村中恭兵
- 2005年高校生ドラフト1巡目で指名、川端、水野とともに入団。
いわゆる辻内世代の1人。 - 2007年オフに日ハムからトレードで移籍した、萩原と高校が同じ。大先輩にあたる。
- 高校時代は甲子園出場には至らなかったが、新聞を通じて鳥原担当スカウトが「辻内が『剛』なら、村中は『柔』。器用でコントロールが良く、将来性は十分」と評したのは、有名な例え方だった。要は将来を見据えた素材として評価していた。
- 持ち球は伸びのある決め球ストレート。他にカウントを組み立てるスライダーと小さく落ちるSFF、カーブがあるがどれも制球に難がある。
- その制球難からフルカウントになることが多く、いつしかこれを「村中うんと」と呼ぶやくせん民が現れ、それが全体に浸透していった。
- 基本的に無援護である。
- 顔はさかなクンに似ており、スレでもさかなクンと呼ばれることしばしば。
- 父親がパティシエで、村中は父の作ったプリンが好物である。
- 左投げだが、サインをするときは右で書くらしい。石井弘寿と同じ日常生活は右利き?
- AAは特徴をうまく捉えた秀作で、朝と昼時々おやつのお時間に村中AAが知らせてくれる。また日付が変わると村中AAでプリン占いが行われることもあるほど大人気。
「村中かわえええええええええええええなああああああああああぁ!!!」
- 2006年の春季キャンプは1軍で迎えたが、戸田軍でシーズンをスタート。10月14日に1軍に初昇格し初先発。3回を被安打6、被弾2を含む3失点と悲惨たる結果だった。
- 2007年は春季キャンプから戸田軍からスタート。1年間戸田軍でキャリアを積む。ちなみに8月に北京プレオリンピック野球日本代表に選ばれた。
またオフにハワイ・ウィンターリーグへ派遣され、3勝1敗2S・防御率2.00と好成績を残した。 - 2008年は2007年のオフに石井一久・藤井秀悟・グラ何とかが抜け、先発の枚数(特に左)が圧倒的に足りなくなり、先発要員候補として春季キャンプから1軍スタート。
初めて開幕を1軍で迎え4月4日の中日戦でプロ初勝利を、5月3日巨人戦で9回1アウトまでノーヒットに抑える好投をしたが、亀井選手にツーベースを打たれ快挙達成はならなかった。(村中ノーノー未遂) - その後も制球難とムエンゴながらも先発ローテーションの一角として好投していたが、8月末に左ひじ内側側副靱帯損傷し、やくせん民涙目。順調に伊藤智仁ルートを歩んでいるという声もあがった。
- このケガでこのまま2008年シーズンは終了となったが、21試合登板・6勝11敗・防御率4.34という成績だった。奪三振105は評価できるものの、与死四球66と暴投12は制球難である以外なにものでもない結果…。
- ケガについて、その後は投球を禁止し静養、回復経過を見て手術は回避となった。
- 2009年はキャンプからリハビリに専念し、5月13日のイースタン・リーグの読売戦で中継ぎながら266日ぶりの登板。2軍で6試合に登板、1勝2敗・防御率4.91の成績を残し7月7日の中日戦で321日ぶりに1軍先発登板。先発不足が付きまとう投手陣に昨年の先発ローテーション投手の復帰に住民の期待も高かった。
- しかし期待は空しく1軍での登板成績は21試合・1勝6敗・防御率7.12・投球回数43回 与四死球28と暴投4。
- 復帰2戦後にカツオからもっと腕を前に出すようアドバイスを受けたらしいが、どうも故障の再発を気にしてたのか腕を振り切れず、ストライクを入れようと焦りすぎボール先行、村中うんと、四球でランナーを溜めてヒットを打たれるの繰り返し。制球難と、立ちあがりの悪さは改善されず…。
- それでも唯一の勝利となった9月26日の横浜戦では5回までノーノーピッチング。9回に被弾し3失点、完投ならずも116球を被安打4・与四球1・奪三振9と、特に変化球でストライクを取れればきちんと試合は作ることは出来る。
- 2009年は故障上がりで、しっかり投げ込みが出来なかったのではと思われる。
- 監督も読売戦のキーマンとする貴重な左投手。先ずは先発ローテの一角として規定投球回数に到達してくれることを期待。
- 禿…じゃない宮本に2010年のノルマを15勝に設定される。
- それだけの力があるということ。22歳という若さも魅力。頑張れ。
- 2010年序盤は巨人キラーとして活躍。中盤に少し調子を落としたがそれでも当時のチームの中では安定し投球を見せ最終成績は11勝10敗、防御率3.44。奪三振数はセリーグ2位の163!
- 宮本師範に設定された15勝には届かず!来年は負けを減らしその分勝ちを増やしたい。
- しかし初めてフルシーズンを通して稼働したことは今後の財産となるはず。
- 若き左エースとして2011年の活躍を期待!
- 2011年シーズンの村中は開幕直後に怪我で離脱、復帰後の阪神戦でも1回を投げて降板と離脱を繰り返し、ようやく戦力として戻ってきたのはシーズンも中盤に差し掛かったころ。村中よ、お前もか…。
- 7月29日の巨人戦でプロ入り初完投・初完封を記録。このまま勢いにのって勝ち続けろ!
- なーんて大言も束の間。今年から導入したチェンジアップが甘い所にきまり痛打→全体の投球のバランスも崩れるを繰り返しシーズン終盤にまたも戸田行き。
- 結局シーズン成績は4勝6敗と期待とかけ離れたものだった。
- ところがCS1stステージでは中継ぎを務め巨人相手にほぼ完璧に近い投球。いよいよ復調気味か…?と思いきやセカンドステージで先発するとしょっぱい投球を披露。4回をなんとか1失点でしのぎチームの勝利につなげた。
- 来年こそは左のエースとしての自覚を!目指せ15勝!
- 2012シーズンはプレシーズンから故障もなく順調に調整をつづけ開幕2戦目の巨人戦に先発。5回3失点で勝敗はつかなかったものの、試合を作りチームの勝利に貢献した。
- 4月20日の巨人戦では8回1失点で勝ち投手に。そして試合後の今シーズン初のヒーローインタビューで相変わらずのパフォーマンスを見せる。
- せんきゅーばれんちん
- 今後のさらなる成長を期待したい。とりあえず森岡にでも指導してもらったらいいのでは。