通常魔法
(1):自分フィールドのレベル7またはランク7モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで700アップする。
8スレ目 827 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。@転載禁止:2014/04/22(火) 07:05:06.61 ID:k00xMyyB0
このカードはイベントでもらえるコレクションアイテムの側面が強いためか、性能は低いと言わざるを得ない。
単純な上昇値なら
破天荒な風に、同じ上昇値でも速攻魔法で発動タイミングが広い
突進、
頼もしき守護者に劣る。
このカードを活かすには「攻撃力・守備力が」「700ポイント」上がるという両方を利用しなければならない。
それらを利用できる唯一のカードが同じ攻撃力か守備力を持つモンスターのレベルを同じにする「星に願いを」である。
例えば妥協召喚した「可変機獣 ガンナードラゴン」に「ナナナ」を使えば攻撃力は2100、守備力は1700となる。
これは攻撃力は「フォトン・スラッシャー」守備力は「暗黒竜 コラプサーペント」と同じである。
これで一部のデッキ以外ではやや出しにくいランク7モンスターを出すことができるのだ。
同じ攻守のモンスターは割愛するが出しやすいレベル7モンスターは「巌征竜-レドックス」「地獄大百足」「霧の王」、聖刻から出すレベル7ドラゴンが挙げられる。
また「ガガガマジシャン」「サイキック・ビースト」「幻獣機 テザーウルフ」はレベル変動で7になる。
「アーカナイト・マジシャン」は効果を使用するとステータスが下がるのでそれを利用するのもいいだろう。
このように「ナナナ」は一見完全下位互換に見えるカードでも実はそうではないということが証明できるカードだと言えるだろう。
8スレ目 827 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。@転載禁止:2014/04/22(火) 07:05:06.61 ID:k00xMyyB0
モンスターの攻撃力や守備力を強化するカードは長い遊戯王OCGの歴史の中で多数登場してきた。
そのようなカードをおおまかに大別すると、主に以下の3通りのパターンがある。
1つは装備カードや永続カードもしくは残存効果で強化し続けるもの(《団結の力》、《一族の結束》など)、
2つ目にスペルスピード2でコンバットトリックできるもの(《オネスト》、《リミッター解除》など)、
そして3つ目に通常魔法などスペルスピード1で1ターンのみ強化するもの(《一騎加勢》、《破天荒な風》など)である。
中には複合型の《鎖付きブーメラン》なども存在する。
アドを取るためにバトルが必要であるパンプアップは軽視されがちだが、強力なものは確かに我々の印象に残っている。
しかし、上記分類の3つ目のカードは性質上、大抵需要が小さい。
たった1ターン、1体のみを自ターンのみ強化するのなら、強化して戦闘で倒すよりも除去カードを使った方が早い。
複数ターン強化できるものは装備や永続が多く《サイクロン》に弱いという弱点はあるが、たった1ターンであれば問題ない場合も多い。
そのためここに分類されるカードは対象が自由なものだけ見ても、《一騎加勢》でデメリットもなしに1500もパンプアップできるほどに上昇地が高く作られやすい。
ここまでを踏まえて表題のカード、《ナナナ》を見てみよう。
このカードは3つ目の分類に属し、自ターンのみなのに攻撃力とともに守備力も上げられる(低価値な)珍しい効果をもつが、上昇する攻撃力は《一騎加勢》の半分以下である。
更には攻守の上昇値、持続ターン数で見ても《破天荒な風》の下位互換である。
加えてこのカードをもっともクズカードたらしめているのはその発動条件である。
上に挙げた上位互換カードですら対象はほぼ自由で、しかも比較的場に出しづらいレベル・ランク7にしか使えない。
プロモカードであるため希少ではあるが、皮肉にもそれ故に非常に使いづらい効果にされている。
以上のように採用優先度の非常に低い《ナナナ》ではあるが、ここからはその意外で超強力な運用方法を皆さんに紹介していきたい。
(上昇値の独特さを用いた《星に願いを》とのコンボもあるが、今回は別の運用を知ってもらいたい。)
このカードは特定のカードのメタカードとしての使用、もしくは特定のカードとのコンボでの使用が可能なのである。
まずこのカードのメタ性能についてである。
こちらの場に
《ダイナレスラー・パンクラトプス》を立てて《
プレゼント交換》で《ナナナ》を送り付けよう。
そして相手が同じく《ダイナレスラー・パンクラトプス》を握っていて、この使い道の少ないカードを受け取った場合、どうプレイするだろうか?
これは非常に単純で、《ダイナレスラー・パンクラトプス》をSSし、このカードでパンプするだろう。
そうすればこちらは自分の《ダイナレスラー・パンクラトプス》をリリースして効果を使わざるを得ず、相手はそこで自分のをチェーンすれば役割を果たすからである。
言い換えると、使い道の少ないカードをお膳立てしてやることで、相手のプレイングを自然と操作することができる。
そしていざその場面になったら、攻撃宣言まで待って、ダメステに《
収縮》などを発動して返り討ちにすればいい(もし《一騎加勢》なら返り討ちにできないところである)。
そのときになって初めて相手は自身が操られていたことに気づき、激しく動揺し強い屈辱を感じるだろう。
だが時すでに遅し、ゲームのテンポは完全にこちらに流れてくる。
このように、流行りの《ダイナレスラー・パンクラトプス》を、《ナナナ》特有の発動条件を逆手にとって簡単に対策出来る。
次にコンボであるが、まずコンボの下準備として、このカードをコストで捨てるなどして相手に見せよう。
そこで相手の立場になって考えてみると、このカードの発動条件からこちらのデッキにレベル7が多数投入されていると相手が判断するのは当然である。
そうして発動するのが
《名推理》である。
言うまでもなく、相手は「7」を宣言するであろう。
そう、このカードは「あえてレベル7の入っていないデッキに採用することで、《名推理》を必ず成功させるカード」なのである。
この運用方法の応用として《
エクストラゲート》を《
プレゼント交換》などで送り付けるなどもある。
アニメカードであることを知っている相手ならばこちらが
【オッドアイズ】であると予想し、
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》を狙って「7」を宣言し、まんまと手札を失うのである。
こういった相手の心理の隙をついた戦法を繰り返し、相手を疑心暗鬼に陥れたら勝利は目前である。
疲弊した相手がうっかり《下降潮流》や《波動竜フォノン・ドラゴン》で「7」を宣言すれば即座にジャッジキルである。
加えて、相手がもし「7」を“しち”などと発音しようものなら、「“なな”な?」と訂正ついでにクソ寒いシャレをかましてやればいい。
相手は憤りのあまり冷静な判断力を失い、そのままサレンダーするだろう。
これでこのカードの強力さはお分かり頂けただろう。
今後もし征竜が規制解除されれば、相性のいい《ダイナレスラー・パンクラトプス》も同時採用され、このカードで対策出来る。
また征竜ミラーになる機会が増えれば、同名モンスターを倒すためにパンプしつつ、
《No.11 ビッグ・アイ》で奪われても相手ターンにはパンプが終わっているこのカードは、手札にきてそのまま使用することも視野に入ってくるほど相性がいい。
今ですら高価なこのカードが有用なカードであると知れたら高騰は必須である。
多少出費がかさむとしても、未来への投資のために今のうちにできる限り集めておくことをお勧めする。
14スレ目 856名も無き決闘者 (ワッチョイ ffc3-8elY)2018/08/03(金) 10:42:50.41ID:Ay/wf/m/0
- プレゼント交換用に小ネタを仕込む、粋だね
パンクラでメイン7が普通に出るのも追い風か
- 出来ることがすくないからこそ出来ることがある
いい評価
最終更新:2018年11月17日 12:08