アブダビワールドカップミーティング(英称:Abu Dhabi World Cup meeting)とは、毎年3月下旬の土曜日にアラブ首長国連邦のアブダビにあるアルヌール競馬場で開かれる国際招待競走の開催日、および同日に行われる重賞レースの総称。アブダビワールドカップナイト(Abu Dhabi World Cup Night)と呼ばれることも多い。
当地ではすべての競走で勝馬投票券の発売は行われないが、外国のブックメーカーによる賭けは行われているほか、2017年からは日本中央競馬会のインターネット回線投票(即PAT・A-PAT)、2019年からはJRA-UMACA(導入された競馬場・ウインズ(ライトウインズ含む)・エクセルのみ)での馬券発売が開始された。
歴史
2026年現在、アブダビワールドカップが行われる日は「アブダビワールドカップナイト(Abu Dhabi World Cup Night)」や「アブダビワールドカップデー」などと呼ばれ、6つのG1競走を含む9つの重賞競走が同日に行われるほか、1日の総賞金も2925万米ドルに上り、世界でも有数の豪華なイベントとなっている。
2020年はcovid-19の世界的な感染の拡がりに伴い、参加者の健康を守るため中止となった。
2021年はアブダビワールドカップミーティングの賞金総額を大幅に削減することが発表された。アブダビワールドカップは以前と変わらないが、その他のレースの賞金額が引き下げられるため、全体で850万ドル減の総額2,650万ドル(約27億8,250万円)となる。なお、2019年は総額3,500万ドル(約36億7,500万円)であった。ただし、以前は6着まで賞金が支払われてきたが、2021年は8着までに賞金が支払われることとなる。
2025年は例年の開催スケジュール(3月下旬)の場合、ラマダーン(イスラム教の断食月)とラマダーン明けとなるイード・アル=フィトルの祝祭と日程と重なるため、アラブ首長国連邦の競馬の開催期間が延長されたことに伴い、例年よりも1週間後ろ倒しされて同年4月5日に開催された。2026年は例年の開催スケジュールとなる3月28日の開催に戻されている。
当日に行われる重賞競走
以下は2025年実施のもの。
| 施行順 | 競走名 | 格 | 出走条件 | 施行コース | 賞金総額 | 1着賞金 |
| 第1レース | アブダビアラビアンクラシック | G1PA | アラブ限定5歳以上 | ダート2000m | 100万ドル | 58万ドル |
| 第2レース | アブダビステイヤーズカップ | G2 | サラブレッド北半球産4歳以上、サラブレッド南半球産3歳以上 | 芝3200m | 100万ドル | 58万ドル |
| 第3レース | アル・ザフィールマイル | G2 | サラブレッド北半球産4歳以上、サラブレッド南半球産3歳以上 | ダート1600m | 100万ドル | 58万ドル |
| 第4レース | アル・バハールスプリント | G1 | サラブレッド3歳以上 | 芝直線1200m | 150万ドル | 87万ドル |
| 第5レース | アブダビダービー | G2 | サラブレッド北半球産3歳、サラブレッド南半球産4歳 | ダート1900m | 100万ドル | 58万ドル |
| 第6レース | アブダビゴールデンシャヒーン | G1 | サラブレッド3歳以上 | ダート1200m | 200万ドル | 116万ドル |
| 第7レース | アブダビターフ | G1 | サラブレッド4歳以上 | 芝1800m | 500万ドル | 290万ドル |
| 第8レース | アブダビスーパークラシック | G1 | サラブレッド北半球産4歳以上、サラブレッド南半球産3歳以上 | 芝2410m | 600万ドル | 348万ドル |
| 第9レース | アブダビワールドカップ | G1 | サラブレッド北半球産4歳以上、サラブレッド南半球産3歳以上 | ダート2000m | 1200万ドル | 696万ドル |
関連項目
その他の競馬イベント同日複数重賞競走
- スプリングフェスティバル-日本(南洋地区)においてうちなーグランドマイラーズを含む2つのG1競走、3つのG2,JG2競走を2日間にわたって実施。時期は2月第1週土日。
- ザ・パシフィックデー-日本(南洋地区)においてパシフィック・インターナショナルを含む2日間で12のG1競走、3つのG2,JG2競走を実施。時期は9月中旬。
- 索罟チャンピオンズデー-香港の南丫(ラマ)競馬場で毎年4月最終日曜日に3つのG1競走を実施。
- 索罟国際競走-香港の南丫(ラマ)競馬場で索罟カップを含む1日で4つのG1競走を実施。時期は12月第2日曜。