ブリガンティの酒場―
サザンの港より程なく離れた場所にひっそりと佇む旅人や冒険者の憩いの場。
普段は人も疎らなその酒場にその日だけは何時に無く来客の多い日だった。そして、
一人の剣士がその酒場の戸を開く― 身の丈以上の巨大な大剣を背負い血の匂いを密かに
漂わせるその男の名は「
ガッツ」。丁度ガッツが入店してから間も無くまた一人の剣士が
現れる。黒いローブを前身に纏い、異様な黒剣を片手にその男はガッツに歩み寄り名を尋ねるのだった。
― 一方、王国の元老議員である
パルパティーン卿はフタバ、メイリアと各地の町や村で遊説し、
帝国との戦乱に向け帝国との徹底抗戦の意を民衆に訴えたのだった…。
その頃、帝国では5年に一度の「武闘祭」が開かれようとしていた―
今、
冒険者達はレプリカーンの背の上で刻々と進みつつある運命の螺旋に巻き込まれようとしている…
最終更新:2006年10月29日 21:45