名詞3(疑問代名詞、不定代名詞)

疑問代名詞


疑問代名詞は疑問文の焦点を示す代名詞であり、形容詞的・副詞的にも用いられる。
不定を表す際には疑問ではなく、不定代名詞を用いる。

基本 人物 場所 時間 選択・様態 数量
nak nAze anfa naj naix gena

  • nak

nakは日本語の「何」に相当する。

例 letatma nekav? あなたは何をしているのですか?
  nakal bAxma nelav? 何があなたを襲ったのですか?

  • nAze

  • nAzeは日本語の「誰」に相当する。

例 nAzeghal kapekma yidAxalav jaghil? 誰が私のツボを割った?
  paghal nAzelav? 彼は誰ですか?

  • anfa

anfaは日本語の「何処」に相当する。

例 faipaghal anfalav? 此処は何処ですか?
  bAjatma nuanfa? あなたは何処へ行くのですか?

  • naj

najは日本語の「何時」に相当する。

例 jekama zunaj nuat? 彼は何時此処へ来るの?

  • naix

naixは日本語の「どの・どんな・どの様な」に相当する。

例 caqexutma naixav? どんな物・どれを食べたのですか?
  caqetutma haijalav naixil? どの(どの様な)石を拾ったのですか?
  bAjutma zunaix nuat? どうやって(どの様に)此処まで来ました?

  • gena

genaは日本語の「いくら、いくつ」に相当する。

例 caqexma genalav? 彼はどれぐらい食べましたか?

不定代名詞


不特定の人、物、数、量を表す代名詞。形容詞的/副詞的に扱われることも多い。

不特定 無・否定 両方
gnas xak mAm neik vat

  • gnas

日本語の「何か、幾つか、何れか」に相当。

例  capetus gnasav. 私は何か拾った
  naghekus zulav gnasil. 私は幾つかの人(数人)殺した。
  yabeg zugnas. 彼は幾らか歩いた。
  bAj nugnas. 彼はどこかへいった

  • xak

日本語の「別の」に相当。

例 qetes xakav. 別の(物)が欲しい。
  rabAjes n`faipa xakil. 私は別の場所に行きたい。

  • mAm

日本語の「全ての」に相当。

例 qetes mAmav. 私は全て欲しい。
  zulal mAmil jek numailus. すべての人が広場へ来た。

  • neik

日本語の否定の「~も」に相当する。

例 caqex neikav. 彼は何も食べなかった。
  zulal neikil bAj numailus. 誰も広場へ行かなかった。

二重否定は強い否定であり、肯定ではない。

  • vat

日本語の「両方の」に相当。

例 caqex vatav. 彼は両方とも食べた。
最終更新:2013年10月28日 16:49