【解答】おわんとおはしの問題
(1)
(2)への発展のために,力のつりあいからでなく,位置エネルギーを最小とする位置を求める。
棒と半球の接点を原点に,水平方向に

軸,鉛直下方に

軸をとる。棒の重心の座標・速度成分は,水平方向からの角度

として
速さを

として,
運動エネルギー,位置エネルギーは,
となる。

において,これがゼロになるから,
を得る。
(2)
ラグランジアンから運動方程式を導出して近似してもよいが,より簡明と思われるエネルギー保存を用いる。
エネルギーは,
最大運動エネルギー=初期位置とつりあい位置の位置エネルギー差
であるから,
右辺を

について展開すると,つりあい条件から

の1次項は消えるので,2次項まで残して近似する。
単振動における一般式
と比較して,
となり,
より周期を得る。
最終更新:2010年08月25日 09:42