弱い結合によるモード間のうなり
弱い結合をもった2つの振動子の,規準振動(モード)の重ね合わせによって生じるうなりの解析。バークレー物理学コース「波動」より。
【問題】
一端を固定してつるした長さ

の軽い2本の糸に,質量

の質点をそれぞれつけて両者をばね定数

のゆるいばねで連結した。ばねの自然長で,糸は平行になっているものとする。
(1) 2質点の運動方程式をつくり,規準座標の運動方程式に書き換えよ。ただし,質点の変位

は糸の長さ

に対して十分小さいものとせよ。
(2) 2つの規準振動の振幅をともに

,初期位相をともに0とする重ね合わせが実現する初期条件を求め,このときに生じる「うなり」がわかるように,2質点の変位

を書け。
最終更新:2010年03月15日 10:55