エレナ高原にてフランドール・スカーレットと対峙していたヴィンセント一行。
彼女の凶行が一行の先行きを危うくしようとした時、魔界からフランドールの姉・レミリアと
彼女に同行する
黒き騎士王・ヴァルヴァロッサ、パチュリー・ノーレッジの三人が現れ、
フランドールを連れ帰ろうとする。だが、フランの狂気は止む事無く、ヴィンセント一行にその
歯牙を掛けていた。またもや雲行きが危うくなりかけるところだったが、
ナイトガンダムの
必死の説得により、双方は争いの無利益さを了解し、魔界の4者は帰っていった。
そして、謎の黒い剣士もまた、『D』という名を残し一行の前から立ち去るのであった……
―一方、王国ではベレンノール野において、突然の招集がかかる。
演習場で訓練中であった、
セイバー、シェゾ、アシュレーらは急ぎベレンノール野に集まる。
そこでは、
神聖帝国最大の要塞『ゼダンの要塞』を攻略せんが為に王国中から集まった
騎士達や戦士らが集結していた。
また、王国きっての精鋭である魔力砲撃大隊や冒険者から王国軍に転身した者など、
まさに王国の士気は上々の仕上がりであった。
―ゼダンの要塞では、突如として進攻を始めた王国軍にやや後手後手気味の帝国軍であったが、
デスサイズ卿による『魔導砲』の配備や新戦力の配備、さらには帝都からバルカスによる
新たなる精鋭の手配など着々と準備が進みつつあった…
そして、今―
フタバ王国軍とアージェスト神聖帝国軍による戦火の火蓋が切って落とされたのである!
最終更新:2008年01月28日 02:03