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検事と妖怪とセーラー服と二丁拳銃と時々騎士王  ◆a2zhksM50w




「なるほど、君は妖怪で人の驚きを食糧とする種族という訳か」
「まあ、そんな感じかな」

これで合点が行ったと御剣は思った。
このような事態に、小傘が何故レヴィのような強面も女の前に出たのか不思議でならなかったが、そういう理由ならば納得行く。
勿論小傘のした妖怪の話に加え、その妖怪が数多く居るという幻想郷など、とても信じられない話だったが、既にこのような奇怪な出来事に巻き込まれたのだ。
今更、頭ごなしに否定するのも早計だ。

(それにしても、一体どうやって人の驚きを食すのだろうか)

「ああ、お腹空いたな……。誰か驚いてくれる人間は居ないかな」

純粋な知的好奇心が沸くが、今は抑えておくとしよう。
それよりもまずは、小傘の悩みを解決する方が先決だ。
レヴィの時に懲りてくれれば良かったのだが、結局のところ小傘は空腹には勝てなかったようで腹を満たす為に辺りを見渡し人間を探している。
あの時は何とか説得出来たが、次同じことをやれと言われても御剣は首を縦には振れない。
その為、出来る限り小傘の人を驚かす行為は自重して貰いたい。特にこの様な場では。


(とはいえ、空腹をそのままにしておく訳にもいかんな)

腹が減っては戦は出来ぬとも言う。
いずれ、小傘には殺し合いの脱出を手伝って貰うつもりだ。
ともなれば、恩を売るつもりじゃ無いが放っておく訳にはいかない。

「おや? あそこに女の子が居る」

薄暗い木々の中、一人の少女が剣を傍に置き本を読んで座り込んでいた。
見たところ、学校の制服らしき物を着ている事から中高生だろう。

「小傘君。やはり脅かすのか?」
「え? まあ……あの女みたいに怖くないし」

物陰に潜み、相手に気付かれないように御剣は少女を観察する。
確かにレヴィとはまったく正反対の気弱そうだが純粋さを持つ少女。
恐らく知能もレヴィよりは遥かにマシで――本人に聞かれれば確実に殺されるだろうが――話もそれなりに通じる様子。
仮に脅かしたとしても、訳を話せば分かってくれるかもしれない。

「何回脅かせば、腹は満たせられる?」
「うーん。まあ、一回脅かせられればそれなりに腹に溜まると思うけど」
「……一度きりだ。
 君があの娘を驚かした後、私が事情を説明する。だからこの場から脱出するまではもう人を驚かすな、良いな?」
「分かった。
 あの娘を脅かしたら、取り合えずこの殺し合いから出るまでは人を脅かすのを控えるよ」

一度だけという条件を約束に小傘は御剣の許しを得て驚かしに向かった。
辺りはまだ薄暗く、風で揺れる木々や草花が不気味さを更に醸し出す。
小傘を息を潜め、闇に紛れる。そしてゆっくりと、ゆっくりとわざと気配を少しずつ漏らしながら近づいてゆく。
少しでも怖がってくれた方が、脅かしがいがあるからだ。その様子を御剣は静かに見守る。
小傘が脅かした後、すぐさま飛び出てあの少女へと謝罪と説明をせねばならない。
下手に驚いて、こちらを危険人物と勘違いされて誤殺されても文句は言えない立場。
こちらの弁明が遅れてしまえば、それだけ小傘の立場も危うい。

「え? な、何……」

そして、少女の恐れが絶頂近くに達したところで小傘は恐怖の演出に渾身の限りを尽くし姿を現した。

「う~ら~め~し~や~!!」

少女の顔に浮かんだ驚愕。
目は飛び出るかと思うほど見開いたまま、口からは泡を吹き
右手は心臓を握るかの如く胸を押さえ、腰を抜かし達磨のように座ったまま後ろへとコテンッと転がる。
小傘の中を駆け巡る心の隙間。
とてもそれは上質で、すぐさま小傘の空腹を満たした。

「おい、譲ちゃん! 譲ちゃん!!」
「しっかりするんだ、君!!」

それにしても良い驚きっぷりだったが、少々驚かし過ぎてしまったか。
近くにあったこの剣、どうやら意思があり喋れるようだが凄く焦っている。
見れば御剣もとんでもない形相をしてこちらへと掛けてくる。
いやはや、幻想郷じゃ誰も驚いてくれなかったが、外の世界じゃまだまだ通じるようだ。
小傘は久しぶりに良い気分になりふふんっと胸を張り――

「――やっぱり、殺す気満々じゃねえか。クソッタレ!」

銃声が響いた。




レヴィは珍しく思考を巡らせていた。
先ほど、あの赤服の男の言ったとおり、糞狸に舐められっぱなしは性に合わない。
だから、殺し合いをぶっ潰す。
誰にも舐められない、レヴィが自分で決めた己の道。
だから取り合えず、やたらめったらに銃をぶっ放すのは止めた。
しかし、やる事が無い。気付けば考え事を始めていた。

(ともかく、あの糞狸はぶち殺すとしてだ。やっぱこの首輪……何とかしねえとな)

先ずは、自分の命を握られているも同然の首輪を外す事。それが、あのドラえもんとかいう狸を殺す為の第一条件。
だが残念な事にレヴィは機械関係にはあまり詳しくない。そういうのはベニーの仕事だ。

(ベニーの奴が居れば探してこの首輪を何とかさせる。居なけりゃ……まあそんときはそん時だ)

方針は決まった。首輪を外してドラえもんをぶち殺す。
その他には細かい問題は色々あるが、取り合えずベニーに任せとけば良いだろう。

「となりゃあ町だな。こんな薄気味悪い森よか町の方が人も集まる」

地図を見て確認する。
今居る位置から町まではそう遠くは無い。数時間で着くだろう。
地図を仕舞い、いざという時に備え銃を懐に忍ばせ早速町へ向かう。

「ちっ、にしても気味悪ぃ」

レヴィが言っていたように、薄気味悪い森を辺りを警戒しながら進んでいく。
数分後、レヴィが小傘と出会った民家が見えてくる。
もしまだ連中が居れば適当に悪態を着いてやろうと、民家の周りを見渡すと近くで人の話し声が聞こえてきた。

「はっあそこかよ」

どんな皮肉を言ってやろうか。
あのムカつく赤服のツラをビビらせる為に、一発威嚇で銃をぶっ放してやろうか。
そんな事を考えたレヴィだが、すぐにそれは裏切られた。

「怪獣ねぇ。……そんなもんちょっと探せば居るだろう?ドラゴンとか」
「えー? 居ないよー」

居たのは桃色の髪を二つに縛った少女と鍔の口のような部分をカチカチ言わせながら喋る剣。
一瞬、シャブでも決めてしまったのかと思ったがすぐに冷静に考え直す。

(腹話術という奴じゃねえよな?……オーケイ、クールになれ。喋る狸が居たんだ、喋る剣があってもおかしくはねえよな)

一先ず接触はせずに様子を伺うことにする。
一応本人は警戒の為にしている事だったが、この光景に少し好奇心が沸いていたのも事実かもしれない。

(あン? あいつは……)

そんな時だ。見覚えのある傘が視界に入る。
間違いない、あの時の傘女だ。
(知り合いか、あいつら?)
それにしては様子がおかしい。何か気配を潜め、近づく様はまるで狩人のようだ。
次の瞬間、傘女は少女の前に姿を晒し少女を恐怖に陥れた。
少女は苦しそうに胸を押さえ、数秒もがいた後に幾度か痙攣し、白目を向いて動かなくなった。
(どういうこった……。 ちっ、そういう事かよ!!)
目の前の光景を目にしレヴィは悟った。
要はこいつは乗っている。最初に出会ったあの時も殺す気だったに違いない。
だが失敗したから、適当な事を抜かして誤魔化した。
(このレベッカ様が、まんまと他人に乗せられるなんてな。……ふざけやがって!!)

懐から取り出した二丁の拳銃。一丁を構え小傘の眉間へと狙いを着ける。
幸い、相手はこちらには気付いていない。今なら、確実に殺れる。

「――やっぱり、殺す気満々じゃねえか。クソッタレ!」

引き金を引き、弾が眉間を貫き銃声が響いた。






「――あ、え?」

訳も分からぬまま、小傘は眉間に撃ち込まれた銃弾を受け入れ死んだ。
その体は綺麗に後ろへ倒れ、目は驚きに満ちている。
皮肉な事に、彼女の最後は逆に驚かされて終わってしまった。

「くっ……待て! これは」
「うるせえ! よくまあ適当な事をでっち上げてくれたなァ! オイ!!
 ハッ、ペテン師が天職なんじゃねえか!?」

予想外だった。
恐らくあの少女は心臓に持病があるか、かなりの病弱体質だったのだろう。
故に先ほど驚愕による衝撃で心臓発作を起こしてしまった。
御剣は自らの安易な判断を咎めるがもう遅い。
鉄槌の如く放たれた弾丸に抵抗も何も出来ず、身体を打ち抜かれ力なく地へと頬を着けた。

「がっ、ぐあ……」

――意外に悲鳴は上がらないものだな。

何処か、他人事のように倒れた身体から流れ出る血を見て御剣は思う。
もう助からない。そう悟ってしまうと、案外死も怖くない。
ただ心残りなのは、やはりドザエモンの事だ。
結局、自分は何も出来ずに死んでしまった。それだけがどうにも悔しい。

(誰でも良い……。不甲斐ない私に代わり、誰かこの殺し合いを止めてくれ)

御剣は息を引き取った。






「ペテン野郎が」

小傘と御剣の遺体に乱雑な蹴りを入れると、レヴィは二人の荷物を漁り始めた。
どうやら、この場はこういうペテン師も少なく無いらしい。武器は出来るだけ手に入れるに限る。

「お、おいアンタ何やって――」

剣が五月蝿く喚いてるが関係ない。
銃だ、刃物も悪くないが、やはり自分居は銃が合ってる。
先ずは御剣のバックを開け、銃が無いか探る。

「貴様、これはどういう事だ!」

背後に人の気配を感じ声を掛けられた。

とことん、ツイていない。
この声、女の物だが恐らくキレてる。
理由? 決まっている。目の前で死体が三つあってその中心で銃を持った女が居る。
殺し合いに反対している参加者なら怒っても当然だろう。

「……どういう事かと聞いている!」

レヴィは軽く舌打ちをし、ゆっくりと振り返って発砲した。
視界に移ったのは、金色の髪を後ろで束ね、青いドレス風の鎧に身を包んだ白人の女。
かなりの美人だったが、レヴィには関係ない。その美顔に銃弾を叩き込む事になんら躊躇も無い。

「あ?」

刹那、レヴィの表情が固まった。
あの白人女は自分の放った銃弾で、顔から赤い液体をぶちまけて死んでいなければならない。
これはレヴィの中の確定事項だ。それが――

「下郎め。やはり殺し合いに乗っているのだな」

覆された。それもとんでもない方法で。
例えるなら、それは見えない盾。銃弾が白人女の顔に触れようというところで弾丸が見えない何かに弾かれた。
以前にも刀で銃弾を叩っ切るクレイジーな奴も居たが、この女は更に規格外。

「……何だ? ナイフとかじゃねえな、長物か」
「貴様に言う義理は無い!」

白人女、セイバーが手に持つ何かを横へ携え疾走。
疾走と言っても、それは並みの人間の比ではない。
サーヴァントの脚力によって、数メートルの間合いは一瞬でゼロ近くにまで縮められる。
振るわれるセイバーの両腕。かなり大げさに首を引き上体を逸らし天を仰ぐ。
そのまま、上を仰いだ体勢で銃を乱射。セイバーは風王結界を纏わせた木の棒を振るい全て薙ぎ払う。
レヴィはその間に横へ転がり再度体勢を立て直し銃を発砲。

「遅い!」

セイバーが防御の為に木の棒を振るい。その隙にもう一丁の銃を撃つ。
二丁拳銃の長所はただ闇雲に弾丸を放つだけじゃない。
僅かな時間差の攻撃を可能とするのもまた長所。
腕を振り抜いたセイバーには弾丸を防ぐ術は無い。

「なっ」

確かに相手が二刀流でも無い限り、レヴィの戦法は間違ってはいない。

相手がセイバーで無ければ。

一発目の銃弾を防いだセイバーは即座に二発目も斬り落とした。
普通は出来ない。人間の身体能力では間に合わない。レヴィはそう確信し銃を撃っていた。
だが、セイバーは何の小細工も無く。振りぬいた腕を引き戻し、再度防御へ振るった。
音速を誇る銃弾よりも、更に上回った神速の剣裁きで。

(マジかよ。あのですだよ女や、日本のヤクザなんか比べモンにならねえ。また距離を詰められたら終わっちまう!)

さてどうする? 妙な小細工は通用しない。
かといって、正面から銃弾ぶっ放して突進しても斬り殺される。

「オラァ!」

懲りずに、また正面から銃の乱射。適当に乱れ撃てば、一発でも当たるとでも思ったのか。
甘い、甘すぎる。剣の英霊を敵にして、そんな考えは甘い。
セイバーは銃弾の五月雨を一つ一つ斬り落としレヴィへと接近。

「――獲った!」

距離は3メートル。
ここまでくれば、銃弾よりも剣の方が速い。先手も取れる。
斬り込むには十分すぎる距離。
横薙ぎに、レヴィの胸元へ滑り込むように、木の棒が向かって行く。

「死体(オブジェ)とでも遊んでな!」

死んだ筈のゆたかの遺体が立ち上がり、セイバーとレヴィの間へと割り込む。
レヴィが器用に足を引っ掛けてから、ゆたかの遺体を蹴り上げ、立ち上がらせたように見せただけだが、セイバーを一瞬怯ませるには十分役に立った。
数歩レヴィが後ろに下がり、ゆたかの遺体ごと発砲。遺体を貫き弾丸がセイバーへと向かう。
反応が遅れたが、それでもセイバーは木の棒を前へと突き出し盾とする。
ギリギリだが間に合った。だがその瞬間、バキッと弾丸を防いだ木の棒が折れた。

(しまっ――)

元々は神秘を纏うどころか、武器ですらないただの木の棒。
いかに風王結界を纏おうが限界はすぐに来る。むしろ、今まで剣として振るえてた事が奇跡に等しい。

「オイオイ、まさかその音木刀か何かか? 面白ぇな、私の銃弾をそんなモンで防いでたなんてなァ!」

動揺したセイバーに追い討ちを掛けるように、立ち上がったゆたかの遺体が重力に従い前のめりに倒れこむ。
ゆたかの遺体が寄り掛かり、身動きが取れなくなったセイバーを見逃す程、レヴィはノロ魔ではない。

「お前も、ツイてなかったな」

セイバーの唯一の武器は折れ、今や身動きを封じる死者の手が絡みつくのみ。
あの世へ引きずり込まんと迫る、死の魔弾。

(私、は……)

迎える死の未来を覆す為、新たな未来を引き寄せる為、セイバーが取った次の一手。
ミリミリと肉が引き千切れ、メリメリと骨が軋み引き抜かれる。

(すみません。だが――)

セイバーはゆたかの遺体から左腕を引っこ抜き、それに風王結界を纏わせ迎撃の剣とした。
この行動には流石のレヴィも息を呑む。

「とことん、イカれてるぜ。 ったく!」
「――風王結界(インビシブルエア)!!!!」

飛ぶ斬撃、風の砲弾。何でも良い。
強大な馬鹿でかいエネルギーの塊が敵を葬らんと向かってくるのをレヴィは直感する。
この前では拳銃など無意味、迎撃など考えてはいけない。

レヴィの体の全ての機能が全力で回避行動を起こす。
爆ぜる左腕、飛び散る血痕。それはレヴィのものでもなければ、セイバーのものでもなくゆたかの左腕。
風王結界を発する際の魔力に腕が耐え切れず、爆散してしまった故の結果。
狙いはレヴィを外し、辛うじてセイバーを狙った弾丸を吹き飛ばしながらも、在らぬ方向へと風王結界は進む。

(少し驚いたがもうアイツに武器はねえ。このまま押し切って――)

かなり手こずったが、これで終わりだ。
流石に遺体まで武器にするとは思わなかったが、手の内さえバレれば恐れることも無い。
何かやらかすか、逃げる前にささっと仕留める。

「おい金髪の姉ちゃん!俺を使え!!」
「しまっ」

レヴィが銃を先頭に駆け出した時、既にセイバーは寄り掛かったゆたかの遺体を地面に寝かせ、転がるような形で横へ跳躍しそれを手に取っていた。

デルフリンガー。
この場には居ない平賀才人の愛剣であり意思を持つ魔剣。

「風王――」

風が剣に纏い。それに呼応するかの如く剣の錆が落ち金色の輝きを増す。
神の左手「ガンダールヴ」の魔剣。かの騎士王の剣として不足は無し。
それを証明するかのように、錆びた刀身が銀色の鋼へと生まれ変わる。
これならば、万全の風王結界が放てる。

(やっべ……!)

あれは不味い。先ほどの遺体の腕から撃った、苦し紛れの攻撃とは比べ物にならない。
駆けていた足を逆の方向へと転換し、全速力を振り絞る。

「結界!!!!」

振り下ろされた魔剣。
風の放流。引き裂かれ行く木々。
爆発的なそれはレヴィを飲み込み、轟音と共に弾けて消えた。




「はぁ……はぁ……」

デルフリンガーを杖代わりに体を支えセイバーは膝を突く。
何とか敵は倒せたが、少々疲労が溜まりすぎた。

「姉ちゃん、大丈夫か?」
「え、ええ。それよりも貴方は喋れるようですからお聞きしたいのですが、緑色の爬虫類のような生き物を見かけませんでしたか?」
「爬虫類? 知らねえな。ここに来てから見たのはゆたかに、あの刺青を入れた女とそいつが殺した二人。そしてアンタだけだ」
「ゆたか? もしやあの少女の名前、ですか?」

複雑な心境を浮かべながらデルフリンガーは「ああ」と答える。
あの状況では致し方なかったとはいえ、遺体の腕を引き千切ってしまった罪悪感が胸を圧迫する。

「なあ、姉ちゃん。頼む、ゆたかを埋めてやってくれねえか?」
「……元より、そのつもりです」

力を込めデルフリンガーを叩き付け地面を抉り穴を作る。
後は左腕を失ったゆたかの遺体を置き土を掛けた。
土を掬い、穴に入れての繰り返し。
爬虫類に食われたつかさの安否、また死なせてしまった新たな者達。
自負の念に駆られながら、セイバーは穴を埋めた。



【御剣怜侍@逆転裁判シリーズ】死亡
【多々良小傘@東方Project】死亡
【小早川ゆたか@らき☆すた】死亡



【C-3/南部の家付近/黎明】

【セイバー@Fate/stay night】
[状態]:ダメージ(中)、魔力消費(中)、疲労(中)
[装備]:普段の鎧、デルフリンガー@ゼロの使い魔
[道具]:なし
[思考・状況]基本:殺し合いには乗らない。
1:爬虫類(でっていう)を追う。
2:つかさが無事で居て欲しいが。
3:ゆたかへの罪悪感。

【デルフリンガー@ゼロの使い魔】
[状態]:本来の姿
[思考]基本:知り合いを探す
1:ゆたか……





「あっぶね……!」

舌打ちをしレヴィは背後を振り返る。
誰も居ない。どうやら、あの騎士女は追いかけてこないようだ。
やっと落ち着けると思ったのか、自然と溜息を着きながら道路へ座り込んだ。

「マジで死ぬかと思ったぜ……」

運が良かったとしか良いようが無い。
風王結界から逃げる為に無我夢中で逃げる最中、木の根に躓いてバランスを崩したお陰で風王結界の軌道上から逸れる事が出来たが。
あのまま走り続けていたら、今頃ミンチだったかもしれない。

「……はぁ、ツイてねえ」

首輪を外しドラえもんをぶち殺すと考えたまでは良かったが、それからすぐこうなるとは。
殺しの現場を見られ、変な勘違いをされる前に口封じをしようとしたのが間違いだったか。 
このままでは、あの女はレヴィを殺し合いに乗った参加者として言いふらすかもしれない。
そうなると厄介だ。ドラえもんを殺す前に、他の正義感の強い参加者に襲われる可能性も高い。

「こうなりゃいっそ、全員殺してドラえもんもぶち殺すか?」

この手段も最早取らざるを得ないかもしれない。

「まあとにかく、ベニーが居りゃベニーに首輪を外させる。居なけりゃ最悪全員殺す」

そう言うとレヴィは肩に掛けたディバックの中から、もう一つのディバックを取り出した。
あの戦いの中で、咄嗟に御剣か小傘のものか分からないが、奪ってきたものだ。

「出来りゃ銃が欲しいが、この際文句は言わねえからなんか良いモン入ってろよ」

一人愚痴りつつレヴィはバックの中を漁った。



【D-4/道路/黎明】

【レヴィ@BLACK LAGOON】
[状態]:苛立ち、疲労(中)
[装備]:パルディーニ PC9S(18/不明 予備不明)、Z-Mウェポンズ ストライクガン(17/不明 予備不明)
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0~1、御剣のディバック(基本支給品、ランダム支給品1~3)
[思考・状況]
基本:ドラえもんをぶち殺す。
1:首輪を外せる奴(特にベニー)を探す。
2:最悪、全員皆殺しにしてドラえもんを殺す。

※C-3/南部の家付近にゆたかと小傘のディバックが落ちています。



37:猫にイカを食べさせると耳が落ちる 時系列順に読む 43:罪と償いの少女
41:闘争の開幕 投下順に読む 43:罪と償いの少女

10:でっていうwwwwwwww セイバー [[]]
20:殺し合うと言う事とは レヴィ [[]]
御剣怜侍 死亡
多々良小傘 死亡
34:少女と魔剣と怪獣図鑑 小早川ゆたか 死亡


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最終更新:2013年07月28日 22:51