時制/相
シャーリヴーンツ語の時制と相は深く相関している。
非過去は「現在」及びに「未来」を表す時制であり、無標では非完結的に「進行中」、「事実(状態動詞等)」、あるいは「習慣的な継続」を意味する。
副詞(句)等による条件付けを行うことにより、動詞は初めて完結性を獲得する。
条件付けを行ないつつも「進行相(非完結性の付与)」であることを表現する場合は、人称変化接尾辞の後に-Ixを動詞に接尾させる。
例 jeka. 彼は来ている/彼は(習慣的に)来る。
jeka pexuz nuat. 彼は明日此処へ来る。
jekaIx pexuz nuat. 彼は明日此処へ来ている。(道中にいることが確定的である)
過去は無標で「完了」かつ「完結」を意味する。それらを否定する為には未然相、起動相、進行相のいずれかの相にする。
例 jek nuat. 彼は此処へ来た。
jekIx nuat. 私は此処へ来ていた。(道中にいた)
相表現
| 相 |
形式 |
| 未然相 |
動詞に接尾辞-izas |
| 起動相 |
tahecz+動名詞 |
| 継続・反復相 |
sages+動名詞 |
| 進行相 |
無標or動詞に-Ix(-x)が接尾 |
| 終止相 |
danes+動名詞 |
未然相
動詞をまさに行おうとしている相。瞬間的に完結する行為動詞の場合はまだ動作が行われておらず、そうでない場合は動作が未だ完了していないことを表す。
起動相
動詞の開始を表す相。完結性を有する行為動詞の場合は反復の開始を意味する。
継続・反復相
動詞の継続を表す。完結性を有する行為動詞の場合は習慣によらない反復、そうでない非達成動詞(状態動詞等)は状態の継続を表す。
進行相
動詞が終了していないことを表す。完結性を有する瞬間的な行為動詞の場合は習慣的な「反復」を表す。進行相の接尾辞は未然相の接尾辞の後に置かれる。
派生系
動詞の使役形(~させる)、受身形(~される)、そして要求形(~させてください、~してください)は動詞活用により表現する。
|派生系|三文字語根|二文字語根Ⅰ形|二文字語根Ⅱ形
| 基本形 |
(1)a(2)e(3) |
(1)A(2) |
(1)e(2) |
| 使役 |
(1)A(2)i(3) |
(1)ai(2) |
(1)i(2) |
| 受身 |
(1)e(2)A(3) |
y(1)E(2) |
yi(1)e(2) |
| 要求 |
(1)i(2)u(3) |
k(1)u(2) |
ki(1)a(2) |
受身は、動作を受ける側(主格)にあわせて人称変化する。
要求形は一人称の場合は「許可要求(~させて下さい)」、二人称の場合は「依頼(~してください)」になる。
最終更新:2013年11月17日 15:03