属)
(自分はSequel 2を持っていないので調べていない。誰か補足して欲しい)