斜面上のばねと小球
東北大学'09入試問題より。斜面上に固定されたばね振子と小球の運動。
【問題】
傾角

の斜面上にばね定数

の軽いばねが固定され,上端に質量

の小球Aがつながれている。小球Aに接して同じ質量の小球Bを乗せるとばねは自然長から

だけ縮んでつりあった。さらにばねを

だけ縮めて放した後のA,Bの運動を考える。重力加速度の大きさを

とし,摩擦や抵抗は無視できるものとする。

が十分大きいとき,ばねの自然長においてA,Bは離れて,やがてまた出会うことになる。
(1) ばねの自然長におけるAおよびBの速さ

を

を用いて表せ。
(2) 下図は,A,Bが離れたのと同じ位置(ばねの自然長)で再び衝突する場合のAの水平方向の位置変化を示している。このような運動が実現するための最初の縮み

を,

を用いて表せ。
Algodooによる(2)の実現は,初期条件の調整が非常にクリティカルで,試行錯誤でどうにかそれに近い設定ができた。その設定状態でのシーンを提供する。
Alogodoo シーン
最終更新:2009年12月02日 09:24