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穢嘔


穢嘔(ボミッティ,the vomity spewy)とは虚数の海を漂う"何か"の事。
覆皮の中に潜み蠢く液状の生物である。性質は獰猛。高い知性を持ち
幾らかの軍用共通言語を覚え、理解する。運命の弾丸の核として利用
された。

肉持つ魔性

その正体は何らかの微小生物が動物園環境相体を形成をした物である
とする説、みだすあなと同類の差分生命の一種であるとする説等諸説
ある。何れにせよ、穢嘔が芥屋から忌避される存在である事は疑いな
い事実である。時にこのおぞましき肉塊は人を喰らい、皮を剥ぐ。そ
の手際の鮮やかさは剥(む)くという表現が適切である。剥いた部位
は穢嘔の棲む覆皮の表面に飾られ、その中をまた"何か"が蠢く事で更
に奇怪な生物へと変貌していく。

芥屋の言
年老る穢嘔と遭遇した時の話がある。是に拠れば、「(遭遇した)
穢嘔は遠目からみるにまさに揺れ動く亡者の群れもさながらであっ
た。ツナギ合された人人人は,人の薄い皮越しに時に甲虫の如くか
たく,時に芋虫の如く柔らかい何かの姿が垣間見える。」


化外地への漂着
化外地に流れ着いた穢嘔は人類圏に暮らす人々にとって
「形ある災厄」である。新世界が拡大した現代ではその
被害は辺境のコミューンにまで及び、一匹の穢嘔が街一
つを呑み込んだという実在の事件がある。新世界辺縁の
警護は独爪龍R200を始めとする新世界に暮らす機仙
の責務である。



終末の弾丸

穢嘔の兵器転用、という醜怪な手管を最初に開発・実戦登用した組織は
WWESである。暗号名:終末の弾丸と名付けられた実験兵器は世界府
Qn.ELZH等の主要先進球体に同時投下され、夥しい数の犠牲者を産んだ。
これが団結の日の礎となる“世界を覆う悲劇”の顛末である。
最終更新:2012年03月07日 00:05