ヒロインがヤンデレのギャルゲみんなで作ろうぜ!

ゲームセンター

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mizu0210|ゲームセンター

@bg file="kyousitu.jpg" time=700
[cm]
;[eval exp="f.mizu0210 = 1"]
;↑11日と12日にみずきが選択可能に
@bgm file="theH.ogg"
@texton
;;背景『教室』。BGMは『Theヒロインズ』
「みのるみのるみのるっ!」[lr]
 帰宅前のSHRを終えて帰ろうとしたときに、そのソプラノは廊下から届いてきた。[lr]
;;SE『教室の扉が勢いよく開く音』……つまり、『ばんっ』って音。
;;みずき(デフォルト)
@playse storage="gun2.ogg"
[mizu f="笑顔" pose=1 pos=c]
「みのるっ!」[lr]
 まさに弾丸のような速度で飛びこんできたのは、やはりみずきだった。[lr]
「……なんだ?」[lr]
 クラス中から集まる視線はあえて無視し、俺は怖じることなく訊ねた。ここで動揺していては、みずきがこの教室で唯一の異分子になってしまう。[lr]
 ゆえに俺はどんなにコイツが破天荒でも動じてはならない。あくまで、それが自然であるように振る舞わなければならないのだ。[lr]
――毒男や委員長くらいとしかクラスで話す相手がいなくなっても。[pcm]
;;みずき(笑み)
「なにってゲームだよ、ゲーム!」[lr]
「はぁ? 主語だけじゃ日本語は……」[lr]
「出たんだよ!」[lr]
「……あー、幽霊がか? 季節外れな物好き幽霊も」[lr]
[mizu f="不満" pose=1 pos=c b=4]
「もう、鈍いねっ! 音ゲーだよ、音ゲー。商店街のゲーセンに新作の音ゲーが出たんだって!」[lr]
 初めてランドセルを背負った子ども以上にわくわく感を秘めたその表情と言ったら。[lr]
[mizu f="笑顔" pose=1 pos=c]
「ねぇ、早く行こっ!」[lr]
――ゲーム依存症というヤツか……恐ろしや恐ろしや。[lr]
 みずきの目は完全にイってしまっていた。[lr]

[nowait]
[r]
[link target="*iku"]1.行く[endlink][r]
[link target="*ikanai"]2.行かない[endlink]
[endnowait]
[s]
;選択肢は後で変更予定。



ikanai|

[cm]
;;Bを選んだ場合
;;みずき(不満げ)
[mizu f="不満" pose=1 pos=c]
「ふーん。じゃ、別の男の子誘うからいいもん」[lr]
;;別の では。
 拗ねたように口を尖らせるみずき。[lr]

[nowait]
[r]
[link target="*iku2"]1.やっぱり行く[endlink][r]
[link target="*ikanai2"]2.やっぱり行かない[endlink]
[endnowait]
[s]



ikanai2|

[cm]
;;Dを選んだ場合
;;みずき(笑み)
[mizu f="微笑み" pose=1 pos=c]
「行くよねっ? ねっ、ねっ? 行きたくなくても連れてくもんっ!」[lr]
;;前の選択肢に戻る。
;;無限ループってことでせう?

[nowait]
[r]
[link target="*iku2"]1.やっぱり行く[endlink][r]
[link target="*ikanai3"]2.やっぱり行かない[endlink]
[endnowait]
[s]



ikanai3|

[cm]
[mizu f="微笑み" pose=1 pos=c y=b]
「行くよねっ? ねっ、ねっ? 行きたくなくても連れてくもんっ!」[lr]

[nowait]
[r]
[link target="*iku2"]1.やっぱり行く[endlink][r]
[link target="*ikanai4"]2.やっぱり行かない[endlink]
[endnowait]
[s]



ikanai4|

[cm]
「行くよねっ? ねっ、ねっ? 行きたくなくても連れてくもんっ!」[lr]

[nowait]
[r]
[link target="*iku2"]1.やっぱり行く[endlink][r]
[link target="*ikanai4"]2.やっぱり行かない[endlink]
[endnowait]
[s]



iku|

[cm]
;;最初から行くを選択
「分かった分かった。行けばいいんだろ」[lr]
「でしょでしょ!? 早く行こっ」[lr]
 みずきは俺の手を掴むと、ぐいぐいと引っ張って教室を後にした。[pcm]

@fadeoutbgm time=1000
@cl
@bg file="black.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"
[jump target=*game]
[s]



iku2|

[cm]
;;2回以降で行くを選択
「分かった分かった。行けばいいんだろ」[lr]
[mizu f="笑顔" pose=1 pos=c]
「でしょでしょ!? 早く行こっ」[lr]
 みずきは俺の手を掴むと、ぐいぐいと引っ張って教室を後にした。[pcm]

@fadeoutbgm time=1000
@cl
@bg file="black.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"
[jump target=*game]
[s]



game|

;;改ページ。ブラックアウトさせたら、背景はゲーセンに。BGMは不明。アップテンポな感じで。
;;SE『ゲーセンの音』ぴこぴこ、とか、ががががが、とか。ループで。
@bg file="game.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"
[cm]
@bgm file="parade.ogg"
「しっかし広いな。迷子になれそうだ……っておい!?」[lr]
[mizu f="笑顔" pose=1 pos=c]
「早く行くよっ!」[lr]
 目を星型にしながら、迷わずずんずんとまっすぐ進んでいくみずき。まもなく人だかりが見えてきた。[lr]
 かなり混雑していて、誰もが中央のその新作ゲーム機に釘づけだったが、[lr]
「おお、女王さまがいらっしゃったぞ!」[lr]
;;SE『わぁー! っていうヤツ。どこかしらでよく聞く。うぉー?』
 みずきがいるのを見ると、いっせいにどよめいた。[lr]
――じょ、女王さま?[lr]
 ぽかーん、と口が塞がらない俺を無視し、さまざまな声が乱れ飛んだ。[pcm]
「あ、あれが……伝説の女王か!」[lr]
「見ろ、あれこそがニュータイプだ」[lr]
「かの『大佐』を下したという」[lr]
「伊万里寿司はいらんかね~、伊万里寿司は~」[lr]
「ふっ……女王と言うから来てみれば、なんだあのチビ――ぐふっ!?」[lr]
「外野は引っこんでろ!」[lr]
;;SE『わいわいがやがや』停止。
 と、隅のほうでは乱闘まがいの事態になる混乱ぶり。みずきのゲーマーは学校でも有名だが、ここまで異名が鳴り響くほどの凄腕とはさすがの俺も知らなかった。[lr]
 その事実はどこか不快だった。[pcm]
;;みずき(笑み) ここまでも表示したままで良いのかな。
[mizu f="微笑み" pose=1 pos=c]
「あたし、そこのやりたいんだけどいい?」[lr]
「ははーっ。女王さまの思し召すがままに」[lr]
 みずきがゲーム機を指差すと、人垣がさっと左右に割れた。[lr]
 まさしく女王のように悠々と歩み、硬貨を投入するみずき。[lr]
「ミュージック、スタート!」[lr]
「うおおおおおお!」[lr]
;;SE『わぁー!』、みずき(笑み)
[mizu f="笑顔" pose=1 pos=c]
 みずきがひょこっと台に飛び乗ると、再び大声援が湧き起こった。それが静まると同時、軽やかな曲が流れ始める。[lr]
――ちょっと待て! 今、難しいを選択しなかったか!?[lr]
 曲選択の画面で、確か難易度を『難しい』にしたような気が……。[pcm]
 俺の予想通り、スピーカーから流れ出してきた曲はテンポが異様に速かった。[lr]
――コイツら、無茶させやがって![lr]
 そんなにおだてたら、みずきは期待に応えようと進んで無茶するに決まってるだろうが![lr]
――な、完璧!?[lr]
 みずきは次々と流れてくる矢印に合わせて、リズムよく足元のパネルを踏み、一つとして逃さなかった。しかも必死さは欠片もなく、バレリーナのように台上で回る。[lr]
 余裕を感じさせる、軽やかでしなやかな動き。ダンスのような光景に違和感を感じているのは俺だけのようだった。[pcm]
「どうだ、凄いだろ、俺たちの女王さまは」[lr]
 と、前にいたギャラリーの一人が話しかけてきた。[lr]
「ああ、今まで知らなかったな」[lr]
「我らが女王さまは半端じゃないぜ? まさにゲーマーの鑑ならぬ女神だ」[lr]
 的を射た表現といえた。けれど、やはりそれはどこか不快だった。[lr]
 ゲーム台は一幕の舞台となり、その上で舞うみずきはメロディと溶け合っていた。[r]
 脚はパネルを『踏む』のではなく、『乗る』だけだった。リズムを乱す荒々しさは全くなく、かといって力強さを失わない。[pcm]
 以後も多少はズレてしまったものの、大きなミスは一つもすることなく、みずきは曲を完全攻略した。[lr]
 当然、スコアは二位を大きく引き離して堂々の一位だった。[lr]
[mizu f="微笑み" pose=1 pos=c]
「はい、次の人~」[lr]
;;SE『わぁ~』
@playse storage="gaya.ogg"
@wait time=2000
@fadeoutse time=2000
 耳を塞ぎたくなるほどの大歓声と、そして拍手の嵐が巻き起こった。[lr]
「はい、じゃ俺!」[lr]
 さっと一番乗りで手を挙げ、一人が歩みでた。台に乗ると、[lr]
「ということでやり方教えてくださいっ!」[lr]
 図々しくも、そんなことを頼み出した。もちろんみずきはそれを断れなどしない。[pcm]
[mizu f="笑顔" pose=2 pos=c]
「おっけーおっけー、あたしに任せておきなさいっ!」[lr]
;;みずき(まかせなさいポース) てかこのセリフ言う時は毎回ポーズ変えるべきか?
「はい、よろしくお願いしますっ!」[lr]
[mizu f="微笑み" pose=2 pos=c m=8]
「やっぱりね、姿勢としては腰を落として――」[lr]
「ええ? よく分かりません」[lr]
[mizu f="微笑み" pose=2 pos=c m=10]
「だから――」[lr]
 男の背に張りつくと、手取り足取り、懇切丁寧にレクチャーするみずき。その挙措に不自然さは欠片もない。[lr]
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=2 b=5 e=1a m=10]
「ちょっと、あたしに合わせて動くの!」[lr]
「これは失礼をば、女王陛下」[lr]
 気障な仕草でおどけてみせるが、男の笑みに品はなかった。そしてその動きもむしろみずきとは全く合っていない。男は前へ体重を移したみずきとは逆に重心を後ろへ傾けた。[lr]
 コイツ――![pcm]

;;背景を赤く明滅。
@cl
@bg file="red.jpg" time=500
@bg file="game.jpg" time=500

[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=2 b=4 e=7a m=9 s=1]
 男の背を身体の前面に押しつけられ、みずきが唇を噛んだ。何かに耐えるように、表情が微かに歪む。[lr]
 まさに腸が煮えくり返るようだった。固く握りしめられた拳が小刻みに震える。[lr]
 この男はみずきのレクチャーを聞く気などなかった。ただみずきに己の身体を押しつけて愉しんでいるだけ。みずきを辱めているだけなのだ。[lr]
「もうちょっとコツみたいなもの教えてくださいよ~」[lr]
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=2 b=7 e=7a m=5 s=1]
「ん……」[lr]
;;みずき(困惑とか。病み目にしても良いかもしらん)
 みずきの顔は真っ青を通して、むしろ白かった。もはや誰にも分かるだろう。[r]
 いや、俺にしか分からないのか? 誰も止めようとしないのだから。それともコイツらはグルなのか!?[pcm]
;;SE『歯軋りの音』。油の切れた金具が稼動時に軋む音、とか近いかな? なければなしでもいいです。
 焼けるようなムカつきに握りしめた拳は真っ白になっていた。そのままソイツを殴って、殴って、殴り飛ばせたらどれだけ良かったことか![lr]
 それではみずきに迷惑だ――そんな一抹の理性がなければ、実際そうしていただろう。[lr]
 びくびくと暴れる表情筋を必死に固定し、あらゆる表情を削ぎ落とすと、俺は苦渋の思いで拳を開いた。[lr]
[mizu f="驚き" pose=3 pos=c s=1 size=L]
「きゃっ!?」[lr]
 ギャラリーを掻き分けると、みずきの腕を掴んだ。可愛らしい悲鳴を上げるみずきを、強引に自分の方へ引き寄せる。[lr]
 当然、黙っていないのは、美味しい立場を奪われた男だった。[pcm]
「なんだ、お前、女王さまにその態度は。彼氏でもやってるつもりか?」[lr]

[nowait]
[r]
[link target="*yes"]1.まあ、そんなものだ[endlink][r]
[link target="*no"]2.いや、そういうわけじゃない[endlink]
[endnowait]
[s]



yes|

[cm]
;;Eを選んだ場合
「まあ、そんなものだ」[lr]
 この場を切り抜けるため、とっさに俺はそう言っていた。[lr]
[mizu f="驚き" pose=3 pos=c s=1 m=12 size=L]
「――!?」[lr]
;;みずき(驚き)
 みずきはあまりの事態の推移に声も出ないようだった。そして、俺自身も自分の口から出た言葉にびっくりしていた。[lr]
 数秒の沈黙の後、[lr]
;;みずき(笑み)
[mizu f="笑顔" pose=3 pos=c c=1 size=L]
「そう、彼氏彼氏」[lr]
 みずきはあろうことかそう言うと、唖然とするギャラリーの面前で俺にくっついてきた。[pcm]

[jump target=*sime]
[s]



no|

[cm]
;;Fを選んだ場合
「いや、そういうわけじゃない」[lr]
「だったら口出しすん――な?」[lr]
 怒鳴り声は唐突に途切れた。[lr]
[mizu f="笑顔" pose=3 pos=c c=1 size=L]
「でも彼氏みたいなもの。でしょ?」[lr]
;;みずき(笑み)
 みずきが俺の懐に飛び込んで、くっついてきていたからだ。[pcm]

[jump target=*sime]
[s]



sime|

[cm]
;;EF共通。
「……ふ、ぬ……」[lr]
 男は、顔を真っ赤にしながらも二の句を継げずにいる。[lr]
 総毛立つような快感さえ覚えながら、俺は大げさに肩をすくめてみせた。[lr]
 群衆が静まり返り、いくつか溜め息が漏れる。みずきを女王さまとして崇敬するゲーマーどものものだろう。[lr]
 先程まで胸に渦巻いていたどろどろとしたものが静まっていくのが分かった。[lr]
 もう一度、間抜け面に優越の視線を投げると、俺は踵を返した。腕にみずきをくっつけて。[pcm]

;;改ページ。ブラックアウトさせた後、背景を街に。BGMは『静かなイメージ(病みじゃない)』
;;背景『ゲームセンターの前』。みずき(デフォルト)
@fadeoutbgm time=1000
@cl
@bg2 file="mati.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"
@bgm file="tamsp15.ogg"

[mizu f="微笑み" pose=3 pos=c c=1 size=L]
 店から出たところで腕に押し当てられた感触に気づき、振り払おうと思ったものの、そうやって『意識している』と思われるのもなんだか癪だ。[r]
 俺は赤くなった頬を隠そうと、顔を背けた。[lr]
「……で、どこに行く?」[lr]
[mizu f="不満" pose=3 pos=c c=1 size=L]
 みずきの『むー』という不満げな唸り声と責めるような視線。返事の代わりにぽんぽんと肩を叩かれた。[lr]
;;みずき(不満)
「なん……っ!?」[lr]
[mizu f="笑顔" pose=3 pos=c c=1 size=L]
「へっへん、ひっかかったぁ♪」[lr]
;;みずき(笑み)
 振り向いたときに人差し指を相手の方から突かせる。小学生がよくやる悪戯だ。[pcm]
「お、お前なっ!」[lr]
 普段なら軽く流せただろう。だが、今の俺は間違いなく冷静さを欠いていた。あの男への煮えたぎるような怒り。そして友人なのに意識してしまう自身への困惑。[lr]
 そして、今まで誤魔化してきた、気づいても気づかないフリをしていた――みずきへの苛立ち。[lr]
@fadeoutbgm time=2000
「……何、やってるんだよ」[lr]
 ぽつり、とむしろ静かに呟いた。[lr]
@bgm file="yuki.ogg"
;;みずき(困惑)
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=4 b=6 e=3a m=12 size=L]
「……え?」[lr]
「何をやってるんだ!」[lr]
[mizu f="驚き" pose=4 pos=c s=1]
 胸に再びどろどろとしたものが湧き上がっていた。叫ぶ頃にはみずきを荒々しく突き飛ばしていた。[pcm]
@playse storage="noise_11_monooto.ogg"
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=4 b=5 e=7a m=9 s=1]
@ws
「どうしてなんでもかんでも首を突っこむ! 普通に考えろ、迷惑だろ! こっちの身にもなってみろよ!」[lr]
 一度口火を切ると、もう止まらなかった。[lr]
「あのときだってそうなんだよ! お前のせいで伊万里は苦しんでるだろうが! 庇ったお前が入院することになってなあ!」[lr]
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=4 b=5 e=9a m=10 t=1]
「!」[lr]
;;みずき(泣きと陰り)
「あの連中とでも一緒にいろ! もう俺に関わるな!」[lr]
 尻餅をついたみずきに手を貸す代わりに、俺は自分で服装の乱れを直した。[lr]
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=4 b=5 e=9a m=11 t=1]
「ぁ……」[lr]
 とっさに伸ばされかけていたみずきの手は、目指すところを失い力なく落ちた。[pcm]
[ld pos=c name="mizu" wear=u pose=4 b=5 e=8a m=10 t=2]
「みの――」[lr]
「話しかけるなっ!」[lr]
@cl
 鋭く吐き捨て、俺は振り返らなかった。[pcm]



@fadeoutbgm time=1000
@bg file="black.jpg" time=1000

[jump storage="main.ks" target="*night" cond="sf.releaseMode==1"]

;[jump storage="cmmn.ks" target="*0210n"]
[jump storage="scenemenu.ks"]

[s]
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