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形容詞

厳密に言うと、シャーリヴーンツには独立した品詞としての「形容詞」は存在しない。
形容詞として用いられるものは「属格名詞」、「qe名詞」、「非過去連体形」、「過去連体形」、そして「qe動詞」の5つである。

属格名詞・qe名詞


被修飾語に属格及びに前置辞qeが接頭した名詞を後置することで、主に所有を表す形容詞とすることができる。
一般的に、属格による表現は「直接な所有、関係性が明らかな所属」を表し、qeによる表現は「性質、属格ほど直接性のない所属」を表す傾向にあるとされるが、明確な区別は存在しない。

能動連体形


動詞の非過去・過去三人称基本形、あるいは使役形に接頭辞sI-を接続したものを被修飾語に後置させることにより、「~する/~した」、「~させる/~させた」という形容詞を作ることができる。相動詞を用いたり、相の接頭辞、進行相-Ixを用いたりすることも可能。
意味上(擬似)の主語が存在する場合は、連体動詞の後ろにqe-の形で表される

例 zul sIcaqexa slAgI 魚を食べる人
  zul sIcaqexaIx slAgI魚を食べている人

受動連体形・qe動詞


受動連体形とqe動詞は共に三人称の受け身形を用い、その意味に違いがある。
能動連体形と同じ様にsI-を接頭した過去形動詞は「その動詞を実際に受けた」という受動的な意味合いの形容となるのに対し、過去形動詞にqeを接頭させたqe動詞は「性質」を表す。

例 動詞hAjは「固める」を意味する他動詞・「固まる」を意味する自動詞であり、
  ○○ sIyhEj で「固められた・固まった○○」となるが、
  ○○ qeyhEj で「硬い○○」という性質を表す形容詞となる。

ここで言う性質とは、「客観的に認められた、ある程度の恒常性を有する特徴」である。

qe動詞は動詞ごとに固有の意味が定められており、それは動詞の本義と一致するとは限らない。その為、その動詞のqe動詞としての意味・用法を知らずにqe動詞として用いることはできない。

例 動詞jAjは「重くする、重くなる」を意味する語だが、qe動詞しては「重い」という意味のみならず、「面倒な、煩わしい」という意味をも有する。

形容詞の名詞化



被修飾語が省略される場合や、英語のSVC構文(名詞ー繋辞ー形容詞)の様な文では、形容詞は格接尾辞を用いて名詞化することが可能。

rag/nik


名詞に-ragを接尾すると「○○を有する、○○有る」、-nikを接尾すると「○○を持たない、○○無い」という意味の形容詞にすることができる。

比較・最上級


比較級、最上級は存在しない。
比較には前置詞mapを用いる。

最大性を示すには、副詞fAdaを用いる。  
最終更新:2013年11月17日 15:24